都立高等学校

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都立高等学校(とりつこうとうがっこう)は、


目次

[編集] 概況

東京都教育委員会(以下、「都教委」)が管轄する。数は205校(2007年7月時点)。

改革に先駆的に取り組むことが多く、他の公立高校へ与える影響が大きい(例えば奉仕活動について、2007年度から授業計画に組み込まれている[1]。同じ時点で国は、教育再生会議で検討している段階)。

[編集] 統計

以下の数値は、特に断り書きがない限り2005年度(平成17年度)のものである。

  • 卒業者数 … 42,492人 (参考:全国の高等学校卒業者数は1,202,738人)
    • うち、大学等進学者数 … 18,272人 (参考:全国の進学者数は568,336人)
      • 進学率 … 43.0%(参考:全国の進学率は47.3%)

出典:『学校基本調査』(文部科学省)。東京都の値は、都教委公表の値による。

[編集] 旧制府立中学からの伝統と凋落

都立高校の中でも、東京府立の旧制中学、特にナンバースクールを母体とする高校(都立日比谷高校:旧制府立一中、都立西高校:旧制府立十中、都立戸山高校:旧制府立四中、都立新宿高校:旧制府立六中など)は、1950年代から60年代にかけ東京大学慶應義塾大学早稲田大学などに多くの卒業生を送り出しており、その数は私立高校よりも多かった[2]

ところが、1965年の年末に進学指導を禁止する小尾通達が出され時を同じくして、1967年から小尾乕雄教育長のもと都立高校入試で学区合同選抜制度に代わって学校群制度が導入することが決まり状況は変わる。学校群制度は学校間の学力平均化を目指したものであると言われているが、小尾自身は当時の雑誌の寄稿の中で「有名校病を打たなければならない。」等と記しており、当時すでに都市部では進行していた学歴社会へのアンチテーゼも背景にあったと見られる。結果、都立の進学校は凋落し、代わりに国立・私立高校の台頭を招いた。多くの私立進学校では中学入学段階で入試を行っており、また、一般に私立校の学費が、公立校に比して高額であることから、有名大学入学のための受験競争の低年齢化と受験準備費用の高騰、特定社会階層と高学歴との間の結合・固定化などの事態を招き、当初の目的と相反する結果となった。また、各高校に設置されていた補習科の廃止により浪人生への指導等も禁止されたため、高い授業料を払って予備校に通わなければならなくなった[2]

こうした状況を踏まえ、1982年に東京都における学校群制度は廃止され、かつての学区合同選抜制度に類似したグループ合同選抜制度が導入された。さらに1994年には各校ごとの単独選抜に移行した。

[編集] 都立高等学校改革

2001年以降、石原慎太郎東京都知事により、「都立復権」をスローガンに都立高等学校改革が実施されている。「小尾通達」で停止されていた進学指導を正式に打ち出し、学区の撤廃、自校作成問題の導入に代表される入試制度改革、進学指導重点校進学指導特別推進校進学指導推進校の指定がされた。これらの改革が功を奏し、都立高等学校の東大現役合格者数を始めとする進学実績は上昇傾向にあり、2007年度には独自入試や45分7時間制の導入などの改革を進め「都立復権」の象徴とも言われる日比谷高校[3]が東京大学に28名の合格者を輩出するなどして話題となった。また都立高校の再編も急速に進み石原都知事の「下から順番に潰していく。」という方針とともに既存の都立高校統廃合計画が更に加速され各地区の中堅~底辺校の多くが統廃合された。また職業科や定時制課程は大多数が廃止または普通科への統合、総合科への発展により事実上の歴史的役割を終える事になった。

[編集] 都立の星

スポーツにおいて、それぞれの種目で全国大会で上位を狙える私立学校を多く抱える東京では、公立高等学校である都立高等学校が全国大会に出場できる、又は出場の可能性が出てくると「都立の星」と報道される場合がある。

[編集] 硬式野球

全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)東京大会、東西東京大会における都立高等学校の戦績 [1]


  • 城東東東京) - 優勝(81回、83回)、ベスト8(75回、89回)
  • 雪谷(東東京) - 優勝(85回)、準優勝(91回)、ベスト4(77回)、ベスト8(73回、82回)
  • 国立西東京) - 優勝(62回)、ベスト4(31回、86回)、ベスト8(57回、64回)
  • 東大和(西東京) - 準優勝(60回、67回)、ベスト8(57回、58回、61回、64回)
  • 日比谷(東東京) - 準優勝(28回)、ベスト4(27回、29回)、ベスト8(76回)
  • 小山台(東東京) - 準優勝(31回)、ベスト8(91回)
  • 四商(西東京) - ベスト4(56回、77回)、ベスト8(80回)
  • 小金井工(西東京) - ベスト4(60回、61回)
  • 小平(西東京) - ベスト4(87回、91回)
  • 立川(西東京) - ベスト4(28回)、ベスト8(60回、77回)
  • 世田谷工(東東京) - ベスト4(56回西東京)、ベスト8(60回西東京、86回)
  • 足立新田(東東京) - ベスト4(88回)、ベスト8(89回、90回)
  • 八王子工(西東京) - ベスト4(43回)、ベスト8(67回)
  • 南野(西東京) - ベスト4(69回)、ベスト8(72回)
  • 昭和(西東京) ー ベスト4(86回)、ベスト8(89回)
  • 化学工(東東京) - ベスト4(25回)
  • 五商(西東京) - ベスト4(44回)
  • 墨田工業(東東京)- ベスト4(58回)
  • 忠生(西東京) - ベスト4(63回)
  • 日野(西東京) - ベスト4(91回)
  • 高島(東東京) - ベスト8(63回、69回、76回)
  • 国分寺(西東京) - ベスト8(72回、81回、84回)
  • 大泉(西東京) - ベスト8(77回、79回)
  • 日野台(西東京) - ベスト8(84回、87回)
  • 狛江(西東京) - ベスト8(84回、91回)
  • 戸山(東東京) - ベスト8(56回)
  • 新宿(東東京) - ベスト8(61回)
  • 片倉(西東京) - ベスト8(63回)
  • 富士森(西東京) - ベスト8(64回)
  • 足立西(東東京) - ベスト8(68回)
  • 武蔵村山東(西東京) - ベスト8(68回)
  • 砂川(西東京) - ベスト8(70回)
  • 千歳丘(東東京) - ベスト8(71回西東京)
  • 大島(東東京) - ベスト8(79回)
  • 八王子北(西東京) - ベスト8(85回)
  • 保谷(西東京) - ベスト8(87回)
  • 富士(西東京) - ベスト8(89回)
  • 小平南(西東京) - ベスト8(89回)
  • 総合工科(東東京) - ベスト8(91回)

[編集] サッカー

全国高等学校サッカー選手権大会及びその前身大会(全国中等学校蹴球選手権大会等)出場経験のある都立高等学校

[編集] ラグビー

全国高等学校ラグビーフットボール大会出場経験のある都立高等学校

[編集] 駅伝

全国高等学校駅伝競走大会出場経験のある都立高等学校

  • 立川 - 1950年度第一回出場校

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

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  1. ^ 『平成19年度都立高等学校における教科「奉仕」の授業計画について』
  2. ^ 『帰らぬ日遠い昔』(林望)1992年 講談社
  3. ^ 2007年6月30日号 週刊東洋経済『広がる「公立の逆襲」』

最終更新 2009年8月14日 (金) 13:46 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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