近鉄道明寺線

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近鉄道明寺線
大和川の鉄橋を渡る6432系
大和川の鉄橋を渡る6432系
路線総延長 2.2 km
軌間 1,067 mm
電圧 1500 V (直流)
最高速度 65 km/h
STR
南大阪線
BHF
0.0 道明寺駅
ABZlf
南大阪線
eBHF
大和橋駅 -1924
WBRÜCKE
大和川
STRlg ÜWo+r STR
JR西関西本線大和路線
BHF STR BHF
1.6 柏原南口駅 /左:安堂駅
STR eKRW+xl
exKRWrf + STR
exKRWrf + STR
exKRWrf
BHF
BHF + HUB84
BHF + HUB84
BHF
KBHFe + HUB82
KBHFe + HUB82
KBHFe
2.2 柏原駅 /左端:堅下駅
STR
大阪線
柏原南口方より大和川橋梁を望む
柏原南口に停車中の道明寺行

道明寺線(どうみょうじせん)は、大阪府藤井寺市道明寺駅から大阪府柏原市柏原駅までを結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の鉄道路線

南大阪線との接続駅である道明寺駅から分岐して大和川を渡り、JR関西本線大和路線)との接続駅である柏原駅へと至る。

道明寺線ではPiTaPaICOCAJスルーカードが使用できるが、スルッとKANSAI対応カードは乗車前に券売機で乗車券に引き換えての乗車となる。中間駅の柏原南口駅に自動改札機を設置していないことと、柏原駅はJRの管理駅であるため、スルッとKANSAI対応カードが自動改札機で利用ができないためである。なお柏原南口駅では、自動精算機の精算でスルッとKANSAI対応カードの使用ができる。

目次

[編集] 路線データ

  • 路線距離(営業キロ):2.2km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:3駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:なし(全線単線)
  • 電化区間:全線電化(直流1500V)
  • 閉塞方式:自動閉塞式

全線、大阪輸送統括部(旧天王寺営業局)の管轄である。

[編集] 運行形態

全線単線で、行き違い施設のある駅はなく、終日1編成のみで運転されている。

毎時3本(ラッシュ時は4本)で、全列車が道明寺駅 - 柏原駅間折り返し普通列車のみの運転で他線との直通列車はない。運転区間2.2km は2009年(平成21年)3月20日の時点で近鉄の営業列車(鋼索線を除く)で最も短い。2009年(平成21年)3月20日改正ダイヤでは、平日ダイヤで1日64往復、土休日ダイヤで1日63往復の運転となっている。終日ワンマン運転を行っているが、柏原南口駅が早朝と夕方以降は無人化されたこととや、柏原駅を介してJR線から乗り越す旅客の精算対応のため、改札業務を行う旅客専務車掌が乗務することがある。

支線ではあるが大和川を挟み柏原市と羽曳野市・藤井寺市方面を直接結ぶ唯一の路線であり、通勤・通学における重要な足となっている。また富田林市河内長野市方面へのショートカットコースになるため、毎年8月1日の教祖祭PL花火芸術(PL花火大会)開催時には臨時列車が運転され、それでも2両編成の車内が混雑する。当日は昼間時間帯以降の列車はワンマン運転を行わない。

大晦日から元旦にかけての終夜運転は道明寺線でも実施されている。ここ最近ではおおむね20分間隔で運転されているが、2009年12月31日から2010年(平成22年)1月1日にかけての終夜運転では南大阪線系統全体で減便される予定で、道明寺線でも30分間隔に減便される予定である[1]

[編集] 沿線風景

道明寺駅では、島式ホームの1番線から発車する。同駅を発車した列車は、すぐに府道堺大和高田線を潜り、しばらく左手に広がる住宅街を見ながら石川に沿って堤防下を走る。左にカーブして大和川を渡ると柏原南口駅。同駅を出て再び左にカーブし右手に関西本線大和路線)が並走してくると、すぐに柏原駅に到着する。

[編集] 車両

  • 6601形1975年まで使用
  • 6411系(初代6800系):1983年まで使用
  • 6800系:1983年から1990年代初頭まで使用
  • 6600系1983年から1999年まで使用、ワンマン運転非対応のため1999年のワンマン運転開始と同時に道明寺線の運用から退く
  • 6400系1986年から使用、1999年からはワンマン運転対応の車両(6432系)を充当

2002年(平成14年)から南大阪線系統でシリーズ216820系)が営業運転を開始しているが、6820系はワンマン対応ではないために道明寺線では運用されない。

[編集] 歴史

近鉄の路線の中では最も歴史が古い。河陽鉄道大阪南河内を結ぶためや高野山参詣客を当て込んで、柏原駅 - 古市駅間を1898年(明治31年)に開業させたのが始まりである。しかし翌年には経営破綻し、路線を引き継いだ河南鉄道によって河内長野駅まで延伸された。河陽鉄道・河南鉄道時代、毎年3月の道明寺天満宮菜種御供大祭の時期には大阪鉄道(関西本線の前身で後の関西鉄道。河南鉄道が改称した大阪鉄道とは別)湊町駅(現JR難波駅)から道明寺駅まで臨時直通列車が運行された。開業時は本線格の路線だったが、現在の南大阪線が1929年に全通すると支線となった。

  • 1898年(明治31年)3月24日:河陽鉄道が柏原駅 - 道明寺駅間を開業。
  • 1899年(明治32年)5月10日:河南鉄道が河陽鉄道の路線を継承。
  • 1911年(明治44年)11月12日:大和橋駅開業。
  • 1919年(大正8年)3月8日:河南鉄道が大阪鉄道に社名変更。
  • 1924年(大正13年)6月1日:全区間が電化。柏原南口駅開業。大和橋駅廃止。
  • 1943年(昭和18年)2月1日:関西急行鉄道が大阪鉄道を合併。
  • 1944年(昭和19年)6月1日:関西急行鉄道が近畿日本鉄道に社名変更。
  • 1968年(昭和43年)9月26日ATS使用開始。
  • 1999年(平成11年)3月16日:ワンマン運転開始。
  • 1999年(平成11年)6月27日:前日の大雨による大和川増水の影響で大和川橋梁上の線路故障が発生、始発から全区間で全面運休。この間、柏原駅 - 土師ノ里駅・古市駅間で代行バスを運行。7月7日復旧。
  • 2001年(平成13年)10月14日:各駅でJスルーカードの取り扱い開始。
  • 2007年(平成19年)4月1日:各駅でPiTaPaICOCAの取り扱い開始。
  • 2009年(平成21年)3月1日:Jスルーカードの自動改札機・のりこし精算機での取り扱いを終了[2]

[編集] 駅一覧

  • 全駅大阪府に所在。
  • 全列車普通列車。
  • ※:大阪線堅下駅・安堂駅とは徒歩連絡。大阪線との普通運賃通算制度はないが、定期運賃は通算で計算する特例がある。
駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線 所在地
道明寺駅 - 0.0 近畿日本鉄道:南大阪線 藤井寺市
柏原南口駅 1.6 1.6 近畿日本鉄道:大阪線安堂駅)※ 柏原市
柏原駅 0.6 2.2 西日本旅客鉄道:関西本線大和路線
近畿日本鉄道:大阪線(堅下駅)※

[編集] かつて存在した駅

  • 大和橋駅(道明寺駅 - 柏原南口駅間、1911年11月12日開業、1924年6月1日廃止) - 大和川南岸に位置。柏原南口駅開業に伴い廃止。

[編集] 脚注

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  1. ^ 年末年始ダイヤのご案内(大阪)PDF - 近畿日本鉄道、2009年11月10日
  2. ^ Jスルーカードの利用終了についてPDF - 近畿日本鉄道 2008年12月2日

[編集] 参考文献

  • 柏原市史編纂委員会(編) 『柏原市史』第三巻 本編 (II)、柏原市役所、1972年、pp. 249-252, 278-279。
  • 徳田耕一(編著) 『まるごと近鉄ぶらり沿線の旅』 河出書房新社、2005年。ISBN 4309224393
  • 諸河久・山辺誠(編著) 『日本の私鉄 近鉄2』 保育社、1998年。ISBN 4586509058
  • 近畿日本鉄道(編著) 『近鉄時刻表』各号、近畿日本鉄道。
  • 電気車研究会(編)「特集:近畿日本鉄道」、『鉄道ピクトリアル』2003年1月号臨時増刊号、2003年。
  • 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳』8号 関西1、新潮社、2008年。ISBN 9784107900265

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月14日 (土) 19:43 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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