食変光星

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アルゴル型食変光星の変光の原理(動画)。実際は、青白い主星の方が、赤色がかった伴星より半径が小さい場合がほとんどである。動画の例では、食が皆既食・金環食なので、実際の光度曲線は食の中央が平坦になる。

食変光星(しょくへんこうせい)は、共通重心の周りを回る2つの星が互いの光を覆い隠し合うことによって、みかけの明るさ(2星の合成光度)が変わるタイプの変光星である。そのため、食変光星は必ず連星系を形成しており、2つの星の軌道面が地球と連星系を結んだ直線を含む平面上に存在する。一般的に、恒星自身の明るさは変わらず、規則的に変光するのが特徴である(ただし、後述するカシオペヤ座RZ星のように、連星系の一方が脈動変光星の場合はこの限りではない)。なお、「食変光星」は変光星としての分類であり、連星の分類として食連星と呼ばれることもある。

目次

[編集] 食変光星の分類

[編集] 光度曲線による分類

アルゴル型 (EA)
食のとき以外は大きな光度変化が起こらない型で、平常光度ははっきりしているのが特徴。この型の連星系は、星同士が比較的離れている。
こと座β型 (EB)
星の表面の明るさが一定ではなく、アルゴル型のような平常光度は存在しない。連星がかなり接近しているため星の形が楕円になっていることや、片方の星がもう片方の星を照らす反射効果が起こることがその理由である。このタイプの変光星を Lyrid という。
おおぐま座W型 (EW)
同じくらいの大きさの星による接触した連星系で、星は完全に楕円形になっていて共通の大気を持っている。主極小と副極小の差が小さく、滑らかに光度変化をし、食と食外の区別がはっきりしない。また、短周期(1日以下)の星が多い型である。

=

[編集] ロッシュの限界と星の相対的な大きさによるコパールの分類 =

分離型(D)、半分離型(SD)、接触型(K)の3つに分類される。

[編集] 連星系を構成する星の特徴による分類

GS
1つまたは両方の成分星が巨星・輝巨星または超巨星の型。
PN
成分星に惑星状星雲の中心星を含む型。
RS
回転変光星のRS型のうち食変光が見られる型。食外で正弦曲線のような光度変化があり、その原因が成分星の黒点活動によるものである。
WD
成分星に白色矮星を含む型。
WR
成分星にウォルフ・ライエ星を含む型。

以上5つの型のいずれにも属さない食変光星は光度曲線による分類及びロッシュの限界と星の相対的な大きさによるコパールの分類の2つの分類法によって分類する。

[編集] 主な食変光星

[編集] 関連項目

最終更新 2009年8月5日 (水) 16:49 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【食変光星】変更履歴

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