閃光星
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閃光星(せんこうせい)は変光星の一種。爆発型変光星に分類され、赤色矮星に見られる、短時間の急激な増光を起こす星。増光はフレアによるもので、フレア星 (flare star)とも呼ばれる。
[編集] 概要
閃光星となりうる恒星は絶対等級の小さい赤色矮星で、彩層が非常に発達している。閃光星に起こるフレアは太陽の場合と同じ、すなわち彩層に起こる予測不可能な爆発現象と考えられているが、太陽では表面の一部が活動するだけで、可視光の範囲では全く変化が見られないのに対し、閃光星では星全体がフレアを起こし、数秒から数十秒で急激に明るくなる。増光の規模は平常時の3倍程度から200倍以上に及ぶものなど様々であるが、数分から数十分で元の明るさに戻る。増光は可視光のみでなく、X線から電波の部分に及ぶ。
最初に発見された閃光星は、1924年のはくちょう座V1396星やけんびきょう座AT星であるが、1948年に発見されたくじら座UV星(ルイテン726-8B)がよく知られている。このため閃光星はくじら座UV型変光星と分類されている。その他に、太陽系に最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリやウォルフ359などがある。現在確認されている閃光星は太陽系から約60光年以内の近距離にある恒星ばかりであるが、これは閃光星の性質上近距離でないとフレアによる増光が観測できないこと、閃光星に分類されるような暗い赤色矮星は距離が離れると発見自体が困難になることが原因だと考えられる。
褐色矮星にもその可能性が示唆されているが、赤色矮星より更に小さく暗いので、発見・確認は難しい。
[編集] 参考文献
理科年表1980年版及び2009年版

