防衛医科大学校

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防衛医科大学校
大学校設置/創立 1973年
大学校種別 省庁大学校
設置者 防衛省
本部所在地 埼玉県所沢市並木3-2
キャンパス 所沢(埼玉県所沢市)
学部相当 医学教育部医学科
研究科 医学教育部医学研究科
ウェブサイト 防衛医科大学校公式サイト
日本の行政官庁

防衛医科大学校
ぼうえいいかだいがっこう
National Defense Medical College
校長 早川正道
副校長 枡田一彦、菊地真、望月英隆
幹事 緒方克彦
組織
上部組織 防衛省
下部組織1 医学教育部、病院、防衛医学研究センター、高等看護学院
防衛医科大学校の編制等に関する省令 (昭和四十八年十一月二十七日総理府令第六十五号)
下部組織2 事務局、教務部、学生部、図書館、評議会、教授会
防衛大学校、防衛医科大学校、防衛研究所、技術研究本部、装備施設本部及び防衛監察本部組織規則 (昭和二十九年六月三十日総理府令第三十九号)
概要
所在地 埼玉県所沢市並木3-2
設置 1973年(昭和48年)11月
www.ndmc.ac.jp
  


防衛医科大学校(ぼうえいいかだいがっこう、英語:National Defense Medical College)は、埼玉県所沢市並木3-2に本部を置く日本省庁大学校である。1973年に設置された。大学校の略称は防衛医大、防医、NDMC等。

目次

[編集] 概観

[編集] 大学校全体

医師である幹部自衛官の養成や、自衛隊医官戦前軍医に相当)の教育訓練を目的に開設された。歯科医師の養成機関はない[1]。行政機関の分類上は防衛省の施設等機関に分類され、文部科学省が所管する大学とは異なるが、医科大学に準じた取扱いがなされている。

大学(校)側が学費を負担する目的別医科大学(校)の一つである。入学した学生は定員外の防衛省職員・自衛隊員(特別職国家公務員)となり、大学校の入学金と授業料は無料で、毎月の学生手当(給与)と年2回の期末手当(2006年時点で月額106,700円。期末手当が年額約380,000円)、および被服が支給される[2]

卒業後は、医科幹部候補生として陸上・海上・航空の各幹部候補生学校で約6週間の教育訓練を受け、医師国家試験に合格後、幹部自衛官(2等陸・海・空尉)に任官する。2年間の初任実務研修(防衛医科大学校と自衛隊中央病院臨床研修)を受けるが、大学の医学部で実施されているマッチングは行われていない。その後、自衛隊病院や部隊などで勤務する。

9年以内に自衛隊を退官する場合は、大学校卒業までの経費(最高5,021万円)を国庫に返還する必要がある。しかし、近年は自衛隊病院にいては臨床経験を積むことが困難(受診者が頑健な自衛官及びその家族に限定されており、様々な症例に接したり、手術等の経験を積むことが困難といわれる)であり、医師としてのスキルアップに不安がある等の理由から、3分の1の者が9年の年限を待たずに退官している[3]

大学校には、内科、精神科等の15の診療科がある特定機能病院防衛医科大学校病院、傷病者の診断・治療、救急救命に必要な研究・開発を行う防衛医学研究センター、看護師を養成する高等看護学院が設置されている。

[編集] 学風および特色

防衛医科大学校は大学と同じように入学試験が行われるが、応募資格には年齢制限があり、入校年度の4月1日時点で18歳以上21歳未満でなければならない。受験料は無料である。

防衛大学校の偏差値が60前後といわれているのに対し、本校は、70前後であり、年度によっては東京大学理科三類に匹敵、または準ずる難易度といわれ、学生の学力は高い。また全寮制であり、医師国家試験の合格率が高く、全国1位になることもある(詳細は、下記の年表の欄を参考)。入試内容は、第1次試験で「択一式」(国語・数学・英語の3教科に対して試験時間90分)と「記述式」(国語、外国語、理科(物理・化学・生物から2科目選択)、数学の各試験時間は60分、100分、120分、100分)に分かれる。第2次試験で口述試験と小論文試験及び身体検査が行われる。第1次試験では、択一式で一定の得点に達しない受験者については、記述式の採点を行わない場合がある(平成21年度入校用募集要項)。問題冊子は回収される。詳細は自衛官募集ホームページ[4]を参照のこと。

防衛大学校同様に一次試験は毎年秋ごろに地元で行われるため、毎年他医学部、難関大学を受験する多数の生徒が力試しとして受験する。

[編集] 沿革

[編集] 年表

  • 1973年昭和48年)11月 防衛医科大学校設置
  • 1975年(昭和50年)9月1日 高等看護学院設置
  • 1977年(昭和52年)12月 防衛医科大学校病院設置
  • 1987年(昭和62年)6月 医学研究科設置(学校教育法に基づく大学院医学研究科に相当)
  • 1995年第89回医師国家試験にて合格率100%
  • 1996年(平成8年)10月 防衛医学研究センター設置
  • 2002年第96回医師国家試験にて合格率100%
  • 2003年第97回医師国家試験にて合格率100%
  • 2004年第98回医師国家試験にて合格率96.9%
  • 2005年第99回医師国家試験にて合格率98.2%
  • 2006年第100回医師国家試験にて合格率100%
  • 2007年第101回医師国家試験にて合格率100%
  • 2007年(平成19年)3月28日 防衛医科大学校に「幹事」を設置、学生部訓練課を廃止
  • 2007年(平成19年)4月1日 防衛医科大学校病院輸血部及び分べん部を廃止し、輸血・血液浄化療法部及び腫瘍化学療法部を設置
  • 2008年第102回医師国家試験にて合格率94.9%
  • 2009年第103回医師国家試験にて合格率100%

[編集] 基礎データ

[編集] 所在地

[編集] 象徴

防衛医科大学校の校章は、日本の国花である、平和を意味する、医学のシンボルである蛇杖を組み合わせて形作られている。

この校章は日本の独立と平和を守り、医学の研鑽に励むことを意味している。

[編集] 教育および研究

[編集] 組織

[編集] 医学教育部

  • 医学科(学部相当)
  • 医学研究科(大学院相当)
    • 総合基礎医学群
      • 総合生理学系(解剖学、生理学、生化学、薬理学、医用電子工学)
      • 総合病理学系(病理学、微生物・免疫学、寄生虫学)
      • 総合社会・環境医学系(衛生学、公衆衛生学、法医学)
    • 総合臨床医学群
      • 救急医学及びプライマリー・ケアー医学系(総合内科学、外科系プライマリー・ケアー学、救急医学、集団臨床医学、臨床病理学、麻酔・蘇生医学、成長発達臨床医学)
      • 成人医学系(循環器病学、呼吸器病学、消化器病学、腎臓病学、内分泌・代謝病学、アレルギー・膠原病学、血液病学、神経病学、精神科学、整形外科学、皮膚科学、泌尿器科学、眼科学、耳鼻いんこう科学、産科婦人科学、放射線医学、口くう外科学)
  • 動物実験施設
  • 共同利用研究施設

[編集] 付属機関

  • 防衛医科大学校病院
    • 診療各科(内科、精神科、小児科、外科、脳神経外科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻いんこう科、産科婦人科、放射線科、麻酔科、形成外科、歯科口くう外科)
    • 臨床検査等に関する部(検査部、手術部、放射線部、材料部、救急部、リハビリテーション部、総合臨床部、集中治療部、医療情報部、光学医療診療部、輸血・血液浄化療法部、腫瘍化学療法部、薬剤部、看護部)
  • 防衛医学研究センター
    • 外傷研究部門
    • 医療工学研究部門
    • 異常環境衛生研究部門
    • 行動科学研究部門
    • 情報システム研究部門
  • 図書館

[編集] 学生生活

  • 学生は、大学校敷地内の学生舎での集団生活が義務付けられており、集団行動と規則正しい生活により、自衛官としての礼儀作法を身につけることとなる。
  • 実践的な面での能力を身に付けるため、1~3学年は春と夏の2回、4、6学年は春の1回、2年生のみ冬にスキー訓練と、通常のカリキュラムに加え各種訓練も行われる。
  • 制服は、男子学生は防衛大学校のもの(防衛大学校本科学生の制服)とほぼ同じであるが、女子学生は大きく異なっている。防衛大生の女子は、帽子もつば付きの官帽で、男子のものと同じ。制服も詰襟、蛇腹付きの旧海軍兵学校のものと酷似している。上着は男子と全く同じで、ただ、スカートをはくところだけが異なっているが、防衛医大の女子は、帽子は、陸上自衛隊の女子用制帽と酷似している(色は濃紺で幹部自衛官と同じように金モールの顎紐がつく。夏でも白い覆いはつけない)。上着は濃紺のブレザーで、シングルボタン、ネクタイを締める。夏服は上下ともに同じデザインで、色は白である。
  • アメリカ合衆国陸軍士官学校(通称ウェストポイント)では学生結婚が厳禁とされているが、防衛医科大学校では認められている。
  • 学生の日課は以下のようになっている。
06:30 起床・日朝点呼
08:00 朝礼・国旗掲揚
08:30 午前課業開始・授業開始
11:45 午前課業終了・昼休み
13:00 午後課業開始・授業開始
17:00 午後課業終了
17:30 国旗降下
20:50 日夕点呼
24:00 消灯
  • 平日(月~木)の外出は許可制であり、17:00~20:00まで認められる。病院実習(BSL)が始まると、この通りにはできないため、この日課は原則1~4年生にのみ適用される。平日の外出も許可が不要となる。防衛医科大学校30期以降は新カリキュラムの影響で4年生の12月頃から第2大隊に準じた生活となる。
  • 一年の夏休み明けより、基本的に金曜の午後5時から日曜の夜10時30分までの外出ができる。

[編集] 学生隊

学生全員を以て学生隊を編成することとなっている。学生隊は2個大隊からなり、第1大隊には1~4学年、第2大隊には5~6学年が編成される。第1大隊は4個中隊、第2大隊は2個中隊からなり、中隊は2個小隊からなり、小隊は約30名からなる。そして、それぞれに学生長が置かれることとなる。

中隊のうち第1、第3、第4中隊は男子、第2中隊は女子のみで1~4学年が混合で編成されている。第5、第6中隊は男女混合であり、それぞれ5学年、6学年のみで編成されている。夏休みは25日程度、冬休みは14日程度、春休みは7日程度与えられている。

[編集] クラブ活動

運動系のクラブ活動(部活)を運営する学生間では一つ以上の部活に参加することが義務づけられているが、防衛医科大学校カリキュラム上の必修ではない。

2007年現在の運動系の部活には、合気道部、空手道部[1]、弓道部、剣道部、硬式テニス部、柔道部、水泳部、スキー部、躰道部、バスケットボール部、バドミントン部[2]、バレーボール部、ハンドボール部、野球部、ラグビー部[3]、サッカー部、陸上部、レスリング部がある。かつては馬術部も存在した。

2007年現在は東日本医科学生総合体育大会に参加しているが、大学校設立当初は大学ではないという理由から参加が認められていなかった。

[編集] 大学校関係者と組織

[編集] 大学校関係者一覧

防衛医科大学校の人物一覧

[編集] 施設

[編集] キャンパス

[編集] 所沢キャンパス

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学生寮として、大学校敷地内に学生舎がある。

[編集] 対外関係

[編集] 関係校

[編集] 附属学校

  • 防衛医科大学校高等看護学院(防衛医科大学校病院に勤務する看護師の養成)

[編集] 脚注

  1. ^ 歯科医師・薬剤師・臨床検査技師の募集形態は一般幹部候補生と同じ
  2. ^ このように給与のある大学校は他に防衛大学校気象大学校海上保安大学校航空保安大学校がある(大学校を参照)
  3. ^ 平成18年4月14日の衆議院厚生労働委員会における防衛庁の答弁。
  4. ^ 防衛医科大学校学生(自衛官募集ホームページ)

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] Wiki関係他プロジェクトリンク

[編集] 公式サイト


最終更新 2009年11月20日 (金) 14:21 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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