青木栄一
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青木 栄一(あおき えいいち、1932年12月10日 - )は、地理学者。元駿河台大学教授。東京学芸大学名誉教授。理学博士。歴史地理学会会長。専門は文化地理学、交通地理学、地図情報論、交通情報論、産業考古学。研究テーマは地域社会を通じての鉄道の歴史地理学、シーパワーの政治地理学、及び海事史。
鉄道ファンとして知られる。またそれを個人的趣味にとどめることなく、主にアマチュアである鉄道ファンによって支えられてきた鉄道分野の研究を、文化地理学の一環として認知・昇華させるべく活躍している。
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[編集] 生い立ち
- 東京市品川区生まれ。父がサラリーマンだった関係で、小学校時代に東京市から中津川、苫小牧と二度転校。以後高校の途中に東京に戻るまで、苫小牧で育つ。1952年、最初の調査論文「東武急行編成近況」を『鉄道ピクトリアル』12号に発表。
- 1953年、千葉大学工学部機械工学科に入学、のちに文理学部地学科に転じる。1954年に北海道の私鉄を旅行、翌春には九州を旅するなど、この頃より地方私鉄に関心を抱くようになる(北海道旅行については後述著書『昭和29年夏 北海道私鉄めぐり』で、写真を中心に描かれている)。
- 1957年から東京教育大学(のちの筑波大学)で修士・博士課程を修め、都留文科大学、防衛医科大学校、東京学芸大学、駿河台大学勤務を経て、2004年3月に駿河台大学を退職。現在は著述に専念している。
- ロンドン大学での在外研究経験があり、英語に堪能である。非常勤講師として国連大学での講義で使用した日本鉄道史に関するテキストが、後に "A History of Japanese Railways" として公刊された(後述)。
- 鉄道友の会評議員。日本ナショナルトラスト評議員。
- 長男の青木亮は交通経済学を学び、富山大学経済学部助教授を経て、現在は東京経済大学経営学部助教授。鉄道史学会などには父子で参加している。
- 教え子は数多く、日本のバス研究では第一人者と評される事が多い交通研究家の鈴木文彦、各地中小私鉄の資料保存活動で活躍した鉄道博物館学芸員の岸由一郎が含まれる。岸が2008年に岩手・宮城内陸地震で遭難し死去した際には、テレビのインタビューで「今後の日本の博物館を支える人材だった」と語り、その急逝を惜しんだ。
[編集] 主な著作
- 『A History of Japanese Railways, 1872-1999』(共著、東日本鉄道文化財団、交通新聞社、2000年)
- 国連大学での講義を元にした英文の日本鉄道史。
- 『日本近代化遺産を歩く』(共著、JTB、2001年) ISBN 4-533-03760-7
- 『軽便鉄道』(大正出版、2004年) ISBN 4-8117-0652-8 三宅俊彦との共著
- 『昭和29年夏 北海道私鉄めぐり』上、下(ネコ・パブリッシングRM Library、2004年) 上 ISBN 4-7770-5055-6、下 ISBN 4-7770-5056-4
- 『森林鉄道からトロッコまで』(大正出版、2005年) ISBN 4-8117-0654-4 三宅俊彦との共著
- 『鉄道忌避伝説の謎 汽車が来た町、来なかった町』(吉川弘文館歴史文化ライブラリー、2006年) ISBN 978-4-642-05622-9
- 『日本の地方民鉄と地域社会』(古今書院、2006年) ISBN 978-4-7722-6026-8
- 『交通地理学の方法と展開』(古今書院、2008年) ISBN 978-4-7722-3119-0
- 『鉄道の地理学』(WAVE出版、2008年) ISBN 978-4-87290-376-8
この他、『世界の艦船』と『鉄道ピクトリアル』を中心とした各種雑誌にも、交通地理学や技術史の視点からの論文を多数投稿している。
[編集] その他
- その他には、日本のみならず世界のトイレ事情(主にトイレットペーパーなどの使用分野)を研究している。
[編集] 参考文献
- 駿河台大学『文化情報学 駿河台大学文化情報学部紀要』第11巻第2号 2004年12月 ISSN 1341-0962 大木昭一郎教授・大橋泰二教授・青木栄一教授退職記念号PDF
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年8月24日 (月) 04:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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