重力ピエロ
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『重力ピエロ』(じゅうりょくピエロ、A PIERROT)は伊坂幸太郎による日本の小説作品、およびそれを原作とした映画作品。 第129回直木賞候補作品、第57回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作品、第1回本屋大賞ノミネート作品、2004年版このミステリーがすごい!第3位。
映画は、仙台・宮城は2009年4月25日、その他全国は、2009年5月23日に公開[1]。
目次 |
[編集] あらすじ
仙台の街で起こる連続放火事件。放火現場の近くには必ず奇妙なグラフィティアートが描かれていた。過去に辛い記憶を抱える泉水と春の二人の兄弟は、事件に興味を持ち謎解きに乗り出す。グラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎を解き明かしたとき、その先に見えてくるものとは。
[編集] 登場人物
- 泉水(いずみ)
- 本作の語り手。「ジーン・コーポレーション」という遺伝子に関することを取り扱う企業に勤めている。
- 春の持ちかけた放火事件のルールに興味を持ち、謎解きに乗り出すこととなる。
- 春(はる)
- 泉水の弟、二歳違い。4月8日生まれ。
- 市内に描かれたグラフィティアートを消すことを生業としているために、放火事件のルールに逸早く気づいた。
- 母親が連続婦女暴行犯に襲われた際に出来た子供であるため、泉水とは父親が違う。そのため、「性的なるもの」を怨讐に近いほど嫌っている。
- 誕生日がパブロ・ピカソの命日と同じであることから、自身をピカソの生まれ変わりだと称しており、ピカソのことは親しみを込め「ピカッソ」と呼ぶ。ピカソの生まれ変わりを称するだけのことはあり、絵が非常に上手く、小学生の頃には県のコンクールで大賞を貰った程である。
- 伊坂の著書『死神の精度』では、その主人公「千葉」との会話が書かれている
- 父
- 泉水と春の父親。癌を患って入院している。
- 地味で目立たない平凡な公務員だが、泉水は、春を産むかどうかを即座に決断したりするなど、父のことを凄い人間だと思っている。
- 母
- 泉水と春の母親。
- 過去に未成年の若者にレイプをされた過去があり、その際に出来た子が春である。
- 何年か前に体調を崩し、現在は既に亡くなっている。
- モデルだったらしく、美しい女性だったよう。仕事で来た仙台の市役所に、当時勤めていた父に一目惚れし、その後にモデル業を止めた。
- 郷田 順子(ごうだ じゅんこ)
- 「日本文化会館管理団体」という団体の職員である女性。
- 困惑すると、自分の両耳を触る癖がある。
- 仙台市において文化会館の壁への落書きが酷くなったために、グラフィティアートに関わっている春のことを調査している。その正体は、大学時代、春に異様なまでに執着した「夏子さん」である。(当時は「節足動物研究会」という偽のサークルを名乗り春の家へとあがりこむなどしていた。因みに「夏子」という名は本名でなく泉水と父が付けた渾名であり、「春」を追いかけるのは「夏」だから、というのが理由である。)自分が「ストーカー」であることは、自覚しているらしい。
- 黒澤(くろさわ)
- 泉水がある調査を依頼した探偵。伊坂の著書『ラッシュライフ』にも登場している。
- 非常に腕が良く、難しい依頼もわずかな期間で遂行する。本人によれば探偵はあくまで副業とのこと。本業は『ラッシュライフ』同様に泥棒である。
- 葛城(かつらぎ)
- 「ジーン・コーポレーション」に検査を依頼した男。
- 売春斡旋を行っており、過去の様々な悪行を自慢することを楽しみとしている。
[編集] 映画
| 重力ピエロ | |
|---|---|
| 監督 | 森淳一 |
| 製作 | 「重力ピエロ」製作委員会 |
| 脚本 | 相沢友子 |
| 出演者 | 加瀬亮 岡田将生 小日向文世 鈴木京香 |
| 撮影 | 林淳一郎 |
| 配給 | アスミック・エース |
| 公開 | |
| 上映時間 | 119分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
アスミック・エース配給で2009年5月23日に全国劇場公開(なお、宮城県内は2009年4月25日先行公開)。
[編集] キャスト
[編集] スタッフ
- 監督:森淳一
- 企画・脚本:相沢友子
- 原作:『重力ピエロ』伊坂幸太郎(新潮文庫刊)
- プロデューサー:荒木美也子、守屋圭一郎
- 音楽:渡辺善太郎
- 撮影:林淳一郎
- 照明:中村裕樹
- 録音:藤本賢一
- 装飾:山下順弘
- 衣装:長田久美
- 企画・配給:アスミック・エースエンタテインメント
- 製作プロダクション:アスミック・エースエンタテインメント、ROBOT
- 製作委員会メンバー:アスミック・エースエンタテインメント、ROBOT、テレビ朝日、朝日放送、東日本放送、九州朝日放送、Yahoo! JAPAN、河北新報社、住友商事
- 主題歌:『Sometimes』S.R.S
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
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最終更新 2009年12月1日 (火) 23:43 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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