軽蔑 (映画)

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軽蔑
Le Mépris
ロケ地・カプリ島
監督 ジャン=リュック・ゴダール
製作総指揮 ジョルジュ・ド・ボールガール
カルロ・ポンティ
ジョゼフ・E・レヴィーン
製作 ローマ・パリ・フィルム
レ・フィルム・コンコルディア
コンパニア・チネマトグラフィカ・カンピオン
脚本 ジャン=リュック・ゴダール
原作
アルベルト・モラヴィア
出演者 ブリジット・バルドー
ミシェル・ピコリ
ジャック・パランス
ジョルジア・モル
フリッツ・ラング
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
ピエロ・ピッチオーニ イタリア・スペイン版
撮影監督 ラウール・クタール
編集 アニエス・ギュモ
配給 フランスの旗 マルソー=コシノール
日本の旗 ヘラルド
公開 イタリアの旗 1963年10月29日
フランスの旗 1963年12月20日
フィンランドの旗 1964年3月27日
日本の旗 1964年11月22日
アメリカ合衆国の旗 1964年12月18日
西ドイツの旗 1965年1月22日
スウェーデンの旗 1966年12月17日
上映時間 102分
製作国 フランス / イタリア
言語 フランスの旗 フランス語
イギリスの旗 英語
ドイツの旗 ドイツ語
イタリアの旗 イタリア語
制作費 90万米ドル
allcinema
キネマ旬報
IMDb
  

軽蔑』(けいべつ、Le Mépris)は、1963年(昭和38年)製作・公開、ジャン=リュック・ゴダール監督によるフランスイタリア合作の長篇劇映画である。

目次

[編集] 概要

ゴダールの長篇劇映画第6作である。アルベルト・モラヴィアの同名小説を原作に、当時、2年前に結婚したばかりの妻アンナ・カリーナとの愛の問題に苦悩したゴダールが、自己を投影し、愛の不可能性を描いた[1]。当時の日本同様、斜陽化著しいヨーロッパの映画産業での映画づくりを描き、ハリウッド一辺倒の世界への不安も描かれている[1]。ドイツのサイレント映画の巨匠で、戦後アメリカのB級映画作家となったフリッツ・ラングが本人役で出演し、愛の問題にも映画産業の問題にも的確な言説を吐いている[1]

本作は、1963年(昭和38年)4月 - 同年5月、イタリア南部・カンパニア州ナポリ県にあるカプリ島、およびラツィオ州にあるローマ市内のイタリア国立撮影所チネチッタでロケーション撮影が行われた。

アメリカ人プロデューサーとの撮影が頓挫するフリッツ・ラングは、劇中で映画『オデュッセイア』を撮ろうとしているが、現実世界のラングは、1960年の『怪人マブゼ博士』以降の監督作はなく、同作が遺作になっている。ゴダールがラングの助監督として本作に登場している。

本作は、フランスより先にイタリアで公開されたが、イタリア版では、ジョルジュ・ドルリューの音楽が、ピエロ・ピッチオーニの軽快なジャズに差し替えられて公開された。

[編集] スタッフ

[編集] キャスト

ノンクレジット アルファベット順
  • ラウール・クタール (撮影監督役)
  • ジャン=リュック・ゴダール (ラング氏の助監督役)
  • リンダ・ベラス (シレン役)

[編集] ストーリー


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


チネチッタエントランス

女優カミーユ・ジャヴァル(ブリジット・バルドー)と脚本家のポール・ジャヴァル(ミシェル・ピッコリ)は夫婦である。夜、ふたりのアパルトマンのベッドルームでの会話は無意味、でもそれは夫婦らしいものであった。

翌朝、ポールはアメリカから来た映画プロデューサー、ジェレミー・プロコシュ(ジャック・パランス)と会った。ジェレミーはフリッツ・ラング(本人)が現在撮影中の映画『オデュッセイア』があまりにも難解であるとし、この脚本のリライトをポールに発注してきた。昼になって、カミーユが現れ、夫妻はジェレミーに自宅に誘われた。自宅でジェレミーは、カミーユをカプリ島でのロケーション撮影に来ないかと言う。それは夫が決めること、とカミーユは答えた。

アパルトマンに帰った後のポールとカミーユは、なぜかしっくりこない。夜、ふたりは別々の部屋で寝ることになる。ジェレミーから再び、カミーユへのロケのオファーの電話があった。ポールはポールで、本人次第だと答えてしまう。電話の後で激したカミーユは、ポールを軽蔑すると言い放つ。ジェレミーの誘いで映画館に行った後、カミーユはオファーを承諾した。

カプリ島。ここにはジェレミーの別荘がある。撮影現場でラング監督とはやはりうまくいかないジェレミーは、カミーユに、別荘へ戻ろうと言う。カミーユはポールを一瞥するが、ポールは、カミーユがジェレミーと別荘に帰ることを軽く承諾した。ポールは、それよりも、ラング監督との映画『オデュッセイア』の問題について議論をつづけたいのだ。

遅れて別荘に着いたポールは、カミーユに、あの日ポールに言い放った「軽蔑」ということばの真意を問いただす。答えはなかった。

翌朝、ポールに手紙が届く。そのカミーユからの手紙には、ジェレミーとローマへ発つと書かれていた。おなじころ、ハイウェイで派手な衝突事故が起きていた。大型車にぶつかり大破したスポーツカーには、血まみれの男女の死体があった。ジェレミーとカミーユの変わり果てた姿であった。

[編集] 関連事項

[編集] 関連書籍

池澤夏樹個人編集 世界文学全集 2-3『マイトレイ/軽蔑』所収、河出書房新社2009年5月8日 ISBN 4309709559

[編集]

  1. ^ allcinemaサイト内の記事「軽蔑」の記述を参照。

[編集] 外部リンク

ウィキクォート
ウィキクォート軽蔑 (フランス語)に関する引用句集があります。

最終更新 2009年8月8日 (土) 09:43 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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