降水

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降水(こうすい、英語:Precipitation)とは、地球上の水循環のサイクルのうち、空から水が降ることを指す気象学用語。降水現象ともいう。などを指し、などの固形の水も含まれる。降水現象によって降った水の量は降水量で表される。また、降水現象が一定時間に起こる確率を降水確率という。

目次

[編集] 降水の種類

降水現象に分類されるものは、霧雨霧雪(むせつ。氷点下における霧雨)、(雪あられ、氷あられ)、凍雨着氷性の雨細氷(ダイヤモンドダスト)などである。気象予報や気象観測など、用いる場面によっていくつかの分類方法がある。

降水現象の系統的分類
から落下する 雲から落下しない
降る時(着地直前)に液体 降る時(着地直前)に液体のものと固体のものが同時に存在する 降る時(着地直前)に固体
着地時に液体 着地時に固体 結晶が柔らかい 結晶が硬い
不透明または半透明状の結晶 透明状の結晶
雨粒の大きさが0.5mm以上 雨粒の大きさが0.5mm未満 雨粒の大きさが0.5mm以上 雨粒の大きさが0.5mm未満 雪粒の大きさが0.5mm以上 雪粒の大きさが0.5mm未満 氷粒の大きさが5mm以上 氷粒の大きさが5mm未満
半透明の結晶 不透明の結晶
詳細な分類 霧雨 着氷性の雨 着氷性の霧雨 霧雪 氷霰 雪霰 凍雨 細氷
簡略な分類 細氷

降水現象ごとにその発生時間や降水量を見てみると、雨と雪が全体の大部分を占める。形成過程において、雹や霰などすべての固体降水は雪の形態を必ず経る(細氷は雪を経ないが、それ自体が微細な雪の結晶のもとであるとも言える)。特殊な降水としては過冷却の雨があり、これは大気中を落下している最中は液体で、やがて地面などの物体に衝突した瞬間凍結して固体になる。過冷却の雨が空中で凍ると球体の透明な氷粒となり、これは凍雨と呼ばれる。

また、降水の分類の仕方にはこれ以外にいろいろなものがある。強度や降水量による分類、継続時間などの降水の様子による分類などである。

短時間に大量の降水があり、降水量の変化が激しいものを「驟雨性」の降水と言い、これと反対に長時間あまり変化しないで降り続けるものを「地雨性」の降水と言う。驟雨性の場合、「にわか」を冠してにわか雨やにわか雪などと呼ぶこともある。また、風雪、暴風雨、雷雨など、降水現象や他の気象現象と組み合わせた分類(呼び方)も多数ある。

[編集] 降水の過程

詳細は「降水過程」を参照

海洋をはじめ、湖沼、陸地などから蒸発した水蒸気が大気中を上昇し、温度が下降することなどによってとなる。雲から雨、雪などの形で降水が起こる。この一連の過程を降水過程(precipitation process, rain process, snow processなど)という。

降水過程は大きく分けて2段階ある。また、降水過程における水の状態(固体液体か)によっても、大きく分けて2種類、細かく分けると3種類の成因がある。

[編集] 降水過程

雲のもととなる水蒸気がどんどんと凝結していき雲粒となる過程を凝結過程(ぎょうけつかてい, condensation process)または拡散過程(かくさんかてい, spreading process)という。簡単に言えば、雲ができる過程である。

雲粒がさらに集まって成長していく過程を併合過程(へいごうかてい, coalescence process)という。

これら過程を経て、最終的に地上に降り注ぐ。途中、大気のコンディションや場所によって、雨や雪など数種の降水現象に分かれてくる。

[編集] 降水の成因

最初から最後まで液体の状態で降水過程を経るものを、暖かい雨(warm rain)という。固体の状態を経ない。雨や霧がこの成因によりできる。高度の低い所、特に熱帯を中心に起こるプロセス。

途中で液体になる場合もあるが、主に固体の状態で降水過程を経るものを、冷たい雨(cold rain)、氷晶(ice crystal)、雪(snow)という。雨や雪のほか、霰(雪あられ・氷あられ両方)、凍雨、雹、霙、細氷、氷霧がこの成因によりできる。

着氷性の雨、着氷性の霧は、「冷たい雨」のプロセスの条件を満たしながら、過冷却のまま存在するものであり、便宜上「暖かい雨」に含めることがある。

[編集] 出典

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最終更新 2009年9月20日 (日) 12:56 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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