頂相

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頂相ちんぞう、他にちんそうちょうそうとも)は、禅宗僧侶肖像画、または彫刻のこと。師に当たる僧が弟子の僧侶に対して、印可状の一部として自賛の肖像を与えるところから、禅宗の普及と共に多く描かれた。彫刻の場合、禅院の開山となった高僧を偲ぶため、弟子筋の僧侶が作らせた物である。そのため、その寺にとっては本尊と同じくらい重要であり、本堂に安置されるか開山堂というその像を置くための特別な御堂が造られた。絵画にしろ彫刻にしろ、頂相は禅僧にとって師の現身そのものであり、師僧の特徴を正確に捉えた、真に迫る造形に特色がある。彫刻の場合、頂相画に倣って法衣の裾を長く垂らして座る姿に表されるが、衣に包まれた体部は単純に表し、写実は面貌に集中する表現法が確立している。特に鎌倉時代から南北朝時代にかけては優品が作られ、多くは国宝重要文化財に指定されている。

最終更新 2009年2月2日 (月) 09:03 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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