鎧
鎧の最新ニュースをまとめて検索!
鎧(よろい)は、戦闘の際に装着者の身体を矢や剣などの武器による攻撃から防護する衣類・武具のこと。重要な臓器のある胴や胸の部分を守るのが主な目的である。人間だけではなく、戦馬や象などの動物を保護するために使われることもあった。
鎧の素材は、革・青銅・鉄と実に様々で、また同じ鉄であっても板金を加工して用いたり鎖状にしたものを用いたりとバリエーションに富む。全身に装着する鎧(鋼材を打ち伸ばして作った鉄板を組み合わせたもの。日本に輸入されたものは南蛮胴と呼ばれる)や、鉄や青銅のリングを幾つも繋いだリングメイルなど(類似のものに鎖帷子など)がある。日本の鎧には、鉄・革・木などの小板を紐で繋げた物がある。
南洋では鮫の歯で作られた鎧、ネィティヴアメリカンには木の鎧などがある。
目次 |
[編集] 西洋の鎧
紀元前4世紀頃にケルト人によってメイルが発明されるが、製造に手間がかかったため貴族など一部の使用に限られた。やがてメイルは紀元前3世紀頃からローマ軍によって使われるようになり、帝政時代の軍団兵の多くはメイルを装備していた。中世になると鎖の量産技術が完全に確立したため、メイルがヨーロッパ全域で装着されるようになり、十字軍時代の1250年頃まで使用された。この頃から、騎兵にとって歩兵から狙われやすい脚部、次いで腕部と、少しずつ鋼鉄板(プレート)が追加されるようになった。やがて全身を覆い出すようになってプレートアーマーとして完成する。通常の刀剣や槍、性能や場合・角度・距離では弓と矢もプレートアーマーには無力であるため(装甲されていない所には通用するが、予備に鎖帷子などが装備されている事がある)、モルゲンシュテルンなどの打撃武器が対抗するように発達した。
現在プレートアーマーとして知られる装飾性の高い物は、騎士の戦場での重要性が低下した1400年以降に出現したものであり、騎士の役割りが、戦士としてより指揮官としての面が強くなり、身分を象徴するようになったことを反映している。この頃は日常においても、ファッションとしてプレートアーマーの一部を装着する事が流行する。
1500年代後半を境に、プレートアーマーで身体を覆う面積が少なくなっていき、半甲冑へと移行する。銃砲の発達に対抗するために重量を増したプレートアーマーに、着用者が耐えられなくなり、やむなく面積を減らす事で対応したのである。それにも限界があり、徐々にプレートアーマーは用いられなくなる。第一次世界大戦期まで胸甲騎兵として命脈を保つものの、騎兵そのものが時代遅れとなり、消滅する。
現代においては、ある程度弾丸や砲弾の弾片に対応する能力をもった、ボディアーマー(防弾チョッキ)という甲冑が広まりつつある。
- ロリカ・セグメンタタ
- フリューテッドアーマー(マクシミリアン式甲冑)
- プレートアーマー
- メイル(ホーバーク、チェインアーマー)
- スケイルアーマー
- コート・オブ・プレート
- レザーアーマー
- ラメラーアーマー
- ブリガンダイン
[編集] 日本の鎧
[編集] 現代の鎧
[編集] 有名な鎧
[編集] 関連項目
[編集] 参考資料
- 『改訂増補 刀工総覧』川口陟・飯田一雄(校訂) 刀剣春秋新聞社・宮帯出版社(発売) ISBN 9784885830082
- 『金工事典』若山泡沫・飯田一雄(校訂) 刀剣春秋新聞社・宮帯出版社(発売) ISBN 9784885830174
- 『アイテム・コレクション』 安田均・グループSNE 富士見文庫 ISBN 9784829142271
- 『図説 西洋甲胄武器事典』三浦権利 柏書房 ISBN 9784760118427
- 『武器辞典』 市川定春 新紀元社 ISBN 9784883172795
- 『武器と防具・日本編』 戸田藤成 新紀元社 ISBN 9784883172313
- 『武器と防具・中国編』 篠田耕一 新紀元社 ISBN 9784883172115
- 『武器と防具・西洋編』 市川定春 新紀元社 ISBN 9784883172627
- 『武勲の刃』 市川定春・怪兵隊 新紀元社 ISBN 9784915146237
- 『魔導具事典』 山北篤・稲葉義明 新紀元社 ISBN 9784775300350
- 『図説・日本武器集成』決定版 歴史群像シリーズ 歴史群像シリーズ編集部 編 学習研究社 ISBN 9784056040401
- 『図説・中国武器集成』決定版 歴史群像シリーズ 歴史群像シリーズ編集部 編 学習研究社 ISBN 9784056044317







