雁風呂
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雁風呂(がんぶろ)とは、青森県津軽地方に伝わる、入浴を勧める風習の一つ。またそれにまつわる伝説。雁供養ともいう。
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[編集] 概要
日本に秋に飛来する雁は、木片を口にくわえ、または足でつかんで運んでくると信じられていた。渡りの途中、海上で休息するためであるという。日本の海岸まで来ると海上で休息する必要はなくなるため、不要となった木片はそこで一旦落とされる。そして春になると、再び落としておいた木片をくわえて海を渡って帰っていくのだと考えられていた。旅立ちの季節が終わりもう雁が来なくなっても海岸にまだ残っている木片があると、それは日本で死んだ雁のものであるとして、供養のために、旅人などに流木で焚いた風呂を振る舞ったという。
[編集] 検証
渡りの際に雁が木片・小枝をくわえて渡ってくるという事象は見受けられず、伝説的な民話のようである。海岸に打ち寄せられた流木、木片を見て津軽の人々が想いを馳せたとも、遠く都の人々が雁の渡りのことを考えて創造した話ともされるが、出所ははっきりしない。
また木片を落とす場所も函館の一つ松付近という説と津軽の海岸という説が見受けられる。該当する地方にこの雁風呂の風習がいつ頃あったのか、またそもそもそういった風習が存在したのか疑問の声もある[1]。
雁風呂に関する記述では『柳樽』に「雁風呂の長湯あとのがさきになり」とある。古句に「念仏にとる風呂蓋や雁供養 冬葉」、「雁風呂やあはれ幾羽のあたたかみ 文岱」など。また『採薬使記』(宝暦8年成る)なる文献に記述がある(世界大百科事典)。
[編集] 影響
[編集] 外部リンク
[編集] 註
- ^ なおこの伝説の発祥に関しては、日本の民族を「海洋民族」「海岸民族」「沿岸民族」のうちどれとして定義するかという議論も参考になる。
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