香椎

香椎の最新ニュースをまとめて検索!

香椎(かしい)は、福岡県福岡市東区の北部に位置する地域。福岡市の副都心の一つである。香椎地区にはJR鹿児島本線とJR香椎線の乗換駅であるJR香椎駅と、西鉄貝塚線西鉄香椎駅、福岡都市高速1号線北端の出入口があり、福岡市東部の交通の要所となっている。広域的に見た場合、南北では名島から唐原や下原にかけて、東西では名島・香椎浜・香住ヶ丘などの博多湾沿岸から香椎台や舞松原・松崎にかけてのエリアを香椎とすることが多い。 狭くは、南部を除く旧香椎町の地域を、さらにはそのうち香椎宮周辺の地域を指す。

目次

[編集] 歴史

この地域では古墳時代以前の遺跡は少ないが、神功皇后(オキナガタラシヒメ・オオタラシヒメ)の伝承と縁の深い香椎宮がこの地に存在することもあって、カシヒの名はすでに『古事記』・『日本書紀』を始めとする古史にみられる。 これらではカシヒに訶志比(『古事記』)、橿日(『日本書紀』)、哿襲(『筑前国風土記』)など様々な字が当てられている。 『記紀』に基づけば香椎宮周辺は元は仲哀天皇熊襲征伐、神功皇后の三韓征伐の大本営のあったところだとされる。 名の由来について18世紀初めの『筑前国続風土記』は、この地で急逝した仲哀天皇の寝棺を椎の木に掛けていたところ異香が四方に薫ったため「香椎」としたのだとの社家の伝承を伝える[1]。 他に由来を地形に求め、丘陵が海辺へと落ちるところであるから「傾ぐ・辺」(カシグ・ヘ)が元となったのではないかとする推測もある[2]

現在の香椎宮にあたる橿日廟奈良時代の724年に創建されたとされ、『万葉集』には、728年、橿日廟からの帰路に詠まれた大伴旅人らの香椎潟の歌

いざ子供 香椎の潟に 白妙の 袖さえぬれて 朝菜摘みてむ (大伴旅人、『万葉集』巻六)他2首
香椎潟と香椎周辺の史跡・名勝。 かつて香椎に存在した香椎潟は現在ほとんどが埋め立てられている。

が収められている。 香椎潟はかつて香椎に存在した遠浅の入江で、明治期までは南の名島と北の香住ヶ丘の丘陵に挟まれた地域では現在の西鉄貝塚線およびJR旧香椎操車場のあたりまで海岸線が湾入していた。 さらに昔には海岸線が香椎川を遡って香椎宮のそばまで迫っていたと考えられている。

10世紀、平安時代中期に編纂された『和名抄』では糟屋(カスヤ)郡香椎(カスヒ、加須比)郷としてその名がみえる。 また香椎宮そばの御飯の山 (老の山、おいのやま、標高90m) の麓からも同時期まで遡る遺構・遺物が発見されている[3]

香椎の北東端にあたる立花山は、鎌倉時代末の1330年に豊後大友氏大友貞載(立花貞載)によって立花城が築かれて以来16世紀までこの地の重要な軍事拠点であったことで知られる。 立花城の時代には現在の下原(しもばる)に城下町があった。 また御飯の山山頂からも中世の山城が発見されており、麓の遺跡からもこの時期に大規模な造成を行ったことが確認されている。

南北朝戦国時代になると立花城をめぐって香椎周辺は幾度かの戦いの舞台となった。 名島南端の多々良(たたら)川河口付近にはかつて遠浅の干潟があり、この地では1336年に足利軍と菊池軍が戦い(多々良浜の戦い)、1569年には大友軍と毛利軍との合戦が行われた(多々良浜の戦い (戦国時代))。 さらに1586年には立花城で立花統虎(立花宗茂)が島津の大軍に対し激戦を繰り広げ撃退した。 この戦いでは香椎宮も焼失している。 立花氏に代わり小早川隆景がこの地を治めた1588年には名島に名島城が築かれた。 その後、黒田長政の入国に伴う福岡城築城によって立花城・名島城は1601年ごろ共に廃城となった。

江戸期には現在の県道504号線に沿って唐津街道が通り、現在の香椎駅前にあたる場所に小宿濱男(はまお)が作られたが、この時代には香椎地区の人口は500人足らずであった[4]

明治以降、これらの地域のうち中北部は糟屋郡香椎村となり、南部の名島や松崎、舞松原は糟屋郡多々良村に編入された。 その後、漸次香椎潟の埋め立てが進むとともに丘陵地の宅地開発がなされて人口が急増し、戦後の福岡市への編入前後より福岡市街のベッドタウン、またこの地域の大学・高校の学生街として発展した。 近年は現千早駅周辺の旧香椎操車場の再開発および香椎パークポート・人工島アイランドシティの建設により、千早と海岸地域での発展が著しい。 2007年の香椎地区の人口は82,031人である[5]

[編集] 自治体の変遷

糟屋郡旧香椎村・香椎町[6]
  • 1889年明治22年)4月1日 町村制施行により、香椎・濱男・唐原(とうのはる)・下原各村をそれぞれ大字へと改編した糟屋郡香椎村が発足する。人口1850人。
  • 1943年昭和18年)2月11日 町制施行し香椎町となる。人口4180人。
  • 1955年(昭和30年)2月1日 香椎町が福岡市に編入され消滅する。編入人口10,944人。
  • 1972年(昭和47年)4月1日 福岡市が政令指定都市へ移行したことに伴い、東区の一地域となる。
  • 1977年(昭和52年) 福岡市総合計画(第4次)において、東部副都心に位置づけられる。

[編集] 交通

昔から国道(3号線)や鉄道(JR鹿児島本線・JR香椎線・西鉄貝塚線)が敷かれ、交通の要所となっている。また、東区の交通の中心であり、東区のバス網もほとんどが香椎地区で集束している。

[編集] 鉄道

[編集] バス

地区内を通る路線(赤文字は地区内停留所)
番号 主な経路
2 西鉄香椎~香椎バイパス~青柳~古賀駅
3 西鉄香椎~千早駅~博多バイパス~流通センター~土井営業所
4 土井営業所~八田団地~千早駅~名島~貝塚~天神~福岡タワー
4-1 アイランドシティ~香椎浜営業所~御幸町~名島~貝塚~天神~福岡タワー
21 志賀島小学校~海の中道~雁の巣~和白~香椎~名島~貝塚~天神
21-A 志賀島小学校~海の中道~雁の巣~和白~女子大前都市高速~天神
22 西鉄香椎~香椎浜海岸通り~城浜団地~名島~貝塚~天神~西公園
22-N 香椎浜営業所~香椎浜海岸通り~城浜団地都市高速~天神~西公園
香椎浜営業所~運輸支局~城浜団地都市高速~天神~西公園
22-1 香椎浜営業所~香椎浜南公園~城浜団地~名島~箱崎埠頭~天神~西公園
23 下原~香椎~名島~貝塚~天神~西公園
香椎花園~香椎~名島~貝塚~天神~西公園
高美台一丁目~和白~香椎~名島~貝塚~天神~西公園
大蔵~和白~香椎~名島~貝塚~天神~西公園
西鉄三苫駅~和白~香椎~名島~貝塚~天神~西公園
新宮営業所~和白~香椎~名島~貝塚~天神~西公園
23B 下原~香椎都市高速~天神~西公園
23-1 西鉄香椎~名島~箱崎埠頭~天神~西公園
23-2 香椎パークポート~貝塚~天神
24 土井営業所~八田団地~香椎参道~名島~貝塚~天神
26 赤間営業所←東郷橋←福間←古賀←和白←香椎←名島←貝塚←天神
26-A 赤間営業所~東郷橋~福間~古賀~和白~女子大前都市高速~天神
津屋崎~古賀~和白~女子大前都市高速~天神
27 古賀橋トリアス前~名子~みどりが丘~香椎台~香椎宮~香椎参道~名島~貝塚~天神~西公園
27B 篠栗駅~久山~古賀橋トリアス前~みどりが丘~香椎台~香椎宮~香椎参道都市高速~天神~西公園
27N みどりが丘団地入口~香椎東小学校~香椎台~香椎宮~香椎参道~運輸支局~城浜団地都市高速~天神~西公園
28B 土井団地~青葉台~舞松原駅前~神宮駅前~香椎宮~香椎参道都市高速~天神~西公園
29 西鉄香椎~香椎浜海岸通り~城浜団地~名島~貝塚~県庁~博多駅
29N 香椎浜営業所~香椎浜海岸通り~城浜団地都市高速~博多駅
西鉄香椎~運輸支局~城浜団地都市高速~博多駅
210 新宮営業所~西鉄三苫駅~雁の巣~アイランドシティ~留学生会館前都市高速~天神
直行 香椎浜営業所~香椎浜海岸通り~城浜団地都市高速天神北ランプ~天神~香椎浜
新宮営業所~西鉄三苫駅~雁の巣~アイランドシティ~留学生会館前都市高速天神北ランプ~天神~三苫
土井団地~青葉台~舞松原駅前~香椎台~香椎宮~香椎参道都市高速天神北ランプ~天神~土井団地
深夜 新宮営業所←夜臼←大蔵←高美台←香椎バイパス←下原←香椎←城浜団地←都市高速←天神
赤間営業所←東郷橋←福間←古賀←和白←香椎←名島←貝塚←天神


地区内の主な停留所
停留所 停車路線
香椎 2,3,21,22,23,23B,23-1,26,29,29N,29-1,深夜
西鉄香椎 2,3,22,23-1,29,29N
西鉄香椎駅前 23,23B,深夜
香椎参道 24,27,27B,27N,28B,直行
女子大前 21,21A,23,26,26A,29-1
御幸町 3,4-1,21,22,23,23B,23-1,24,26,27,27B,27N,28B,29,29N,29-1,直行,深夜
千早駅前 3,4
香椎浜営業所 22,22N,22-1,23B,27B,28B,29,29N,直行,深夜
留学生会館前 22,22N,22-1,23B,27B,28B,29,29N,210,直行,深夜
名島 21,22,22-1,23,23-1,24,26,27,29,29-1,深夜

[編集] 道路

[編集] 商業施設

JR香椎駅・西鉄香椎駅周辺を中心に商店街が発展し、現在はその南部・西部に大型ショッピングセンターなどができている。また、一時期に電気店が相次いで開店したため、その点についてメディアに取り上げられたことがある。

[編集] JR香椎駅・西鉄香椎駅周辺エリア

  • am/pm香椎駅店(1階)
  • ビーンズ香椎店…パセリ跡地に開店したスーパーマーケット
  • かば田香椎店〔辛子明太子〕
  • ドラッグセガミ香椎店〔ドラッグストア〕

[編集] 香椎参道・御幸町停留所エリア

  • みゆき通り【香椎みゆき通り商店街】
  • ベスト電器New香椎店
  • 香椎ビッグマートビル(旧ダイエー香椎店)
(ダイソー香椎1号店とダイソー香椎2号店は土地区画整理事業のため閉店)

[編集] 香椎浜エリア

[編集] 勅使道停留所エリア

  • いしむら勅使道店(石村萬盛堂)〔菓子〕
  • セ・トレボン勅使道店〔パン〕
  • 黒木書店香椎参道店〔書籍〕
  • ドラッグストアモリ香椎宮前店〔ドラッグストア〕
  • セブンイレブン福岡香椎2丁目店

[編集] 教育

地区内には多くの学校が存在し、西新とともに学生の町としても知られている。また、塾も多く存在する。

[編集] 学校教育

[編集] 大学

[編集] 高等学校

[編集] 中学校

福岡市立
  • 香椎第一中学校(千早)
  • 香椎第二中学校(香住ヶ丘)
  • 香椎第三中学校(香椎駅東)
  • 城香中学校(香椎浜)
  • 照葉中学(香椎照葉)小中連携校

[編集] 小学校

福岡市立
  • 香椎小学校(香椎駅前)
  • 香住丘小学校(香住ヶ丘)
  • 香椎下原小学校(下原)
  • 香椎東小学校(香椎台)
  • 香椎浜小学校(香椎浜)
  • 香陵小学校(香椎浜)
  • 千早小学校(千早)
  • 千早西小学校(香椎浜)
  • 城浜小学校(城浜団地)
  • 照葉小学校(香椎照葉)小中連携校

[編集]

香椎駅近くは塾が多いことでも知られる。 セピア通り入り口付近の国道3号線沿いに、英進館、全教研、日能研、明光義塾、個別指導塾など多数の塾が密集している。(英進館、全教研などは館が複数ある)

[編集] パチンコ店

香椎駅を中心にパチンコ店が多数ある。かつては国道3号線沿いにもあったが、頻繁にパチンコ店が入れ替わり現在は塾が入っている。

[編集] 職業訓練

[編集] 公共職業能力開発施設

  • 福岡県立福岡高等技術専門校(千早)

[編集] 病院

  • 香椎療養所(香椎)
  • 疋田病院(香椎駅東)
  • 香椎原病院(香椎駅東)
  • 輝栄会病院(千早)
  • 東野整形外科(香椎駅前)
  • 渡辺産婦人科(千早)
  • ふくみつ病院(香椎浜)
  • 千早病院(千早)

[編集] 観光・レジャー

香椎宮など歴史あるものや、人工島アイランドシティなど近代的なものもある。また、香椎浜海岸では毎年、香椎商工連盟主催の花火大会が催されている。

[編集] 史跡

香椎宮 (香椎)
仲哀天皇・神功皇后を祭神とする旧官幣大社。 かつては「廟」として神社とは別の扱いを受けていた。 本社殿は香椎造(かしいづくり)と呼ばれる独特の建築様式をもつ。 境内は神木綾杉を始めつつじしょうぶの花で有名である。 神社奥の丘陵には仲哀天皇霊廟古宮址(ふるみやあと)、地名説話の元となった棺懸椎(棺掛椎、かんかけのしい)、大本営址、がある。
香椎参道 (香椎)
旧街道(県道504号線)から香椎宮へ延びる通りで、宇佐神宮と共に勅使が定期的に遣わされるため勅使道ともいう[7]。 沿道は大正年間に植えられた常緑樹クスノキが枝を広げ、一年を通じて緑のアーチを作り出している。 鹿児島本線踏切りそばの丘にある頓宮わきには三条実美の筆による万葉歌碑があって、かつてはここから香椎潟が一望できた[8]
不老水 (香椎)
老の水(御飯の水、おいのみず)とも呼ばれ、香椎宮から北東へ500mほどのところのおいの山の山麓にある地下水である[9]。 伝承では長寿伝説で知られる武内宿禰がそばに屋敷を構えこの水を飲んでいたとされる。 古い歴史をもち、環境省の名水百選に選ばれているが飲用には煮沸が必要とされている[10]
報恩寺址 (香椎)
栄西からの帰国後多くの禅宗の寺を建立したが、そのうち香椎宮古宮のそばの建久報恩寺は聖福寺に4年先立ち、その初めてのものである[11]。 また栄西が持ち帰った菩提樹も香椎宮に植えられ日本中に広められた。 現在の報恩寺のそばにそれを記念した石碑が残り、隣には栄西が持ち帰ったものから分けられた菩提樹がある。
御島 (香椎浜)
御島(みしま)は香椎潟の海中から顔をのぞかせるいくつかの小さな岩島で、綿津見神を祀る香椎宮末社御島神社でもある[12]。 現在は祠と鳥居のみが残る。 かつては博多湾を背景に海岸より500mほどに浮かんでいたが現在は埋め立てにより周囲をほぼ陸地に取り囲まれている。 神功皇后伝説では皇后が髪を洗って神託を伺い男髪を結った所とされる。 また江戸時代にはここで日照りのときに雨乞いが行われていた。
鎧坂・冑塚・耳塚(香椎駅前・香椎駅東)
香椎小学校に近い鎧坂・冑塚には御島と同じく神功皇后の男装にまつわる伝承があり、鎧坂は鎧を着けた所、冑塚(兜塚)は皇后が兜を身に着けた所とされる[13]。 鎧坂はかつて碑があったが今は地名だけが残る。 またJR香椎駅のすぐ東にある耳塚または馘塚(くびきりづか)は、遠征後に敵の耳あるいは首を埋めたところといわれる。
舞松原古墳 (舞松原)
香椎宮のすぐ南の丘陵頂上にある帆立貝式古墳で、出土物から4世紀後半のものと考えられている[14]。 円丘部分の直径はおよそ30m、高さは4.5mあり、鉄製の斧・鍬・鎌などが見つかった。 周囲から平安期の墓も見つかっている。
名島城址 (名島)
多々良川河口部の丘の上にあり小早川隆景が築いた城址である[15]。 城跡の隣には名島神社がある。

[編集] 遊園地・公園

かしいかえん (香住ヶ丘)
花を中心においた、花の遊園地である。バラのトンネルなどがある。
みなと百年公園 (香椎浜)
香椎パークポートにある大変広い公園である。名前は博多港の開港100年にちなむ。
アイランドシティ中央公園 (香椎照葉)
全国都市緑化ふくおかフェア(アイランド花どんたく)会場の一部施設を転用した公園である。人工池もある。また世界初の3棟連結免震、制震、42階建ての超高層マンション『アイランドタワースカイクラブ』が建っている。
おいの山公園 (香椎台)
宅地造成に伴う1995年から始まった調査によって香椎宮奥のおいの山(御飯の山、老の山)から山城などが発見され、記録にある中世の御飯の山城であることが判明した[16]。 立花城の支城ではないかともいわれる。 城跡は現在住宅地となっているが、住宅地内のこの公園にはこの城の模型や案内板がおかれている[17]。 また香椎宮の神木大槇木(おおまきのき)がある。
長谷ダム
長谷(ながたに)ダムのダム湖は三日月湖(みかづきのうみ)と名付けられ、片側には桜並木のならぶ3kmほどの遊歩道や公園が整備されている[18]。 その名の通り長い谷に沿って古くから集落があったが、福岡市の慢性的な水不足を受けて1990年代に多々良川の水を汲み上げ貯水する揚水式ダムが建設された。

[編集] 自然

香椎川 (香椎駅前・千早・香椎)
商店街付近には遊歩道も整備されており、香椎浜側では桜の木が川沿いに植えてある。 香椎宮に近い上流では夏に蛍が舞う[要出典]
御島崎海岸・片男佐海岸 (御島崎・香住ヶ丘)
香椎浜海岸と呼ばれることもある。 御島、アイランドシティを眺めることができ、人工島事業とともに「エコパークゾーン」のひとつとして砂浜などが整備された[19]。 さらに片男佐海岸からアイランドシティへの人道橋の設置が計画されている[20]。 古くは現在のかしいかえん一帯にあった入江付近が片男佐(かたおさ)と呼ばれていた[21]。 神功皇后伝説における地名説話ではその名を御島から戻った皇后が頭だけ男装の姿で上陸した所であるからとしている。
立花山
香椎地区と新宮町久山町に跨る山で、主要な3つの峰の他、いくつかの小さな峰からなる。 最高点でも367mであるが孤立してそびえ眺望がよいことで知られる。 鎌倉時代末に大友氏により、峰に跨って立花城が築かれ、現在も一部に石垣が残る。 また北西方向からは二峰に見えることから、古くは二神山とよばれ、イザナギイザナミ信仰の対象となっていたといわれる。 ほぼ全体がクスノキを主体とする常緑広葉樹で覆われ、特に東斜面でクスノキの巨木が発達している。 これらのクスノキは特別天然記念物に指定されている。
三日月山
立花山の南の標高272mの山で、尾根づたいに立花山と結ばれる。 立花城時代には平陣屋があり陣山と呼ばれた。 また7世紀天智天皇時代の防人の朝鮮式山城の跡がある。 長谷ダム上流からの整備された登山道の他、区とNPOにより整備されたダムと並行する長谷ルートなどがある。
清張桜 (香椎駅前)
松本清張の小説『点と線』では1950年代の発展途上にあった香椎が舞台となった。 このことを記念して、小説にも登場した旧西鉄香椎駅前の桜の老木は、現在の駅前に移植され保存されている。
名島の檣石 (名島)
檣石(帆柱石、ほばしらいし)は名島城址に近い海岸にある天然記念物珪化木である。 直径は約60cm、分断されたものを合わせた長さが10mほどで、約3500万年前のカシ属の樹木の化石と考えられている。 神功皇后伝説と結び付けられ、遠征のために用いられた船の帆柱であるとの伝承からこの名がある。

[編集] その他

NTTドコモ九州香椎ビル

[編集] 注釈・参考文献

  1. ^ "筑前國續風土記 巻之十九 糟屋郡 裏 香椎宮PDF". 中村学園図書館 貝原益軒アーカイブ pp.2–3. 2009-01-21 閲覧。
  2. ^ 池田善朗の説か。 平成19年度 福岡市立東市民センター「歴史講座」香椎グループ編. "香椎地区の歴史ガイドマップPDF" p.6. 2009-01-19 閲覧。"地名ARE-KORE". 博多ARE-KORE. 2009-01-19 閲覧。
  3. ^ 香椎東校区自治連合会編 (2000). "御飯ノ山(おいのやま)城と中世屋敷群". 私たちの町“香椎東” (香椎タウンストーリー). 2009-01-20 閲覧。
  4. ^ "筑前國續風土記 巻之十九 糟屋郡 裏 濱男町PDF". 中村学園図書館 貝原益軒アーカイブ pp.22–23. 2009-01-19 閲覧。平成19年度 福岡市立東市民センター「歴史講座」香椎グループ編. "香椎地区の歴史ガイドマップPDF" p.6. 2009-01-19 閲覧。
  5. ^ 2007年9月30日現在の香椎・香住丘・城浜・香椎東・香椎浜・香椎下原・千早・千早西・香陵校区計。住民基本台帳による。 福岡市東区 (2008-06-27). "東区校区カルテ". 2009-01-19 閲覧。
  6. ^ 香椎村・香椎町編入までの人口に関しては、香椎町役場編 『町制施行10周年記念 香椎町誌』 香椎町役場、1953年。 福岡市総務局編 『福岡の歴史 市制90周年記念』 福岡市、1979年。 旧多々良村・多々良町に属する地域に関しては多々良町を参照。
  7. ^ 平成19年度 福岡市立東市民センター「歴史講座」香椎グループ編. "香椎地区の歴史ガイドマップPDF" p.8. 2009-01-19 閲覧。 福岡市東区. "香椎参道". 歴史・名所のご案内. 2009-01-23 閲覧。 福岡市 住宅都市局. "第14回都市景観賞一般表彰受賞作品 香椎宮参道のクス並木". 都市景観賞. 2009-01-23 閲覧。
  8. ^ 福岡市東区. "万葉歌碑 (1)". 歴史・名所のご案内. 2009-01-23 閲覧。 福岡市教育委員会. "万葉歌碑(香椎潟)". 文化財情報. 2009-01-23 閲覧。
  9. ^ 平成19年度 福岡市立東市民センター「歴史講座」香椎グループ編. "香椎地区の歴史ガイドマップPDF" p.9. 2009-01-19 閲覧。
  10. ^ 環境省. "不老水(ふろうすい)". 環境省選定 名水百選. 2009-01-23 閲覧。
  11. ^ "筑前國續風土記 巻之十九 糟屋郡 裏 報恩寺PDF". 中村学園図書館 貝原益軒アーカイブ p.22. 2009-01-19 閲覧。 平成19年度 福岡市立東市民センター「歴史講座」香椎グループ編. "香椎地区の歴史ガイドマップPDF" p.9. 2009-01-19 閲覧。 福岡市東区. "報恩寺". 歴史・名所のご案内. 2009-01-19 閲覧。
  12. ^ "筑前國續風土記 巻之十九 糟屋郡 裏 御島PDF". 中村学園図書館 貝原益軒アーカイブ pp.26–27. 2009-01-19 閲覧。
  13. ^ 平成19年度 福岡市立東市民センター「歴史講座」香椎グループ編. "香椎地区の歴史ガイドマップPDF" pp.7,10. 2009-01-19 閲覧。 "筑前國續風土記 巻之十九 糟屋郡 裏 冑塚・鎧坂・馘塚PDF". 中村学園図書館 貝原益軒アーカイブ pp.25–26. 2009-01-19 閲覧。
  14. ^ 福岡市東区. "舞松原古墳". 歴史・名所のご案内. 2009-01-19 閲覧。
  15. ^ 福岡市東区. "名島城跡 (1)". 歴史・名所のご案内. 2009-01-19 閲覧。 福岡市東区. "名島城跡 (2)". 歴史・名所のご案内. 2009-01-19 閲覧。 "筑前國續風土記 巻之二十七 古城古戰場 四 名島城址PDF". 中村学園図書館 貝原益軒アーカイブ pp.15–17. 2009-01-19 閲覧。
  16. ^ 平成19年度 福岡市立東市民センター「歴史講座」香椎グループ編. "香椎地区の歴史ガイドマップPDF" pp.4,9. 2009-01-19 閲覧。 香椎東校区自治連合会編 (2000). "御飯ノ山(おいのやま)城と中世屋敷群". 私たちの町“香椎東” (香椎タウンストーリー). 2009-01-20 閲覧。 福岡市東区. "御飯(おい)の山城". 歴史・名所のご案内. 2009-01-19 閲覧。 "筑前國續風土記 巻之二十七 古城古戰場 四 御飯の山古城PDF". 中村学園図書館 貝原益軒アーカイブ p.17. 2009-01-19 閲覧。
  17. ^ 福岡市東区. "香椎台おいの山公園". 歴史・名所のご案内. 2009-01-19 閲覧。
  18. ^ 平成19年度 福岡市立東市民センター「歴史講座」香椎グループ編. "香椎地区の歴史ガイドマップPDF" p.14. 2009-01-19 閲覧。 福岡市東区. "長谷ダム". 歴史・名所のご案内. 2009-01-19 閲覧。
  19. ^ 福岡市 港湾局 (2008-03-27). "エコパークゾーンで実施した環境保全創造施策の総合評価(案)". 第4回エコパークゾーン環境保全創造委員会資料. 2009-01-20 閲覧。
  20. ^ 福岡市 港湾局. "海浜プロムナード(人道橋)基本設計検討委員会". 2009-01-20 閲覧。
  21. ^ 香椎町役場編 『町制施行10周年記念 香椎町誌』 香椎町役場、1953年。

[編集] 関連項目

  • クッキングパパ - 主役・荒岩一家は香椎をモデルとした町に住んでいる設定になっている。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年9月21日 (月) 03:32 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【香椎】変更履歴

ご利用上の注意

もっと調べる!