釜トンネル

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釜トンネル(かまトンネル)は長野県松本市安曇中の湯にある上高地への唯一の車道となるトンネル。トンネルの手前で国道158号が西(安房トンネル方面)へカーブしており、釜トンネルは県道24号上高地公園線の一部である。 釜トンネルという名前は、梓川の川底から水蒸気が立ち上る様子が、まるで釜で水が湯だったように見えたことに由来する。

[編集] 歴史

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  • 旧釜トンネルは大正末期から建設工事が行われた。工事はすべて手掘りで行われ、1933年(昭和8年)に完成した。全長約520m。岩肌むき出しの狭く曲がりくねったものであった。
  • 昭和初期までは、冬の間に凍死した登山者の遺体を春から夏の間に松本市側に移送する時までに、トンネル内で保管することもあった。
  • その後、上高地への観光客や登山客が増加し、自動車通行の要請に対応するため、舗装や照明設置、トンネル内補強などの改良工事が近年まで頻繁に行われた。
  • それでも幅員は4.3mしかなく、しかもトンネル内は最大16.5%の勾配や、途中にクランク状の急カーブが存在する難所であった。このため、トンネルは片側交互通行で信号があり、15分ほども待たされることもあった。また、このトンネルを通過するために特別に車高を低く、ホイールベースを短く抑えて発注した『上高地仕様』の大型観光バスが存在した。
  • 1999年(平成11年)9月、釜トンネル付近で大規模な土砂崩れが発生し、両出口に設けられたスノーシェルターが押しつぶされた。上高地は孤立し、観光客などが一時取り残される事態となった。その後土砂が取り除かれ、トンネル内を歩いて通行できるようにした。だが自動車による往来は長期に亘り不可能となった。
  • この事態をきっかけに新トンネルの建設が決まり、2001年2月から建設が始まった。まずは崩壊区間の代替道路として釜上トンネル(全長605m)が2002年8月に完成し、旧トンネルと接続して自動車通行が可能になった。続いて釜上トンネルの先につながる形で旧トンネル全体を迂回するトンネルの建設が行われ、2005年7月に完成、釜上トンネルを含めた全体を釜トンネルと呼ぶことになった。新しい釜トンネルは2車線が確保され、歩道つき、全長1,310m、高さは4.7m。勾配も10.9%に緩和された。片側交互通行からようやく解放され、2階建てバスの通行も可能になった。

[編集] その他

  • マイカー規制により、年間を通じて指定車・許可車以外の一般車両の通行が禁止されている。詳しくは上高地#アクセスの項を参照。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年9月28日 (月) 16:00 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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