食品サンプル
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食品サンプル(しょくひんサンプル)はビニールやプラスチックなどで作られる、様々な食品、料理を模した模型。飲食店の店頭にディスプレイされ、客はそれを見てどれを注文するかの参考にする。日本で発祥したものであり、日本国内に非常に多く、東アジア以外ではほとんど見かけない。
かつては蝋で作られていたが、直射日光に弱いため樹脂(主にプラスチック)に取って替わられた。しかし、樹脂では表現が難しい食品サンプルは蝋で作られている。
起源についてはいくつか説がある。
- 1917年に島津製作所の西尾惣次郎が「保健食 料理模型」を製作したとの記述がある。
- 1923年に関東大震災で倒壊した白木屋の仮設店舗に須藤勉が初めて食品サンプルを納入した。
- 1932年、教材として使われていた蝋製の食品模型をヒントに、岩崎龍三が食品サンプルを専門に生産する会社を大阪に創立した。
[編集] 概説
基本的に全ての食品サンプルは特注品であり、一つ一つ手作りされる。これは店によって、例えばカレーライスひとつとっても皿の形、量、盛り付けなどが異なる為で、サンプルと実際に出てきた料理が異なっていた、という場合に引き起こされるトラブルを回避するためである。
これは日本独特の文化で、アジアのごく一部を除き他国には見られない。日本に初めてやってきた外国人はたいていその精巧な作りに仰天するという。映画『東京画』でも取り上げられた。外国人観光客に人気の浅草寺に程近い合羽橋は、飲食店向けの各種器具を取り扱う問屋が立ち並んでいるが、寿司や天ぷらの食品サンプルが人気商品になっている。わざわざ土産用に作られたリアルサイズまたはミニチュアのキーホルダー、携帯ストラップ、女性用のアクセサリーなども存在するほどである。
[編集] その他
テレビ東京の「TVチャンピオン」では食品サンプル職人選手権が開催され、ほとんど芸術作品ともいえる食品サンプルが制作されている。同選手権で2連覇した経歴を持つ食品サンプル職人・竹内繁春は「フォークが宙に浮いたスパゲッティ」の考案者として知られる。
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年7月2日 (木) 06:04 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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