首都圏中央連絡自動車道
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| 一般国道自動車専用道路(B) (有料) |
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|---|---|
| 首都圏中央連絡自動車道 |
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| 総距離 | 約300 km(うち約89kmは供用中) |
| 開通年 | 1996年 - |
| 起点 | 釜利谷JCT |
| 主な 経由都市 |
厚木市、八王子市、川越市 つくば市、成田市 |
| 終点 | 木更津JCT |
| 接続する 主な道路 (記法) |
記事参照 |
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首都圏中央連絡自動車道(しゅとけんちゅうおうれんらくじどうしゃどう)は、神奈川県横浜市を起点とし、千葉県木更津市を終点とする、東京の都心から概ね半径40-60kmの位置を環状に結ぶ高規格幹線道路(国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路))である。圏央道(けんおうどう、KEN-O EXPWY)と略される。
目次 |
[編集] 概要
東京の都心から40-60km圏内の、横浜市・厚木市・八王子市・川越市・つくば市・成田市・木更津市などの東京郊外の諸都市を結ぶとともに、湾岸道路・東名高速・中央道・関越道・東北道・常磐道・東関東道・館山道などの放射道路を相互に連絡する(第三京浜とは連絡しない)、首都圏の3環状9放射の一番外側の環状道路である(外環道・中央環状線とともに3環状の一つ)。
現在は圏央道として、八王子JCT-川島IC、つくばJCT-稲敷IC、木更津東IC-木更津JCTが開通している。
[編集] 神奈川区間
神奈川区間は、湾岸道路(横浜横須賀道路)から八王子南ICにあたり、さらに高速横浜環状南線、横浜湘南道路、さがみ縦貫道路に分けられている。
この区間は、高速横浜環状南線は地下または掘割構造となっており、横浜湘南道路はトンネル構造とするなどなされている。
また、地域高規格道路である新湘南バイパスが現道強化当面活用区間とされている。
[編集] 城山町葉山島の残土問題
1980年代後半からのおよそ10年にわたり、圏央道の予定地(1997年7月都市計画決定)である相模原市城山町葉山島の谷に、業者が建設残土を不法投棄していた。業者はすでに倒産しているが、残土の撤去費用は数百億円と見積もられ、地元自治体も撤去費用の拠出には難色を示していた。
都市計画では本区間の谷を橋で渡るようになっているが、現状では谷は完全に残土で埋められている。残土の上に道路を建設するのは、残土そのものが土地として不安定であるため不安視する声もあったが、2007年11月30日、県土地水資源対策課は「斜面が地滑りする危険性もなく、安定性からいえば縦貫道路のルートを変更する必要はない」という見解を公表し、この問題に対して神奈川県は残土の撤去をせずに建設するとした。
これにより国土交通省は当初案の橋を取りやめ、複数の工法を比較した上で元の谷底の下にトンネルを通す構造変更を2008年6月13日に発表した[1]。2012年の開通目標は変更されていない。
[編集] 城山八王子トンネル工事中の土砂崩落
2008年3月26日午後、八王子市南浅川町の城山八王子トンネル工事中に上り線の坑口付近で土砂崩落が発生。幅30m、約4000m3の土砂が崩落した。被害者はゼロ。
[編集] 東京区間
東京区間は、八王子南ICから青梅ICにあたる。
この区間は、周辺住民の反対運動が根強く3度の行政訴訟にもなっている。
- あきる野IC-青梅IC間に係る土地収用法上の事業認定取消訴訟
- あきる野IC付近の事業認定をめぐって東京地方裁判所平成12年(行ウ)第349号事業認定取消請求事件を第一審とする行政訴訟が起きた。一審では原告側の請求を認め土地収用法上の事業認定を取り消す判決が下った(東京地判平16・4・22)。この判決に対し行政側は東京高等裁判所へ4月27日に控訴した。二審の平成16年(行コ)第205号事業認定取消・収用裁決取消請求控訴事件においては行政側が逆転勝訴した(東京高判平18・2・23[2])。
- 高尾山天狗裁判
- 八王子JCT-あきる野ICに関し、平成14年(行ウ)第296号等の事業認定の取消しを求めた行政訴訟が起きた。原告は高尾山周辺や八王子城址付近の環境破壊や税金の無駄遣いを理由として提訴したものの、行政側が勝訴した(東京地判平17・5・31[3])。
- 2000年10月には住民と環境保護団体が、環境権を根拠に高尾山トンネルなど5.1km区間の工事の差し止めを求めて東京地方裁判所八王子支部に提訴した。これに対し司法は環境権は私法上の権利とは認められない点、原告住民への具体的な危険が認められない点、首都圏中央連絡自動車道には都心部の渋滞緩和などの高い公共性が認められる点などから原告の請求を退けた (東京地判平19・6・15)。原告団は同月25日に東京高等裁判所に控訴した。
現在のところいずれも原告の請求を退け、事業認定を取り消されていない。
2007年までに八王子JCTまでが開通し、埼玉区間と併せて関越道と中央道が結ばれた。従来は、首都高速道路等を経由する必要があったが、開通後は大幅に短縮された。
高尾山トンネルを含む八王子南IC-八王子JCTは当初2009年度の開通を目標としていたが、用地取得の遅れによる高尾山トンネルの着工の遅れ、高尾山の水環境保全のための工法変更、事業予定地に反対派の座り込みデッキがあり工事に支障をきたしていることから、2011年度に開通目標が延期された[4]。また、八王子西ICのフルインターチェンジ化に向けた検討にも着手されている。
[編集] 埼玉区間
埼玉区間は、青梅ICから五霞ICにあたる。鶴ヶ島JCTで関越道、久喜白岡JCT(仮称)で東北道と接続する。
2008年までに川島ICまでが開通。
川島IC以東は2012年度までの開通を目標としている。桶川北本ICで上尾道路と接続する計画があるが、一般部は事業中であるものの、専用部は事業化されていないため、暫定的に一般部と接続する。
[編集] 測量業務などに関する汚職事件
首都圏中央連絡自動車道の測量業務などに関し、協立測量(東京都杉並区)の海老原秀行社長と阿部善宏専務が国土交通省関東地方整備局北首都国道事務所の伊藤久数副所長ら幹部2人に対し、ゴルフ接待や無担保融資などの見返りに埼玉県幸手市上高野周辺工区の用地測量落札予定価格などの入札情報を入手する汚職事件が起こった。
この事件を受け協立測量は指名停止処分を受けたほか、贈収賄に関し有罪判決が下っている (東京地判平18・9・20および東京地判平18・10・4)。
[編集] 茨城区間
茨城区間は、五霞ICから神崎ICにあたる。つくばJCTで常磐道と接続する。2009年までにつくばJCT-稲敷ICが開通。
つくばJCT以西は2012年度までの開通を目標としているほか、江戸崎PAの開設も進めている。
[編集] 千葉区間
千葉区間は、神崎ICから木更津JCTにあたる。大栄JCTで東関東道と、木更津JCTで館山道と接続する。従来のルートでは宮野木JCT等を経由する必要があるが開通後は大幅に短縮される。
2007年に木更津東IC-木更津JCTが開通。茂原長南IC-木更津東ICは2009年度の開通を目指していたが、用地買収の遅れで2010年度に[4]、東金IC-茂原長南ICは2010年度の開通を目指していたが2012年度にそれぞれ延期された。
また、地域高規格道路である千葉東金道路が現道強化当面活用区間とされている。
3環状9放射のネットワーク構想では、木更津JCTをそのまま西進し東京湾アクアラインと接続し、湾岸道路(首都高速湾岸線)までの環状道路を形成する。
[編集] 国道468号
一般国道の路線を指定する政令および一般国道の指定区間を指定する政令に基づく一般国道468号の概要は以下の通り。
- 起点 : 横浜市
- 終点 : 木更津市
- 重要な経過地 : 藤沢市、茅ヶ崎市、海老名市、厚木市、神奈川県津久井郡城山町、八王子市、あきる野市、青梅市、羽村市、入間市、狭山市、日高市、川越市、鶴ケ島市、坂戸市、埼玉県比企郡川島町、桶川市、北本市、同県南埼玉郡菖蒲町、久喜市、幸手市、茨城県猿島郡五霞村、同郡境町、岩井市、水海道市、つくば市、牛久市、千葉県香取郡下総町、成田市、同郡大栄町、東金市、茂原市、同県長生郡長南町、市原市、袖ケ浦市
- 重複国道
- 指定区間
- 国道126号と重複する区間、国道1号と重複する区間
- 横浜市金沢区釜利谷東5丁目2357番8-藤沢市城南1丁目1325番1、茅ケ崎市西久保字上ノ町1569番1-成田市吉岡字来光台1175番1、東金市丹尾字千眼下38番7-木更津市犬成犬成笹子両村新田字柳作717番の2
海老名南JCTから海老名ICまでの区間は国道468号ではなく、第一東海自動車道とされている[5]。
[編集] 道路規格
釜利谷JCT-海老名IC
海老名IC-八王子南IC
- 道路構造令 : 第1種第2級
- 設計速度 : 100km/h
八王子南IC-川島IC
- 道路構造令 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
川島IC-木更津JCT
- 道路構造令 : 第1種第2級
- 設計速度 : 100km/h
[編集] 通過市町村
[編集] インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通区間の名称は仮称。
- 路線名の特記がないものは市町道。
- 番号は、JCTごとに十の位を繰り上げるような方式になっている。
[編集] 主なトンネルと橋
- 八王子城跡トンネル(八王子JCT-八王子西IC) : 2,380m
- 恩方トンネル(八王子JCT-八王子西IC) : 740m
- 天合峰トンネル(八王子西IC-あきる野IC) : 1,360m
- 川口トンネル(八王子西IC-あきる野IC) : 内回り1,950m 外回り1,960m
- 菅生トンネル(日の出IC-青梅IC) : 2,360m
- 友田トンネル(日の出IC-青梅IC) : 980m
- 多摩川橋(日の出IC-青梅IC) : 350m
- 青梅トンネル(日の出IC-青梅IC) : 2,090m
- 入間西トンネル(青梅IC-入間IC) : 250m
- 入間中トンネル(入間IC-狭山PA) : 100m
- 入間東トンネル(入間IC-狭山PA) : 200m
- 新豊水橋(入間IC-狭山PA) : 170m
[編集] 歴史
- 1987年6月30日 : 高規格幹線道路として構想。
- 1988年3月30日 : 新湘南バイパス開通。
- 1993年4月1日 : 一般国道468号に指定。
- 1996年3月26日 : 青梅IC-鶴ヶ島JCT開通(圏央道として最初の開通区間)。
- 1998年3月30日 : 千葉東金道路二期(東金IC-松尾横芝IC)が開通。
- 2002年3月29日 : 日の出IC-青梅IC開通。
- 2003年3月29日 : つくばJCT-つくば牛久IC開通。
- 2005年3月21日 : あきる野IC-日の出IC開通。
- 2007年3月10日 : つくば牛久IC-阿見東IC開通。
- 2007年3月21日 : 木更津東IC-木更津JCT開通。
- 2007年6月23日 : 八王子JCT-あきる野IC開通(関越道と中央道が結ばれる)。
- 2008年3月26日 : 工事中の城山八王子トンネルが崩落、坑口及び周囲に損傷被害。
- 2008年3月29日 : 鶴ヶ島JCT-川島IC開通。
- 2008年7月18日 : 狭山PA開設。
- 2009年3月21日 : 阿見東IC-稲敷IC開通。
[編集] 道路管理者
- 中日本高速道路
- 東京支社小田原保全・サービスセンター : 藤沢IC-茅ヶ崎中央IC
- (小田原保全・サービスセンター管理区間はこの他、小田原厚木道路全線、西湘バイパス全線、新湘南バイパス全線、箱根新道全線)
- 八王子支社八王子保全・サービスセンター : 八王子JCT-あきる野IC(あきる野ICを含まない)
- (八王子保全サービスセンター管理区間はこの他、中央自動車道高井戸IC-上野原IC、八王子バイパス全線)
- 東日本高速道路
- 関東支社所沢管理事務所 : あきるのIC-川島IC
- (所沢管理事務所管理区間はこの他、関越自動車道練馬IC-本庄児玉IC)
- 関東支社谷和原管理事務所 : つくばJCT-稲敷IC
- (谷和原管理事務所管理区間はこの他、常磐自動車道三郷IC-岩間IC)
- 関東支社市原管理事務所 : 松尾横芝IC-東金JCT/IC
- (市原管理事務所管理区間はこの他、館山自動車道蘇我IC-木更津北IC、京葉道路穴川西IC-蘇我IC)
- 関東支社東京湾アクアライン管理事務所 : 木更津東IC-木更津JCT
- (東京湾アクアライン管理事務所管理区間はこの他、館山自動車道木更津北IC-富津竹岡IC、東京湾アクアライン全線、富津館山道路富浦IC-富津竹岡IC)
[編集] 通行料金
圏央道はETC割引がある。
以下のETC割引内容や料金は2009年9月現在。
[編集] ETC割引について
対応している割引制度
- 東京区間と埼玉区間
- ETCにおける「大都市近郊区間」の割引に全て対応している。
- 深夜割引、平日夜間割引、休日特別割引、早朝夜間割引
- 茨城区間と千葉区間
- ETCにおける「地方部区間」の割引に全て対応している。
- 深夜割引、通勤割引、平日昼間割引、平日夜間割引、休日特別割引
[編集] ETC割引導入の歴史
ETC割引制度については、2007年6月23日からは八王子JCT-鶴ヶ島JCTで早朝夜間割引・深夜割引の対象道路とされている。さらに、同年8月1日からは社会実験として圏央道全線利用割引と圏央道連続利用割引が開始されている。八王子JCT-川島以外の区間はETC割引制度の対象道路とされていなかったが、2007年8月20日からは社会実験として木更津東IC-木更津JCTで通勤割引・深夜割引が導入されている。2009年3月28日からは、生活対策に基づき、時間帯割引等が導入されている。さらに、同年5月13日からは圏央道全線利用割引と圏央道連続利用割引が開始されている。
[編集] 交通量
[編集] 2008年度
八王子JCT - あきる野IC 開通1年後の平均交通量
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東京都
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埼玉県
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つくば牛久IC - 阿見東IC 開通1年後の平均交通量
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茨城県
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[編集] 2005年度
24時間交通量(平成17年度道路交通センサス)
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東京都
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埼玉県
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茨城県
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[編集] 開通予定年度
首都圏中央連絡自動車道の今後の開通予定は、以下のとおり。
- 2009年(平成21年)度 : つくばIC-つくばJCT
- 2010年(平成22年)3月 : 川島IC-桶川北本IC
- 2010年(平成22年)春 : 海老名JCT-海老名IC
- 2010年(平成22年)秋 : 茂原長南IC-木更津東IC(ゆめ半島千葉国体の開催に合わせる)
- 2010年(平成22年)度 : 海老名IC-相模原IC、菖蒲白岡IC-久喜白岡JCT
- 2011年(平成23年)度 : 八王子南IC-八王子JCT
- 2012年(平成24年)度 : 西久保JCT-海老名JCT、相模原IC-八王子南IC、桶川北本IC-菖蒲白岡IC、久喜白岡JCT-つくばIC、稲敷IC-大栄JCT、東金IC・JCT-茂原長南IC
- 2015年(平成27年)度 : 釜利谷JCT-藤沢IC
大栄JCT-松尾横芝ICのみ着工準備中であり、完成時期が未定である。
[編集] 脚注
- ^ 道路構造を橋梁構造からトンネル構造に変更PDF 国土交通省 関東地方整備局 相武国道事務所・平成20年6月13日記者発表資料
- ^ [1]PDF
- ^ [2]PDF
- ^ い ろ 圏央道2区間で開通目標年度を変更します
- ^ NEXCO中日本の本社・支社で担当している業務PDF
- ^ 圏央道八王子西インターチェンジのフルインターチェンジ化に向けた検討に着手しますPDF
- ^ 首都圏中央連絡自動車道の事業認定申請に向けた説明会開催と開通目標年度の変更についてPDF
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年11月30日 (月) 15:09 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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