関東バス五日市街道営業所

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中野駅に到着する中36系統

関東バス五日市街道営業所(かんとうバスいつかいちかいどうえいぎょうしょ)は、東京都杉並区成田西にある、五日市街道環八通り沿線を中心とする同区南部と周辺地域の路線を受け持つ営業所である。狭隘な道路を走る路線が多いことから、中・小型車を積極的に使用している。

目次

[編集] 沿革

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  • 1964年:荻窪にあった川南営業所を移転して開設。
  • 1998年1月16日:荻52を廃止、荻56(荻窪駅南口 - 社会保険庁入口)と高44(高円寺駅~吉祥寺駅、平日朝・夕のみ)を新設。
  • 2001年6月1日:高44を廃止。
  • 2002年5月13日:荻55を短縮し荻57(荻窪駅 - 給田)と烏20(千歳烏山駅 - 牟礼七丁目)を新設。
  • 2004年10月16日:荻61と旧・荻71を統合し荻62(荻窪駅南口 - 西荻窪駅循環)を新設。
  • 2007年9月16日:荻57廃止、北野まで延伸した荻58を新設(営業所始発の1便のみ残存)。
  • 2008年9月16日:荻62と高40・高41を廃止し高61、新・荻71を新設。始発1便のみ残っていた荻57を荻58とする。
  • 2009年10月1日:高63(高円寺駅~豊玉南住宅)を新設、高61を廃止。

[編集] 現行路線

[編集] 川南線

  • 荻51:荻窪駅南口 - 川南 - 荻窪団地口 - 荻窪団地
  • (出入庫):五日市街道営業所 - 柳窪 - 荻窪団地口 - 荻窪団地

川南線は荻窪駅と荻窪団地を結ぶ路線で、利用率は高い。昼間時にはパターンダイヤが採用されている。団地口~荻窪団地間は補助員[1]が添乗し、使用車両も非常に狭い道を走るため、従来から中型車の300代と310代が専ら使用されていたが、2008年6月~7月に300代が除籍されると、310代と他線と共通の中型車で運用されている。

[編集] 高井戸線

  • 荻53:荻窪駅南口 - 川南 - 荻窪団地口 - 柳窪 - 五日市街道営業所
  • 荻54:荻窪駅南口 - 川南 - 荻窪団地口 - 柳窪 - 高井戸駅 - 芦花公園駅入口
  • 荻56:荻窪駅南口 - 川南 - 荻窪団地口 - 柳窪 - 社会保険庁入口(平日朝夕のみ)
  • 荻58:荻窪駅南口 - 川南 - 荻窪団地口 - 柳窪 - 高井戸駅 - 芦花公園駅入口 - 千歳烏山駅 - 給田 - 北野
  • 荻58:給田 → 千歳烏山駅 → 芦花公園駅入口 → 高井戸駅 → 柳窪 → 川南 → 荻窪駅南口(朝1本のみ)
  • (出入庫):五日市街道営業所 - 社会保険庁入口
  • (出入庫):五日市街道営業所 - 柳窪 - 高井戸駅 - 芦花公園駅入口
  • (出入庫):五日市街道営業所 - 柳窪 - 高井戸駅 - 芦花公園駅入口 - 千歳烏山駅 - 給田 - 北野

当営業所管内主力路線で、荻窪駅から環八通りを経由し京王線沿線周辺へと向かう、杉並区内の数少ない南北交通路線。しかし、渋滞の激しい環八通りや旧甲州街道を走行するため、定時性が保てているとは言い難い。

荻53は、五日市街道営業所発着の出入庫を目的とした路線。以前は非常に偏ったダイヤ[2]であったが、2007年10月16日より上りの一部の時間帯を除き、一般的なダイヤに改正されたが運転間隔には依然偏りがある。深夜バスも運行されており、荻窪駅南口を発車するものでは最も遅くまで運転されている。出入庫の路線であるため、中型車から大型車までほぼすべての車が充当される。

荻54は高井戸線の主系統で、高井戸駅を経由して芦花公園駅入口までの運転。荻58の区間系統の形だが、この区間の利用客が多いため一番多く本数が運転されている。利用率はラッシュ時を中心に高い。大型車や中型長尺車で運行される。

荻56は平日朝夕のみの運行。荻54のラッシュ時の補完系統のような扱い。かつての荻52(荻窪駅南口 - 柳窪)を一区間延長した形で開業した。環八は朝夕混雑が激しく、荻窪側での定時運行便を確保するための系統であり、延長区間の利用者はほとんどない。大型車や中型長尺車で運行される。柳窪の交差点北東側には現在も荻52時代に使用していた折返場の跡地がある(現在でも事業用車が度々行き来し停車するため、活用はされている)。

荻58は2007年10月16日に運行が開始された路線で、高井戸駅・芦花公園駅・千歳烏山駅を経て三鷹市の北野に至る。高井戸線では一番長い距離を走る路線。ただ、荻54と比べると本数は少なく毎時3本ほど。同線のほかの系統とは違い他線と共通の中型車で運転される。

かつて烏山・三鷹市方面に至る路線は荻55(荻窪駅南口 - 新川団地北口)が存在したが、2002年5月13日に廃止、新たに荻57(荻窪駅南口 - 給田)と烏20(千歳烏山駅 - 新川団地北口 - 牟礼七丁目)が新設された。これによって路線が烏山で分割され、新川地区では新規ルートが設定されることとなった。だが、烏山・給田折返し時における待機スペースがとれないこと、新川・牟礼地区における利用者の少なさから、2007年10月16日の改正で烏20は廃止、荻57は早朝の上り1本のみとされ、代替として荻58を新設した。烏20が廃止され、同日に烏山線の牟礼行きも廃止されたことにより(後述)、関東バスから新川・牟礼地区の路線が無くなった。

2008年9月16日、荻57として残されていた給田始発の1本も荻58に統合され、荻57は完全に消滅した。

[編集] 成宗線

  • 中35:中野駅 - 中央五丁目 - 東高円寺駅 - 成田東 - 五日市街道営業所(深夜バスあり)
  • 中36:中野駅 - 中央五丁目 - 東高円寺駅 - 成田東 - 五日市街道営業所 - 柳窪 - 松庵 - 吉祥寺駅北口
  • (出入庫):五日市街道営業所 - 柳窪 - 松庵 - 吉祥寺駅北口

成宗線は、中野駅から中野通り大久保通り青梅街道を経由して新高円寺駅へ向かい、五日市街道に入って五日市街道営業所・吉祥寺駅方面へ一直線で結ぶ路線である。当営業所における東西路線の幹線で、基本的に大型車が使用される。五日市街道沿いの成田地区が鉄道駅からやや距離があることから、需要が生じている路線である。

中野駅 - 五日市街道営業所間が、中35と中36で日中10分以内の運転間隔が確保されているのに対し、中36のみとなる五日市街道営業所以遠は日中でも20分以上間隔が開くことも多く、運転本数の差が大きい。これは、営業所以西は同社の他路線を利用すれば駅に出られることや、京王井の頭線が並行していることによる採算性の問題、吉祥寺駅付近の道路混雑を敬遠している等の理由が推測されるが、現実の乗車状況としては常に中36の利用客が多く混雑している。特に土休日は吉祥寺へのレジャー・買物客により混雑が激しく、この解消のため2007年10月16日(実際は同月20日、21日)より、土・休日日中の運転間隔が20分から15分に改正された。基本的に大型車で運転されるが、中型車で運転されることもある。

中35・36が新高円寺駅に停車するのは吉祥寺方面のみで、中野方面は新高円寺付近で五日市街道の新道を経由するため、新高円寺駅には停まらない[3]。新高円寺駅へは大法寺より徒歩数分でのアクセスとなる。

[編集] 松ノ木線

松ノ木線・松ノ木-松ノ木二丁目間
  • 高45:高円寺駅南口 - 新高円寺駅 - 松ノ木住宅 - 永福町(日中のみ運行)
  • 新02:新高円寺駅 - 松ノ木住宅 - 永福町(朝夕のみ運行)

松ノ木線は京王バス東・永福町営業所との共同運行により、高円寺駅 - 永福町間を南北に結ぶ路線で、運賃は京王側に合わせて200円(小児100円)としている。運行区間(特に松ノ木地区)の道が非常に狭いため、専用の小型車(三菱ふそう・エアロミディ)が使用されている。

かつて京王バスが、単独で永01(永福町 - 松ノ木住宅)を運行していた路線を、2002年6月1日に新高円寺駅経由で高円寺駅南口まで延伸したもので、その際に共同運行路線としている。この路線の開通により、バス路線が長い間なく不便であった松ノ木地区では歓迎された。 なお、関東バス車両での出入庫(新高円寺 - 五日市街道営業所)はすべて回送となる。

[編集] 春日線

  • 荻60:荻窪駅南口 - 荻窪四丁目 - 荻窪小学校 - 宮前三丁目
  • 荻71:荻窪駅南口 - 南荻窪三丁目 - 神明中学口 - 西荻窪駅南口(平日朝夕のみ運行)
  • (出入庫):五日市街道営業所 - 宮前三丁目
  • (出入庫):五日市街道営業所 - 西荻窪駅南口

春日線は、荻窪駅と宮前、西荻窪方面を結ぶ路線である。

荻60は変則8の字路線で荻窪駅から南荻窪・宮前地区を循環する路線。一方通行の狭隘な道ばかりだが、利用客が多いため本数は多い(ラッシュ時3~5分・昼間時6分)。以前は機動性と収容力を兼ね備えた車両として9m大型短尺車が集中投入されていた。現在は中型車で運転されている。

荻71は荻窪駅からJR中央線の南側を通り神明中学口を経由して西荻窪駅南口に至る路線。かつては荻窪駅 - 西荻窪駅間を宮前三丁目経由で結ぶ荻61と神明中学口経由で結ぶ荻71があったが、西荻窪駅南口付近は時間調整のために待機できる道路環境でないことと利用客の減少により、2004年10月16日に荻61と荻71を統合し、荻62として循環運転を開始した。しかし、利用客の低迷に歯止めがかからない、近年の原油高で路線の維持が確保できないことから[4]2008年2月より小型車で運行、2008年9月16日、ついに荻62は廃止された。しかし完全に路線を廃止するのではなく、吸収させた荻71を復活させることで神明中学口経由の路線は存続させた。

復活当初は平日朝のみの運転だったが、2009年8月3日のダイヤ改正より平日夕方も運行するようになった。中型車で運転されている。

[編集] 烏山線

  • 烏01:烏山 → 烏山北小学校 → 寺院通り → 久我山病院 → 烏山バイパス → 烏山
  • (出庫):五日市街道営業所 → 高井戸駅 → 芦花公園駅入口 → 烏山 → 烏山北小学校 → 久我山病院
  • (入庫):久我山病院 → 烏山バイパス → 芦花公園駅入口 → 高井戸駅 → 五日市街道営業所

千歳烏山駅近くの烏山停留所を起点に、世田谷区北端の北烏山と久我山病院を循環運転する路線。通常は中型車での運行だが、彼岸時は大型車を投入する。

昭和初期に個人事業者が開設した古い路線で、かつては寺院通りの往復運行だった。また、時期不明だが寺院通り - 烏山 - 牟礼という便が運行されていた時期もあり、この名残として烏02(久我山病院 → 烏山 → 給田 → 新川 → 牟礼)が牟礼方向のみ存在した。[5][6]

[編集] 高円寺線

  • 高60:高円寺駅 - 野方二丁目 - 野方駅北口 - 中野北郵便局 - 豊玉中二丁目 - 練馬駅
  • 高63:高円寺駅 - 野方二丁目 - 野方駅北口 - 中野北郵便局 - 豊玉南住宅

高円寺線は、高円寺駅から環七を北上して練馬駅方面へ至る南北交通路線である。

1975年頃までは京王帝都(現・京王バス東)との共同運行だったが、京王が練馬営業所を閉鎖したことで撤退し、関東バスの単独運行となった。

2008年3月16日に実施されたダイヤ改正により、新しく高60を受け持った。阿佐谷と従来から担当している丸山との共管路線だったが、9月16日改正で五日市街道の単独担当に変更され、高61が新設された。但し、野方駅付近から高円寺駅への朝始車ダイヤにおいては、丸山担当の高70が応援の形で1往復のみ残されて運行している。

高60はパターンダイヤが採用され、基本的に12分間隔で運転。高63は平日は朝・夕・深夜のみ、土休日は加えて昼も運行される。

2009年5月1日より、高円寺北二丁目バス停が「杉並芸術会館 座・高円寺前」に改称された。

2009年10月1日のダイヤ改正より高61が廃止され、代替で高63が新設された。平日朝夕のみの運行で、高円寺駅発着路線として初めて深夜バスが設定され、中央線中野駅~三鷹駅のうち、西荻窪駅発着路線以外の駅で深夜バスが設定されている。

[編集] 馬橋線

  • 高43:高円寺駅南口 - 新高円寺駅 - 成田東 - 五日市街道営業所

馬橋線は、高円寺駅と営業所を結ぶ路線。1950年代初頭から運行されていて、線名の「馬橋」は新高円寺駅周辺の旧町名。車両も高円寺線で使用される車両が充当されるが、南口 - 北口間は回送となる。

[編集] 廃止路線

[編集] 高井戸線

  • 荻52:荻窪駅 - 川南 - 荻窪団地口 - 柳窪
  • 荻55:荻窪駅 - 川南 - 荻窪団地口 - 柳窪 - 高井戸駅 - 芦花公園駅入口 - 千歳烏山駅 - 給田 - 新川団地北口
  • 荻57:荻窪駅 - 川南 - 荻窪団地口 - 柳窪 - 高井戸駅 - 芦花公園駅入口 - 千歳烏山駅 - 給田

荻52は、1998年1月15日に荻56へ代替廃止。柳窪の折返場の老朽化も廃止されたもう一つの理由でもある。

荻55は荻窪駅と新川団地(三鷹市)を結ぶ長距離路線だったが、2002年5月13日に給田まで短縮され、荻57となった。短縮された給田以北は、烏20(後述)が牟礼地区まで運行することで賄ったが、本数が少なく乗客が伸び悩んだため、2007年9月16日に荻57・烏20を廃止、給田から北野へ延伸した荻58を新設した。

荻55・57は荻54(運行中)との組ダイヤだったが、荻58は荻54とダイヤを組まない。

[編集] 成宗線

  • 高44:高円寺駅 - 新高円寺駅 - 五日市街道営業所 - 松庵 - 吉祥寺駅

中36を朝夕のみ高円寺駅発着としたもの。2001年6月1日、中36に統合する形で廃止。

[編集] 春日線

  • 荻61:荻窪駅 - 宮前三丁目 - 西荻窪駅
  • 荻62:荻窪駅 - 宮前三丁目 - 西荻窪駅- 南荻窪三丁目 - 荻窪駅

荻61は、2002年10月16日の路線改変で廃止。代替として荻62が新設されたが、こちらも乗客減少と原油価格高騰によって廃止された。なお、2002年に荻71も廃止されたが、こちらは2009年に復活している。

[編集] 高円寺線

  • 高40:高円寺駅 - 野方二丁目 - 野方
  • 高41:五日市街道営業所 - 高円寺駅 - 野方二丁目 - 野方
  • 高61:高円寺駅 - 野方二丁目 - 野方駅北口 - 中野北郵便局

上記2系統は、2008年9月16日の改正で高60を単独で受け持つと共に廃止した。同時に高61を新設したが、2009年10月1日に廃止、代替で高63が新設された。

[編集] 烏山線

  • 烏02:久我山病院 → 烏山 → 給田 → 新川団地北口 → 新川 → 牟礼
  • 烏20:千歳烏山駅 - 給田 - 北野 - 牟礼七丁目

両系統とも、2007年9月16日に廃止された。烏02は牟礼方向のみの運転で、2005年頃には昼と夜に1便ずつ運行されていた。廃止時には夜1便だけが残ったが、結局廃止された。1990年頃までは系統番号が表示されたまま運行されることもあったが、正式には系統番号が付いていない。

[編集] 松ノ木線

  • 新01:新高円寺駅 - 五日市街道営業所

松ノ木線「高45」の新高円寺折返し・出入庫便。高円寺阿波踊り開催時に運行されていた。

[編集] 車両

高井戸線・成宗線用の大型車3400代と3400代と同型ながらMT車の3000代、UAノンステップ車の1100代・1200代、中型ロングノンステップ車の6000代が配置されている。 また烏山線などの特殊な道路事情のため、小・中型車も他営業所より数多く配置されている。

[編集] 脚注

  1. ^ 補助員は旧環八通りへの右左折時の交通整理員も兼ねている。
  2. ^ 発車時刻が均等でなく、前の便が発車した1分後に来る便があれば60分以上の開きがある場合もある。
  3. ^ 2002年5月までは往復とも旧道を経由し、中野駅行きは新高円寺郵便局そばの停留所に停車していたが道幅が狭いため、6月に中野方面のみ新道経由に変更された。これに伴い、中野方面の新高円寺駅バス停は廃止され、路線図には「中野行きは通過」と表示している。吉祥寺方面はこれ以降も旧通を経由し、新高円寺駅に停車している。
  4. ^ 荻窪駅南口のバス停に掲示されたお知らせより。
  5. ^ この烏02の終点である牟礼停留所は、小田急バス京王バスの「三鷹台団地」停留所と同じ位置にあった。
  6. ^ このバスには系統番号の表示はなく、行先表示は「牟礼」とだけ表記。現在、北野・牟礼(三鷹台団地)の各バス停は、小田急バス吉12が結んでいる。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月26日 (木) 13:31 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【関東バス五日市街道営業所】変更履歴

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