雪印牛肉偽装事件
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雪印牛肉偽装事件(ゆきじるしぎゅうにくぎそうじけん)は2001年10月に日本で起きた補助金詐取事件。2002年から2004年に発覚した牛肉偽装事件の最初の事件である。
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[編集] 概要
本事件により、補助金詐欺の実態が暴露され、他の補助金詐欺事件が発覚する切っ掛けともなった事件である。
事件を起こした雪印食品は、前年である2000年に親会社である雪印乳業(現在の雪印メグミルク)で発生した雪印集団食中毒事件による影響から、大変厳しい経営を強いられていた。それに加えて、BSE問題が追い打ちをかけたため、2001年10月、その経営を何とか好転させようと苦し紛れにこの事件を起こした。しかしながら、翌年1月、取引先だった冷蔵会社・西宮冷蔵からの内部告発でばれてしまい、経営不振をさらに深刻化させることになった。
事件発生当初は食肉事業撤退で会社継続を模索したが、またしても雪印企業グループ各社も経営責任を問われたことから、「雪印集団食中毒事件」に続いて、各地で雪印企業グループ製品の不買運動が発生。スーパーなど陳列を見合わせるなどの影響が発生し、雪印乳業の株価を大きく下げるなど酪農農家への打撃も心配された。その影響から、最終的には清算(解散)されてしまった。
この事件が決定打になって、雪印企業グループの単独提供だったテレビ朝日の『料理バンザイ!』が2002年3月31日放送分で番組終了となり20年の歴史に幕を閉じた。
[編集] 事件の発生
日本国内産牛肉(Jビーフ)にBSE(狂牛病)にかかったものがあることが農林水産省から発表された。
これを受け実施された国産牛肉買い取り事業を悪用して、雪印食品関西ミートセンター(兵庫県伊丹市)のスタッフが国外産の牛肉を国内産と偽って国内産牛肉のパッケージに詰め込み、農林水産省に買い取り費用を不正請求した。
事件の背景には国外産牛肉は安価であり、国内産牛肉は高価で有るという価格差の問題があった。この為、買い取り事業に於いて買い取り価格よりも国外産牛肉の方が安いという価格差が生じ、国外産牛肉を国内産牛肉と偽ることにより、国外産牛肉の購入価格と国内産牛肉の買い取り価格の価格差により、莫大な利益が発生する仕組みであった。
これらの事情から、先述・雪印集団食中毒事件の影響で厳しい経営を強いられていた雪印食品は、国産牛肉買い取り事業で経営を何とか好転させる大きなチャンスと見ていたことがうかがえる。
[編集] 発覚から会社清算まで
- 2002年
- 1月23日 - 取引があった冷蔵会社・西宮冷蔵の内部告発によって発覚
- 1月28日 - 雪印食品が国内産牛肉の産地を偽っていたことを発表
- 1月29日 - この責任を取って雪印食品の社長が即刻辞任、同時に食肉部門からの撤退を発表
- 2月1日 - 詐欺容疑で近畿農政局も告発
- 2月2日 - 兵庫県警察本部などの合同捜査本部が雪印食品本社や関西ミートセンターを捜索
- 2月22日 - 経営再建を断念、会社を清算(解散)する方針を固める
- 3月7日 - 偽装工作に関わっていた関西ミートセンター長ら19人を懲戒解雇
- 3月30日 - 営業業務を全て終了、翌日付で社員を解雇。
- 4月26日 - 雪印食品臨時株主総会開催。会社の解散を決議、4月30日正式に解散
- 5月10日 - 事件の主犯格とされる本部長ら5人を詐欺容疑で合同捜査本部が逮捕(その後、2004年7月に元専務ら2人が無罪判決)
- 2005年8月12日 - 雪印食品の清算が完了、雪印食品株式会社なる法人は完全に消滅
[編集] 内部告発の業者は
産地偽装を内部告発した西宮冷蔵は、事件の影響で取引先からの信用が激減するなどし、一時は廃業状態にまで陥ったが、その後カンパを募るなどし、2004年に営業を再開した。
[編集] 関連項目
最終更新 2009年11月23日 (月) 08:08 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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