首長竜

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首長竜目

プレシオサウルス骨格図
地質時代
三畳紀後期 - 白亜紀
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
上目 : 鰭竜類 Sauropterygia
: 首長竜目Plesiosauria
亜目

首長竜(くびながりゅう)は、中生代三畳紀後期に現れ、ジュラ紀白亜紀を通じて栄えた水生爬虫類の総称。多くは魚食性だったと思われる。大半は首が長いが、短い種もある。非常に長い時間をかけて繁栄し続けたが、他の大型水生爬虫類同様に中生代の最後の大量絶滅を乗り切れず、絶滅した。

目次

[編集] 和名の読みについて

20世紀後半頃から「くびながりゅう」という読み方が広まり、一般化したが、以下に述べるような理由で、本来は正しい呼称ではない。

  1. 明治期における西洋からの古生物学導入以来、両生類・爬虫類・鳥類哺乳類を問わず古生物和名の漢字表記は全て音読みとする事が慣例となっており、「くびながりゅう」のような湯桶読みはあり得ない。
  2. 「くびながりゅう」と呼ばれる種も、例えばプレシオサウルスは「蛇頸竜だけいりゅう)」、エラスモサウルスは「長頸竜ちょうけいりゅう)」のような和名を与えられていた。従って、現在の「首長竜」は俗称と言うべきである。
  3. そもそも「首」の字を neck の意味に用いるのは俗用であり、学術的な造語にはそぐわない。

1960年代頃まではこうした慣例が守られていたが、それ以降は、古生物名は専門家の間でも学名をそのままカタカナ表記して用いるようになり、いちいち和名を付ける事がなくなった。そのため和名の使用に混乱が起き、湯桶読みの名称が広まった。同様の例がブロントサウルス(アパトサウルス)にも見られ、かつては「らいりゅう(雷竜)」と読まれていたが、その後「かみなりりゅう」という湯桶読みが圧倒的となった。

[編集] 分類

爬虫網双弓亜目鰭竜類に含まれる。なお、恐竜も双弓類に含まれるが、首長竜と恐竜はペルム紀に分岐した主竜類に属する別のグループである。首長竜は現生爬虫類トカゲヘビに近いグループである。

通俗的なメディアでは今も「海に住む恐竜」などと呼ばれることが多いが、上記のとおり学術的には恐竜ではない

また、ブラキオサウルスなどの竜脚下目の恐竜も首が長いため首長竜と呼ばれることがあるが、これは間違いである。

[編集] 形態

一部の種、例えばエラスモサウルスの仲間では(頸)が体より長い。その他の種でもを含めた長さと同じくらいのものが多かった。四は完全に状に変化しており、尾は短く、水生生活に適応していた。当時の水中の生態系での頂点であったと考えられる。主に魚食性であったが、アンモナイトオウムガイ等も食べていた事、また、機会があれば海面近くに飛来したプテラノドンなどの翼竜や他の海棲爬虫類も捕食した事が近年の研究で分かっている。

[編集] 生態

未だ首長竜については多くの謎がある。その筆頭格が繁殖で、「首長竜はに上がって産したか」と言うものである。呼吸をする海棲爬虫類が卵を産む場合には、ウミガメやエラブウミヘビ科のウミヘビのように陸に上がらなければならず、そうでなければ海面で幼体を産む必要がある。首長竜の骨格構造では陸に上がる事は不可能と言う見解があるが、反論として陸に上がる事は可能だったとする説もあり、賛否は分かれている。魚竜の場合、胎児を持つ化石出産中に死亡した化石が発見されており、最初から予想されていた胎生であることは既に証明されているが、首長竜の場合は卵の化石はもとより、魚竜のように胎児を持つ化石や出産中の化石も未発見である。もとより首長竜の骨格構造ならびに生態自体が未解明の部分が多いため、結論は未だに出せない状況にあるが、現在では首長竜は胎生もしくは卵胎生であり、陸に上がって産卵する事は無かったと言う説が有力になりつつある。

蛇足ではあるが、映画『のび太の恐竜』では首長竜の一種フタバスズキリュウが出てくる。作中では首長竜は卵生だった、とする説が採られている。

[編集] 系統図

[編集] 下位分類

[編集] 関連項目

最終更新 2009年9月23日 (水) 04:33 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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