開運貴婦人 マダム・パープル

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開運貴婦人 マダム・パープル』(かいうんきふじん マダム・パープル)は、安堂友子による日本4コマ漫画作品。「まんがタイムオリジナル」(芳文社)にて2006年8月号から連載中。

目次

[編集] 概要

一流占師兼霊能者の村崎あやめ、通称マダムパープルが、弟子兼家政婦の山田ヒナギク、秘書の庄部さつき、芸能活動上のライバル・プリンセスチェリーらと巻き起こす騒動を描いたギャグ漫画。単行本はまんがタイムコミックスより、現在1巻まで刊行中。

[編集] 登場人物

[編集] マダムとその周囲の人物

マダム・パープル
本作の主人公。本名は村崎あやめ(むらさき - )。一流霊能者兼占師。占いは百発百中で、外したことがない。人からは「マダム」と呼ばれる。
実は、秘書の庄部とは甥と伯母の関係なのだが、「年を予想されてしまうから」という理由で、箝口令をしいている。そのことを知っているのは、当事者以外では、(立ち聞きした)山田、ただ1人。それと関連して、どう見ても40~50歳くらいなのだが、本人は30代で通している。
大金持ちのセレブだが、立ち食いソバや100均、通販やバーゲンなど、庶民的なものも好む。ただし、バーゲンは疲れるので自分では行かず、弟子の山田に行かせる。宝クジは買わないが、理由は「宝クジ程度は稼いでいるので興味はない」かららしい。
料理など、家事は全くできず、山田に頼りっきり。たまに、自分の占い(主に悪い結果)が当たることを検証するため、わざわざ料理をすることも。ちなみに、絵もかなり下手。
ウワサになっている、会うと不吉な予言をされる妖怪「ムラサキウラナイババア」のモデルになっているらしい。
「ホッチキスの針の残量当て(あと何打ちでなくなるかわかる)」「辞書の英単語当て(探している単語を、辞書を1回開くだけで一発で探し当てる)」という、地味な超大技を持っている。
友人の月岡・竜田川をはじめ、もぐらたたきを「自分達を絶望させる魔のマシーン」と呼ぶ。その理由は、次にもぐらが出てくる場所が予知でわかっていても、体の方がついていかないため、正確に叩くことができず、予知の無力さを思い知らされるから。
友人で同業者の月岡・竜田川と特に仲がいい。フランス語が読めなくてもフランス語のメニューの内容がわかる、水族館で3日以内に他の魚に食べられる魚当てごっこをやる、カラオケの曲番号を予想して当てる、百人一首で次に読む札を予想して取る、など、常人離れした技を持つ。
マダムが飛行機をドタキャンするのを見て、その飛行機は危ないのではと思われてキャンセルが続出したり(実際は、山田がパスポートを忘れただけ)、雑誌の占いで「ガラス」が「カラス」と書かれていたために、カラスのアクセサリーを付けてフラれる女性が続出、マダムに抗議文が届いたり(実際は、単なる掲載した雑誌の誤植で、マダムに罪はない)、マダムが大量の福袋を買って帰るのを見て、他の客に「マダムが占いで中身の良い袋を選んで買っていたので残りはスカばっかり」と思われて全く売れなくなったため、次の年からは福袋売り場に有名占師の出入りが禁止されるなど、彼女の影響力はすさまじい。
結構シャイで、歌の曲名を忘れた時、人に「これの曲名何だっけ?」と尋ねて鼻歌を歌うのが恥ずかしくてできない。そのため、水晶玉に聞く。
桃を買った際、熟れた桃の見分け方に関するうんちくを披露しようとしたが、占いで当てたと思われて披露できず、「”占いでお見通しキャラ”定着させすぎたかしら……」と、ちょっと後悔した。
呪いの人形(髪の伸びる人形)、ドレス(いわくつき)、しゃもじ(よそいすぎちゃう)、せんたくばさみ(せんたく物おちちゃう)、置き時計(ハワイ時間の朝に大音量で「クックドゥールドゥー」)、魔のツリー(あまりの巨大さに、飾る労力を考えると、1度飾ると2月くらいまでしまう気になれなくなる)と、いわくつきグッズを多数所持している。
昔、駄菓子屋で必ずクジを当てる強運少女で有名であり、しまいには近所の子供皆に頼まれるようになり、他人の分までクジを引き、それで駄菓子屋を3軒はツブしたらしい。今思うと、悪かったと考えているらしい。
山田ヒナギク(やまだ ひなぎく)
マダムの弟子兼家政婦。料理など、家事は全て受け持っている。住み込みなので、マダムの屋敷で寝泊りしている。顔はわりとかわいいが、結構なドジで、マダムの本である「合コンマル秘必勝法」を秘書の庄部のものと勘違いして家に送ったり、マダムが注文した大きなアメジストの原石を誰かかの嫌がらせと勘違いして砕いて埋めてしまったりと、しょっちゅうである。仕事の割合は、弟子:家政婦が1:9らしい。
元々占師志望だったが、彼女の姉がマダムのアドバイスで幸運をつかんだことで、マダムに弟子入りしたらしい。ちなみに、占いの腕は、水晶を使い、そこそこの占いはできるが、まだまだ未熟。
作中で、下の名前で呼ばれることが全くなく、登場人物紹介にすら書かれない。書かれたのは、連載最初の四コマの山田の登場するコマと、1巻表紙裏に書かれている「裏話」の中のみ。これは、作者がわざとやっていることで、「作中で1度も下の名を呼ばない」というスパンの長いギャグのつもりらしい。
嗅覚によって食べ物の痛み具合を調べることは、1度も外したことがないらしい。それに関しては絶対の自信を持っていて、マダムの占いにも反論するほど。
外で占いの営業中、寒さしのぎに持参した魔法瓶の熱い飲み物を飲んでいた時、通りかかった人に「1杯くれる?」と言われ(その周囲に自販機がなかったため)、それがわりと売れるために、コーンスープ80円、菓子パン100円、ゆでたまご20円、他にはガムにすこんぶ(バラ有)、おでん、コーヒーと、つい業務拡大をしてしまい、田舎の雑貨屋さんみたいになってしまったことがある。
マダムから修行と称し、いろいろなことをさせられる。高級料理店に入り、マダムがサイフを持っていないことに気付かなければならない、屋敷のどこかに隠したボーナスの場所を当てさせるが、実はその中身が既に偽札だと気付かなければならない、パールのネックレスで、1粒だけある呪われたパールがどれか当てさせる、他にはおみくじで「犬吉」を当てろと言ったり、自分の今年の運勢に合致するクジを引けと言うなど、未熟な占師の山田にとっては理不尽な内容ばかりである。
マダムのようにアクの強い顔でないためか、派手な格好をしてもイマイチ占師っぽくなく、ハンパに服のセンスの悪い女みたいに見えてしまうことで悩み、雑誌社に片っ端から問い合わせ、「プロが選ぶ・秋冬イケてる占師ファッション大特集!!」みたいな企画を探した。マダム「ねえよ」
マダムと違って、チェリーとは別に仲が悪いわけでもないらしく、控え室でババ抜きをしたり、町で会ったらチェリーが山田の店で占いをさせたりする。ババ抜きの際は、山田が「(未来が見えるのに)なんでババ抜き負けるんです?」「(空気読んでワザと負けていると言われ)そうかーさすがー」と、悪気ナシに言って、チェリーをあわてさせている。
上京して来た女性に何をしたらいいかと聞かれ「えーと…芸術家肌っぽいから…え、絵でも描いてみたら?」とアドバイス。ところが、それが見事的中、数ヵ月後にその女性は本当に女流画家として大成功。アドバイスは大成功なのに個人的にはムカツク、とモヤモヤした。
街角での占い修行では、学生などに年齢に似合わぬ相談をされて自信喪失したり、「占いなんて信じちゃダメよ!!」と言って墓穴を掘るなど、失敗ばかりである。
マダムからドレスをもらい、「特別な日に着る」と言ったが、マダムと焼き肉屋で食事をする時、上カルビだから特別な日だと言ってそのドレスを着て来た。妙な価値観を持っているらしい。
庄部さつき(しょうぶ さつき)
マダムの秘書。イケメンだが、目つきが鋭く、ちょっと怖い印象を与える(山田すらそう思っている)山田同様、下の名前で呼ばれることはない。名字は「しょうぶ」と読む。
実は、マダムとは甥と伯母の関係なのだが、「年を予想されてしまうから」という理由で、マダムに箝口令をしかれている。そのことを知っているのは、当事者以外では、(立ち聞きした)山田、ただ1人。
山田に「伸子」の名前の紙を張られ、横倒しになっていた髪の伸びる人形を助けたことで、人形に好かれてしまい、ストーキングされている。
占いにはあまり興味はないが、手相を見るのは、マダムの影響で、昔少しかじったことがあるらしい。
「朝来たら~」という会話があることから、マダムの家に同居はしていないらしい。
髪の伸びる人形
マダムの持ち物。見た目はごく普通の日本人形。通称「髪 伸子(カミ ノビコ)」(山田が命名)だが、当人(?)は気に入っていない。
山田に何か言われると、グレて髪形が変わる(リーゼント&そりこみ、モヒカン、パンチパーマ)
山田に「伸子」の名前の紙を張られ、横倒しになっていたところを庄部に助けられたことで、彼に惚れ、ストーキングしている。彼のカバンに勝手に入ったり、プレゼントを入れたり。
意外とミーハーで、マダムの屋敷にアイドルグループ「藤色5」が来ると知ると、着物や髪型が豪華になったりする。
庄部のカバンに勝手に入ったり、暑い日には時間が経つごとに涼しい場所に移動していったりと、自分の意思で動けるらしい。
ウワサになっている、ある男性をつけ回す「ストーキング日本人形」は、この人形で、男性は庄部である。
伸ばした髪の毛そのもので庄部のためにセーターを編んだ。庄部は「絶ッ対イヤです!!」と言い張った。また、インターネットで、庄部の名前で男性用セクシー下着(ランジェリー)を注文した。

★実は、マダムは、同作者の別作品「インスタントエンジェル 天子様が来る!」に少しだけ登場している。むしろ、そちらが初登場で、そこから主人公として独立したのが、この作品「マダムパープル」である。ちなみに、「インスタント〜」には、山田やチェリーに似たキャラも出ている。

[編集] マダムの友人など

プリンセス・チェリー
本名不明のエセ占師アイドル。占いはあまりまともにやっていない。髪はあまり長くないようだが、頭の両端で束ね、ツインテールのような形にしている。髪留めはリボンだったりチェリー(サクランボ)の飾りだったり、様々。ちなみに、髪を下ろしたことは、今のところ1度もないが、下ろしても、おそらく肩まで届くかどうか、という長さだろう。
語尾に必ず「ピョン」を付けるが、「イタイ」と言われることもある。マダムとは、犬猿の仲であるが、TVで競演することも多い。しかし、マダムの弟子の山田とはババ抜きをしながら普通に話していたり、街角で開業している山田に自分を占わせるなど、マダムほど仲は悪くはないようである。
顔はわりとかわいいが、あざとい性格で、それも含め、性格はお世辞にも良いとは言えない。また、何か手に入れたりいいことがあると、自慢したがる。
マダム同様、年齢をごまかしている。成人式について「あんな退屈なモン…」と「出てない」と言いそうになったり、20歳を過ぎているのはバレバレなのだが、本人は10代で通している。背は低い。プロフィール、特に年齢に繋がるものはひた隠しにしているが、本人がTVを見て言っていたことから、てんびん座であることだけが判明している。
B級グルメ評論が得意らしいが、マネージャーの宮辺に「隠し通してくださいね…アイドルなんだから…」と言われ、公表していない。
アイドルだが庶民で、食事処『りいずなぶる』の常連客。彼女の名を付けたカツ丼+チェリーの「チェリー定食」(プリンセスチェリーご用達、と銘打って)がメニューにある。
町を歩く時は、飾りのない髪留めをし、帽子とサングラスで変装している(サングラスはしないこともある)しかし、食事処『りいずなぶる』に行く時は、なぜか必ず素顔のままである。
宮辺草太(みやべ そうた)
プリンセス・チェリーのマネージャー。気を遣う性格のわりには粗忽者。連絡ミスなどはしょっちゅうである。
チェリーをかばうつもりが裏目に出ることもあり、チェリーの噂話をする2人の女性(タレント?)に「こんな芸風でも正月には実家に帰るんですよ!?同窓会なんて出づらいに決まってる!!」と言い、「クビ!」と言われた。
マーガレット女史
イギリスから来たスーパー占師。通称「マダム・ホワイト」で、マダムと会った時、通訳を通さず、占いでお互いの挨拶の内容を当て合った。
いつも通訳の松下と行動を共にしている。ただし、1回だけ、外出の際、マダムの家に立ち寄った時のみ、1人だった。
園芸にも詳しく、その手の番組にも出演している。しかし、園芸の映像を見て「ココに霊が」「でもめっさ写ってんだけど。ヤバーイこの辺全部霊よ」「知らぬが仏ってか」と話す。もっとも、英語で話しているので、通訳以外にはわからない。ちなみに、チェリーは園芸に詳しいマーガレット女史を見て「マルチっぽくてかっこいい」と羨ましがっている。
1度、外出中、マダムの家に立ち寄った時、お土産にスイカを持って行った。しかし、通訳の松下がおらず、応対した山田に英語がわかったのかどうかは不明。
風邪によく効く秘伝の薬草紅茶を日本に持って来たが、税関で没収されてしまった。いったい何が含まれていたのかは不明。
松下栗子(まつした りつこ)
マーガレット女史の通訳。専属かどうかは不明。なかなかの美人。しかし、名前どころか、苗字ですら呼ばれることがない、可哀相な人。
マーガレット女史が園芸の映像を見て「ココに霊が」に「今日は霊を見なくていい番組です」、「でもめっさ写ってんだけど。ヤバーイこの辺全部霊よ」に「無視してください」と英語で返してまともに訳さず、「知らぬが仏ってか」を「大変美しいバラですね…と」と訳してごまかした。超訳する通訳である。
藤色5(ふじいろファイブ)
今人気の美形アイドル5人組。メンバーの芸名は「TAKU(タク)」「RYO(リョウ)」「MASAYA(マサヤ)」「LUI(ルイ)」「為吾郎(タメゴロウ)」5人の名付け親はマダムだが、為吾郎だけは「なぜ自分だけ」と疑問を呈していた。
TAKUは、1人でマダムに、よく眠れず、肩が重い気もする、と相談に行った時、彼はマダムからブロマイドで作った即席のお札を枕元に貼っておくように言われた。
有名人の豪邸訪問のコーナーで、藤色5がマダムの家に来ることになった時、山田の想像の中では、為吾郎だけ顔半分しか描かれていなかった。ちなみに、意外とミーハーだった伸子は、髪型と着物が豪華になっていた。
月岡・竜田川
マダムのお友達。占師。おそらく、協会の幹部。本名は、それぞれ月岡サユリ、竜田川もみじ。共に、作中で下の名前で呼ばれることはなく、書かれたのは、1巻表紙裏に書かれている「裏話」の中のみ。ちなみに、やせている方が月岡、肥っている方が竜田川。
マダムを含め、3人とも、雨が降ることを予期したうえで傘を置いて外出、雨宿りを口実に甘味処に入った。
月岡は、マダム・山田・竜田川を含めた占師仲間から誕生日にサプライズパーティーを仕掛けられたが、占いでわかっていたらしく、ぎこちない芝居で驚いたフリをするにとどまった。
竜田川は、マダムを含めた3人の中では唯一の既婚者で、少なくとも2人は子供がいるらしい。上の子供には恋人がいる。彼女の夫が釣ってきたフグを3人がさばいていたことから、彼女の夫は釣りの趣味を持っていると思われる。
マダムが大量の福袋を買って帰るのを見て、他の客に「マダムが占いで中身の良い袋を選んで買っていたので残りはスカばっかり」と思われて全く売れなくなったため、次の年からは福袋売り場に有名占師の出入りが禁止された。そのため、その時はいなかった月岡と竜田川も、巻き添えのような形で出入り禁止にされてしまった。この一件から、月岡と竜田川も、有名占師であることがわかる。

[編集] お店、団体

関東占師協会
マダムが所属する協会。山田も入っている。むろん、マダムは幹部である。秋の幹部会に参加した幹部は、マダムと山田を含め、最低でも7人。ちなみに、18ページ2コマ目の2人は、髪型は少し違うが、顔が似ていることから、おそらく月岡と竜田川だと思われる。
秋の幹部会では、「仕事で集まっているわけだから就業時のスタイルを貫く」「雰囲気を大切にしたい」「シビアでタイトなビジネスだからこそ華やかに」という理由で、幹部全員が就業時の服装で集まった。しかし、会場はなぜかお好み焼き屋だった。
秋の幹部会の議題は、「ヘビ使い座を認めるか否か」について。未だにもめているらしい。
月岡と竜田川がそうであるように、幹部達も演技が下手。TVで霊園に行っても全く怖がることができない(霊能者としてもプロのため)
ザ・フォーチュン
占師専用高級バー。ごく一部の占師しかその存在を知らない、秘密の社交場である。選ばれし占師達のバーである。優秀な占師しか入れない超セレブな会員制バー。
モチロン、マダムは会員である。店の所在地を自分で占って探し当てなければならない、というルールがある。山田も、その気になれば=自分で占って所在地を探し当てさえすれば、すぐにでも行けるらしい。
万が一、無礼な一般客=酔っ払いが迷い込んで来た場合、客全員で取り囲んで占いを仕掛け、カモる。
食事処『りいずなぶる』
庶民的な食堂。チェリーも常連客で、彼女の名を付けたカツ丼+チェリーの「チェリー定食」(「プリンセスチェリーご用達」と銘打って)がメニューにある。お水はセルフ。
山田と庄部も来たことがあり、備え付けのTVにチェリーが映っているのを見て、「マダムが嫌っている」「明らかに占い以外でウケている」などと話していた時、離れた席でチェリーが丼をガツガツ食べているのを見て、山田「いい娘じゃん…!」庄部「ああ…そんな気がしてきた…」と、涙ぐんで感心(?)した。

本記事は、単行本第1巻までの内容のみを典拠として作成されています。本記事を引用したり、最新の状況に修正や加筆をされる場合は、この点にご注意ください。

[編集] 所収

まんがタイムコミックスより

最終更新 2009年4月10日 (金) 11:22 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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