道の島交通

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せとうち海の駅に停車するバス(古仁屋線、2009年7月)

道の島交通(みちのしまこうつう)は、鹿児島県奄美市に本拠地を置くバス事業者である。

目次

[編集] 事業所

本社営業所(名瀬伊津部町9、2009年7月)

[編集] 概説

奄美大島内を走る路線バスの運行を行なうほか、貸切バス事業も行なっている。

[編集] 沿革

1941年に岩崎自動車商会として創業。社名は社長の姓からつけられた。1990年頃に社名を「岩崎バス」と改める。

[編集] 廃止代替バス問題

2004年3月に、奄美交通が親会社の方針に沿って島内の合計39系統を廃止すると国に届け出たのを受け、沿線自治体では同年7月、奄美交通の路線バス廃止後に代替バスを運行する方針を決め、運行は岩崎バスに委託されることになった。ところが、直前になって奄美交通が一部の路線について廃止を撤回したため、岩崎バスが受託した代替バスと奄美交通のうち10数路線が競合するという事態に陥った。

もともと利用者が少ないために廃止対象となった路線で2社が競合することになったため、路線収支は大変厳しいものとなり、特に競合路線は全て赤字という状態になった[1]。その後もしばらく競合が続いたが、自治体とバス事業者の協議が行われ、2006年10月からは路線再編成が行われ、競合状態は解消された[2]

[編集] 道の島交通へ

2004年12月に社名を現社名に変更した。奄美諸島が鹿児島と沖縄を結ぶ道との意味で薩摩藩が名付け、江戸時代を通じて公的に使用していた名称で、現在の「島民に愛着が持てる名称」として採用された。これは、同じ奄美大島を走る奄美交通の親会社で、やはり経営者の姓を冠した「いわさきグループ」との混同を避けるためともされている[3]。同時に、地元経済団体からも役員を受け入れた。

社名変更後、道の島交通ではバス利用促進のための施策を打ち出している。

2007年から奄美交通と競合路線につき協議がもたれていたが、2008年3月に2008年5月をめどに奄美交通側の事業を道の島側が受け入れる形で統合することが合意に達した[4]

そして2008年6月18日に国土交通省九州運輸局より事業譲渡の認可を受け、同年6月21日付けで奄美交通より残る各路線を完全譲渡して一本化すると共に、両者との競合部分の廃止と同時に車両及び奄美交通の従業員の大半を受け入れた。[5]

[編集] 各種施策

2005年4月3日より、通学定期券で旧名瀬市中心部の指定地域を自由に利用できる「通学定期フリーエリア」を設定した。1ヶ月定期券の運賃が7200円以上となる区間が対象となる。バス通学生の活動を支援すると同時に、名瀬市内の商店街活性化も視野に入れている[6]

2005年10月1日からエコ定期券制度を導入した。これは土休日と旧盆・年末年始の時期に限り、定期券所持者と同行する家族の運賃を全ての区間において大人100円(小児50円)とするものであるが、同社の施策では地域通貨「奄美エコマネー」も利用可能となっている点が特徴[7]

[編集] 主な路線

  • 名瀬-龍郷-安木屋場-秋名
  • 名瀬-芦花部-秋名-安木屋場
  • 名瀬-住用-宇検
  • 空港-名瀬
  • 名瀬-龍郷-笠利
  • 名瀬-住用-古仁屋
  • 名瀬-大和
  • その他市内路線(旧名瀬市内)

[編集] 車両

いすゞ車を中心に、日野が少数導入されている。また、2004年の廃止代替バス運行に際しては、日産・シビリアンを導入している。

[編集] 脚注

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  1. ^ 奄美大島の2社競合路線はすべて赤字南海日日新聞2005年6月16日付)より。
  2. ^ 奄美大島のバス路線、競合解消へ(南海日日新聞2006年9月24日付)より。
  3. ^ 岩崎バスの新社名は「道の島交通」(南海日日新聞2005年1月15日付)より。
  4. ^ 南日本新聞2008年3月12日南海日日新聞2008年3月12日
  5. ^ 南日本新聞2008年6月20日
  6. ^ 道の島交通が通学定期フリーエリアを設定(南海日日新聞2005年4月4日付)より。
  7. ^ 道の島交通がエコ定期券を奄美で初導入(南海日日新聞2005年9月24日付)より。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月15日 (日) 04:08 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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