阿比留瑠比

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阿比留 瑠比(あびる るい、1966年 - )は福岡県太宰府市出身の男性新聞記者。『産經新聞』政治部記者で、現在は首相官邸キャップを務める。

目次

[編集] 経歴

福岡県立筑紫丘高等学校早稲田大学政治経済学部卒業後、1990年産経新聞社入社。仙台総局、文化部(生活班)、社会部を経て政治部へ異動。政治部では内閣記者会(首相官邸担当,キャップ)、外務省兼遊軍担当を務めたのちに再び首相官邸担当に異動、現在は2回目となる首相官邸キャップを務めている[1]

橋本内閣の末期から官邸担当記者をつとめ、その数は橋本龍太郎小渕恵三森喜朗小泉純一郎安倍晋三の5代に渡る。

[編集] 言論・主張・持論

[編集] ブログ

ブログの論調は、福田康夫河野洋平山崎拓古賀誠加藤紘一二階俊博など自民党左派などには批判的で、安倍晋三中川昭一に代表される党内右派には好意的である。以下のような傾向がある。また紙面に載せられないような内容も、ブログで堂々と公表している。

  • 河野洋平を「の傭兵(江沢民の手先、という当てこすり。日本語で江と同音の、つまり共産主義にも掛けている)」と非難していた(「突っ込みどころ満載の朝日夕刊と江の傭兵 2007/03/27 17:00」。
  • 安倍内閣への好意を示しつつ、ブログの書き方については試行錯誤であると語った(「政治記者と政治家との距離の置き方について 2007/04/24 10:18」)。また2007年2月にブログをまとめた自著の出版祝賀会には安倍内閣の閣僚や安倍晋三の側近議員が参加した。そのことにからめて、敵対関係にある上杉隆は「出版記念パーティーには安倍官邸の錚々たるメンバーが参加した。紙面に載せられないような内容も、ブログで堂々と公表している。民主党のような勢力を蛇蝎のごとく嫌っている。ブログにも頻繁に民主党への攻撃がエントリーされる。代わりに安倍に対しては驚くほどの共感を表明している。阿比留は、偏ることを恐れない。もはや他の記者とは違う世界に存在している。ペンの力で安倍政権を支えるという、政治的使命を抱いた「運動家」なのだ。」と阿比留を批判した。[2][3]
  • 自民党支持者であると思われがちであるが、本人は安倍元首相に代表される保守的政治信念を支持しているのであり、自民党そのものを支持しているわけではない。実際、2008年1月にチャンネル桜の一番組である「日本の自衛隊」にゲスト出演した際、「自民党はすでに賞味期限が切れている」「小泉(純一郎元首相)さんの登場で自民党は再生したのではなく、寿命が延びただけ」と断じていることからもわかる。[4]
  • また、同党の派閥政治に対しても激しい批判を加えている。2008年11月1日のサンケイ・エクスプレスの自身のコラムでも同様の認識を示している。

[編集] 歴史観

論調は慰安婦南京事件靖国神社参拝、歴史教科書問題人権擁護法案憲法改正論議皇室典範改正論議など、典型的な『産經』色が特徴である。

  • アメリカ下院でのマイク・ホンダ議員らによる従軍慰安婦問題についての対日謝罪要求決議案を代表例として、韓国中国の対米ロビー活動があると指摘している。中韓に迎合するかのような発言をした人物には、「反日日本人」と断ずる。
  • 現在は第二次世界大戦末期に沖縄で起こったとされる、いわゆる集団自決について主に取材を行っている。阿比留は同問題に対し、沖縄の「村社会的な同調圧力」の存在や米軍による占領政策の存在について注視をしている。
  • 同問題がいわゆる・従軍慰安婦問題における、本来の論点だった「軍による組織的な強制連行」から「狭義・広義の強制性」に論点がずらされていったように、軍による「組織的な自決強要の有無」から「関与」に論点移動させる傾向があるとして、この問題が鈴木内閣の際の近隣諸国条項作成や宮沢内閣の総辞職寸前に発表された河野談話と同じ轍を踏まないよう強く警告をしている。
  • 文部科学省が2007年3月、集団自決を強制とする記述について「軍が命令したかどうかは明らかといえない」との検定意見をつけた結果、「日本軍が配った手榴(しゆりゆう)弾で集団自害と殺しあいをさせ」との表記が「日本軍が配った手榴弾で集団自害と殺しあいがおこった」などと修正された(2007年10月4日産経新聞)ことについて、それによって軍の関与削除と他紙が伝える中、軍の関与自体はそのまま残されていると主張しているのは産経新聞一紙のみであり、2007年12月28日の産経抄においても修正された教科書内容を他紙が 「『軍の関与』復活」(朝日新聞)「『日本軍関与』が復活」(毎日新聞)「集団自決『軍の関与』記述」(読売新聞)「『軍の関与』認める」(日本経済新聞)「軍関与の記述復活」(東京新聞)と伝える中でも軍の関与は元々削除されていないと主張している。この一連の産経新聞のみの軍の関与報道について、2007年12月27日の自身のブログで「「集団自決」にかかる主語の「日本軍」が削除されたので、日本軍の関与が無くなった」との指摘に対して「そういう部分もあるでしょうが、日本語では主語が明確でなくても、関与を否定・削除したということにはならないと思います」と反論している。
  • 映画「南京の真実」の取材を最近行っている。

[編集] 国際感覚

[編集] 対・民主党

[編集] テレビ出演

2008年1月には、チャンネル桜の一番組である「日本の自衛隊」にゲスト出演。福田首相が自衛隊による栄誉礼を拒否したことを批判した。また同年11月および12月にも同番組に出演している。

[編集] 政治記者として

[編集] メディア(マスコミ)観

新聞記者でありながら、現在の日本におけるメディアの報道姿勢には懐疑的である。これは自信のブログエントリに対するさまざまなメディア批判コメントに対してもそれを否定することが多くない。またチャンネル桜に出演(2008年12月9日)した際に「自分がメディアの中にいてこんなことを言うのは恥ずかしくて仕方ないが、メディアに良識を求めても仕方がない。メディアにそんなものはない」と断言していることからも分かる。

[編集] 対人関係

  • 漫画家小林よしのりの作品は、同郷という事もあり、幼少時からファンだったと告白している。それゆえ、産経と小林が親米反米、「親小泉」・「反小泉」を巡り対立関係にある状況を嘆いている。また、中学時代に小林のアシスタントに誘われたエピソードがあり、小林から「阿比留君へ」と書かれた『東大一直線』の色紙をプレゼントされたこともある。

[編集] 現状

  • 異動があり、外務省兼遊軍担当から再び内閣記者会へ異動となった。
  • 最近のブログでは自社の経営の行く末を懸念している。


[編集] 脚注

  1. ^ 阿比留記者本人のブログに掲載された異動を報告する記事より
  2. ^ 上杉隆『官邸崩壊』 新潮社、2007年、ISBN 978-4103054719
  3. ^ 上杉について「なぜか、私について面識もなく知りもしないのに事実に反することを書いたり、しゃべったりしていて(ずっと)迷惑を被っている」と批判している(週刊朝日・上杉隆氏の記事に反論します。」2008年10月30日 )。
  4. ^ http://www.youtube.com/watch?v=9YFTg38rnEQ 防衛省大嫌い、中国大好きの福田首相1 of 2

[編集] 著書

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月5日 (木) 07:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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