野蚕
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野蚕(やさん)は、家畜化された蚕(家蚕)の対義語で、絹糸を生成する野生の昆虫の総称。クワコ、ヤママユ、ウスタビガなどが知られる。
[編集] 概要
野蚕は品種改良を受けていないために、家蚕と比較して一般的に吐糸能力が低く、一つの繭から得られる絹糸は 500 m 程度である(家蚕では 1,500 m 程度)。このため一般的に産業利用されている絹糸は家蚕により生成された絹糸であるが、野蚕由来の絹糸も希少品として流通している。
1.天蚕(てんさん) ヤママユガの繭で、家蚕のものより光沢があり張度が強い。緑がかった薄茶の繭ができ、野生のものでは繭の色がまちまちである。家蚕の糸より染色しづらい。雌雄により異なるが1つの繭から得られる糸は600 m 前後である。糸は扁平な三角形の断面をもつ。 野生のものは現在使われておらず、市場に出回る山繭糸はすべて人工飼育されている。
2.柞蚕(さくさん) 中国由来のヤママユガの亜種である。天蚕が年に1回繭を作るのに対し、柞蚕は年に2回集繭できる。 薄茶色の繭ができ、飼育下では均一な色の繭をつくることも可能。 国内で飼育されているものは、すべて人工飼育されている。
3.その他。 野蚕には、他にも クスサン、シンジュサン、ヨナグニサン(与那国蚕)などが存在するが、実用化はされていない。
[編集] 関連項目
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