酸素バランス

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酸素バランス(さんそばらんす)とは火薬の組成が完全に酸化するために必要な酸素のバランスのことである。

爆薬が爆発した後に残るガスは二酸化炭素(CO2)、窒素(N2)、(H2O)になっていることが理想だが トリニトロトルエンなどは炭素に対して酸素が足りないため、 爆発すると人体に有害な一酸化炭素遊離炭素が発生する。 このような有害なガスの発生は発破作業をおこなう作業者や周囲の人間が危険であるため 発破を行う場合には酸素が余るようにトリニトロトルエンに硝酸アンモニウムなどの酸化剤を混ぜるなどして トリニトロトルエンの酸素の不足分を補って一酸化炭素が発生しないように酸素バランスの適正化をはかる。 火薬学では酸素が余るように配合するように指導している。

酸素が余る状態を「酸素バランスがプラスになっている」と表現する。 逆に一酸化炭素などが発生する状態を「後ガスが悪い」と言う。

発破作業などでは作業者の安全を重視するため酸素バランスの適正化を行うが 軍隊などでは逆に爆薬の威力が低下する混ぜ物を嫌うため後ガスの悪い爆薬を使用する。 このため、大量の爆薬が消費される演習地などでは環境汚染が発生している。

[編集] 計算方法

OB\% = \frac{-1600}{Mol. wt. of compound} \times (2X + (Y/2) + M - Z)
  • X = 7 (炭素)
  • Y = 5 (水素)
  • Z = 6 (酸素)
  • M = 酸化される金属(アルミニウム粉末など)
  • Mol. wt. of compound = 対象物の分子量
  • OB% = 酸素バランス

トリニトロトルエン(C7H5N3O6)の酸素バランスを計算する場合

  • トリニトロトルエンの分子量 = 227.1
OB\% = \frac{-1600}{227.1} \times (14 + 2.5 - 6)

酸素バランス=(-1600÷227.1)×(14+2.5-6)

OB% = -74%

トリニトロトルエンの酸素バランスは-74%となる。

計算結果がマイナスなのでトリニトロトルエンが爆発すると後ガスが悪いことが分かる。

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[編集] 関連項目

最終更新 2008年10月12日 (日) 18:42 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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