風の大地
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『風の大地』(かぜのだいち)は、ゴルフを題材にした日本の漫画。原作は坂田信弘、画はかざま鋭二。小学館刊行の青年雑誌「ビッグコミックオリジナル」に1990年から連載される。1993年度の小学館漫画賞青年一般部門を受賞した。
[編集] 概要
24歳という(ゴルフ界では)遅い年齢でプロゴルファーを志した主人公沖田圭介が、恵まれた体格と熱心な練習、さまざまな人との出会いによって成長し、メジャートーナメントなどで活躍する様を描いている。主人公の師となる小針春芳、トーナメントで優勝を争う尾崎将司やグレグ・ノーマンなど、実在のゴルファーも多数登場する。 大会が始まると一打打つだけで一話が終わるほど展開が遅い。
沖田は1年でプロになったとあるが、これはゴルフ界ではかなり凄いことであり、沖田の飛距離も半端ではない。 まだプロ前の研修生時代に栃木県の研修会でティーショットを300ヤード以上飛ばすなど驚異的。 プロになってから、全英オープンに出場し、最終日の最終組、最終ホールで400ヤード近くまでティーショットを打ってきた。さらに全米オープンの最終日の最終の197ヤードのホールでも、2度も旗に当たるショット を打つなど、技術の高さが伺える。ドバイ・デザート・クラシックでも最終日の最終ホールで ティーショットを395ヤード打ってきた。沖田はなぜか最終日に強い。 マスターズでも、最終日の2ホール目、570ヤードPAR5でティーショットを380ヤード以上飛ばし、2打目を ショートアイアンで打つなど、人間離れしている。
現在、沖田はゴルフの権威ある大会である「マスターズ」に出場中で、左足首を負傷しているという ストーリーになっている。このマスターズで、沖田は510ヤードのPAR5でティーショットを450ヤード飛ばすなど 人間離れしたパワーを見せている。ただ、このマスターズも展開が遅く、終わりは未だに見えてこない。
余談だが、物語の当初は、原作者の坂田の体験談で進んでいた。同じ所で原作者本人が研修生をしていた 栃木県の鹿沼カントリー倶楽部で研鑽していたとの話もある。 物語に出てくる「日大出身の長谷川」以外は実在するとの事。神主の娘である「物部さん」は実在したか 定かではない。
[編集] 登場人物
- 沖田圭介(おきた けいすけ)
- 本作の主人公。 家庭の事情から京都大学を中退し、24歳の時に鹿沼カントリークラブの研修生として所属する。当初は全くの素人であったが多くの理解者と持ち前の努力で、ゴルフを始めてわずか1年でプロテストに合格。プロ入り後はアジアサーキット内のタイオープンで初優勝。その後も、アジアサーキットで4位、全英プロ、全米プロでそれぞれ2位、オランダオープン、ドバイオープンクラシックで優勝を飾るなど、輝かしい戦績を誇る。
- 小針春芳(こばり はるよし)
- 那須カントリークラブに所属するプロで、沖田の師匠。練習用ボールを見ただけで沖田の才能を見抜き、後にゴルフセット一式を贈るなどしている。アプローチの能力に長けており、宇賀神らからは神様と呼ばれる。後の小川らとの賭けゴルフでは、後半のホールを沖田と共に戦い抜いた。
- 宇賀神正行(うがじん まさゆき)
- 鹿沼CCに所属する料理人で、自身も以前は研修生であったが25歳でプロ入りを諦めた。小針プロと共に沖田の理解者であり、自身が娘の次に宝物だと豪語するマクレガーのドライバーを沖田に譲っている。しかし沖田のプロテストの当日、肝臓癌で死去。その後は沖田の回想と共に度々登場している。家族は、妻と娘のさやか。
- 笠崎孝(かさざき たかし)
- 沖田の先輩研修生であり、通称「夜這いの孝チャン」。先にプロ入りした沖田、プロ入りを諦めた長谷川、石原を尻目に現在も研修生として奮闘しているが、後に沖田と共に交通事故に遭い、リハビリを余儀なくされる。
- 長谷川博(はせがわ ひろし)
- 沖田の先輩研修生(但し年齢は1つ下にあたる)。名門・日本大学ゴルフ部出身のエリートゴルファー。技術は高いものの傲慢かつ自尊心の高い性格で、鹿沼の人間をどこか見下している。鹿沼CCのグリーンマスター・小平の娘で、同じく鹿沼CCでキャディとして働く高橋明美と不倫していたが、後に明美は離婚。プロ入りを諦めた自身と共に北海道に旅立った。
- 石原建
- 鹿沼CCに所属する研修生であったが、沖田のゴルフに衝撃を受けプロ入りを諦める。その後はキャディマスターとなり、後に鹿沼CCで経理担当の美代子と結婚。
- 支配人
- 鹿沼CCの支配人。研修生にたちは温厚な態度で接するが、時に激しく檄を飛ばすこともある。
- 小平(こだいら)
- 鹿沼CCのグリーンマスター。仕事一筋の頑固人間ではあるが、研修生たちの為に速いグリーン対策として自らグリーンの芝を短くしたり、沖田たちの賭けゴルフ相手の傲慢なやり口に激怒して、翌日からの管理を無視してでも強引にグリーンを早くしたりと、侠気に篤い人間である。
- 物部麗子(もののべ れいこ)
- 本作のヒロインであり、沖田の恋人。宇都宮の大寛神社の一人娘であり、宇都宮大学を卒業後は新聞社に入社する。
- チッタ
- アジアサーキットを沖田と共に戦い抜いたフィリピン人キャディ。熱くなりやすいタイプで、これまでも雇用主と諍いを繰り広げてきたが、沖田の戦いに感化され彼とは一心同体のキャディとなる。
- 呂西釣(ろ せいきん)
- 台湾出身のトッププロ。沖田との競り合いの末、フィリピンオープンで優勝。
- ロジャー・デービス
- オーストラリア出身で、世界アマ選手権2位という記録を残した後プロ入り。後に全英オープンにマンデーから出場する。
- ボビー・ブロー
- アジアサーキットにマンデー1位で出場したアメリカ人プロ。沖田、ロジャーと共にアジアサーキットを転戦する。
- 尾崎将司(おざき まさし)
- 実在する日本のトッププロ。ダンロップオープン、日本オープンを沖田と共に争い、それぞれ3位と2位の記録を残している。全英オープンにも出場していたが、結果は不明。
- 杉原輝雄(すぎはら てるお)
- 実在する日本のプロ。アプローチを得意としており、ダンロップオープンでは優勝している。
- リリィ・マクガン
- 伝説の名キャディ、ダグ・マクガンの孫娘。かつてはあるプロとツアーを転戦していたが、彼の裏切りにより男性不信となる。沖田とは相思相愛の仲であったが、後に交通事故に遭い、脳内出血で死去する。
- グレッグ・ノーマン
- 実在するオーストラリア人プロ。全英オープンで優勝、全米オープンで4位の記録を残している。
- 河内俊一郎(かわち しゅんいちろう)
- かつてはシード権を有するプロだったが、故障をきっかけにシード権を剥奪され、メーカーからも契約を切られた。そのことから人間不信に陥っており、傲慢な性格である。全英オープンにはマンデーから出場し、3日目には沖田と共にプレイするが、沖田のリリィへの態度に怒り、ゴルフクラブで右手甲を叩くなどしている。その後18番ホールで6オーバーもの大叩きをし、大幅に順位を下げるが、4日目には驚異的な追い上げを見せ、最終的には3位でホールアウトした。龍志(たつし)という息子がおり、現在は離婚した妻が引き取っている。
- シルバー・スコット・ウォーレン
- アマで115戦111勝、プロで7戦全勝の戦績を持ち、天才という称号を欲しいままにしているアメリカ人ゴルファー。当初は沖田の実力を軽視し、それに警鐘を鳴らしたキャディを解雇しようとしていたが、試合後はその考えを改め沖田をライバル視するようになる。アメリカ一の石油会社からデパートまで所有するウォーレン財閥の御曹司であり、恋人にドナ・ギャラハンがいる(彼女もまた、裕福な家庭である)。
- グレゴリー・オースティン
- かつては伝説的なサックスプレイヤーであったが、ある理由から15年間隠遁しており、沖田と出逢うまでは黒人街の場末のジャズバーで演奏していた。。ゴルフの技術にも長けており、元はコングレッショナルカントリークラブの会員である。そのため、コースの癖と「会員の癖」は知り尽くしている。その後作品を発表し、それは全米を揺るがす大ヒットとなった。後にニューヨークに移り住んでいる。
- トム・リーマン
- 全米オープンの優勝者のアメリカ人プロ。ホールアウト時点では沖田、ウォーレンに次いで3位であったが、彼らがスコアを崩したことにより繰り上げで優勝した。
| 小学館漫画賞青年一般部門 |
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最終更新 2009年9月7日 (月) 06:59 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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