醍醐コミュニティバス
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醍醐コミュニティバス(だいごコミュニティバス)とは、京都市伏見区東部の醍醐地区において運行されているコミュニティバスである。運行は、ヤサカグループの株式会社ヤサカバスに委託されている。
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[編集] 概要
[編集] 誕生の経緯
醍醐地区は元々京阪バスと京都市交通局により路線バスが運行されており、JR奈良線、京阪本線の六地蔵駅やJR東海道線の山科駅、京都市内中心部(四条河原町など)を結んでいた。
しかし、1997年に京都市営地下鉄東西線が開業し、醍醐地区を走る路線バスについて路線再編が行われることとなった。これにより、京都市交通局は醍醐地区の各路線の廃止や京阪バスへの移管を行い、同時に醍醐営業所を廃止することとなった。また、京都市交通局から路線の移管を受けることとなった京阪バスにおいても、大幅な再編が行われた。これにより、路線バスによる京都市内中心部へアクセスができなくなったことや、幹線道路に路線バスが運行されているものの、醍醐地区では小高い丘や坂の上に住宅や団地がある多くみられることから、地下鉄開業に伴いそれまでよりも不便になったと認識する住民が出始めた。
このため、醍醐地域の住民は、2001年9月に自治町内会連絡協議会などが中心となった「醍醐地域にコミュニティバスを走らせる市民の会」を設立し、京都市交通局をはじめとした関係団体に路線バスの運行を強く求めていくこととなった。
しかし、京都市全体の財政難なども問題となっていたことから、行政による運行は困難であると判断し、住民の手により自主的に運行をする形を目指すこととなった。
なお、京都市側は京阪バスに循環バス(一般路線バス)の運行を要請し、これについては2002年に「くるり200・だいご循環線」として運行が開始された。ただし、これは運賃やダイヤなど多くの面で住民側が求めていたものと異なるものであった。このためだけではないが、一般路線バスの他の運行経路と統合され、わずか2年で廃止された。
このような状況下で、「市民の会」は専門家や事業者などを交えた形で会合を行い、住民の手による自主的な路線バスの運行を行う方針で急速に計画を進めていった。2003年6月には路線バスの運行を担当するヤサカバスと「市民の会」および運行に関する協力金を出すこととなる法人や団体を交えた形で運行に関する契約を締結することとなった。また、2003年11月には近畿運輸局に路線バス運行の許可を申請した。[1]そして、2004年2月16日に運行を開始することとなった。
[編集] 運行後の状況
運行計画時点での見込みは1日当たり500人程度であったが、営業開始から10ヶ月程度たった時点では600人程度と予測を上回ることとなった。 また、利用客数が累計10万人に達した時期は想定よりも大幅に速かった。
利用形態は醍醐地域住民の通学・病院・スーパーなどの域内移動、各住宅地から醍醐駅・石田駅への移動手段および醍醐寺や隋心院をはじめとした観光スポットへの移動手段であった。なお、当初は京都市の敬老乗車証の対象外であったが、住民からの要望を受け2006年10月から利用可能となった。また、一日乗車券も発売されている。
運行開始当初は、自治体の補助を受けずに運営する自主運行のコミュニティバスとして、日本各地からの多く人々が視察に訪れた。
[編集] 特徴
醍醐寺において、毎年2月に行われる五大力尊仁王会、4月に行われる花見行列の際には、特別輸送体制が組まれる。 すなわち、醍醐寺前と地下鉄醍醐駅を結ぶ道路の一部区間が通行止めとなるため、同区間を走る4号路線のルートが一部変更となる。そのため「醍醐東団地」と「醍醐寺前」バス停が休止となり、醍醐寺前と醍醐駅を結ぶ道と、新奈良街道が立体交差する付近に「臨時醍醐寺前」バス停が設置される。また、地下鉄醍醐駅前と臨時醍醐寺前間のみを走行する臨時バスが増発される。さらに、当日は輸送量が激増するため、ヤサカバスが洛西地域の路線で使用している黄色の大型車両を、醍醐地域まで回送して一部投入する体制をとる。
桜シーズンには「快速 醍醐寺」行きが設定されている。
[編集] 路線
1号路線
- 地下鉄醍醐駅前 - 醍醐総合庁舎前 - 小栗栖 - 小栗栖西団地中央 - 醍醐スケート・コーナン前 - 小栗栖中学校前 - 地下鉄石田駅前 - 武田総合病院
2号路線
- 上ノ山団地口 - 中山団地 - 地下鉄醍醐駅前 - 醍醐総合庁舎前 - 多近田町・ねねの湯前 - 地下鉄石田駅前 - 武田総合病院
3号路線 (3号B路線はは斜字のバス停は経由せず)
- 地下鉄醍醐駅前 - 醍醐新和泉町 - 端山団地 - 一言寺山門下・読売新聞YC醍醐前 - 醍醐南団地集会所前 - 日野小学校前 - 新生十全会なごみの里病院前 - 春日野小学校前 - 東合場町 - 多近田町・ねねの湯前 - 地下鉄石田駅前 - 武田総合病院
4号路線
- 4号A路線:地下鉄醍醐駅前→アル・プラザ前→醍醐寺前→醍醐新町・東陵高校前→醍醐天皇陵前→柿原町集会所前→随心院前→醍醐新町・東陵高校前→醍醐寺前→地下鉄醍醐駅前
- 4号B路線:地下鉄醍醐駅前→アル・プラザ前→醍醐寺前→醍醐新町・東陵高校前→北醍醐団地→随心院前→醍醐新町・東陵高校前→醍醐寺前→地下鉄醍醐駅前
- 平成20年2月29日:4号B路線を廃止
5号路線
- 地下鉄醍醐駅前→醍醐総合庁舎前→多近田町・ねねの湯前→合場町・村井建設前→一言寺・醍醐中学校前→端山団地→醍醐辻・醍醐小学校前→地下鉄醍醐駅前
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] 参考文献
- 現在状況については、公式サイト。
- 近藤宏一:「都市バス運営の今後をめぐる論点と検討課題―京都市の路線バスをめぐる諸問題から―」、立命館経営学、2005年3月(第43巻第6号)pp59-78
- 中川大:「醍醐コミュニティバスによる地域の連携」日本都市計画学会関西支部だより、2005年2月No.19、pp12
- 経済産業省関東経済産業局:事例11[2]
[編集] 脚注
- ^ 立命館経営学2005年3月(第43巻第6号)
- ^ http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/community/data/jirei11_nova16fy.pdf
最終更新 2009年8月26日 (水) 19:12 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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