駅そば
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駅そば(えきそば)は、主に鉄道駅構内またはその近辺に立地し、そばを提供する飲食店、およびそこで食べる蕎麦のこと。
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[編集] 概要
店によってはうどん、ラーメン、おにぎりなども販売されたり、駅弁やキオスクを兼ねる事もある。
大まかに分けて、通勤・通学途上で朝食や夜食を済ませる為の都市型と、長距離列車の停車時間や乗り継ぎの時間待ちに軽食を摂る為の地方型がある。 前者は効率上立ち食いそば・うどん店が中心であるのに対し、後者では立ち食い型式を全く取らない店や、中には注文を受けてから湯を沸かし、乾麺を使用する店もある。その他、郷土色を反映した種物が供されることが多いが、明確な違いはない。
最初に駅そばが登場したのは明治時代後期で、長万部駅と森駅、または横川駅と軽井沢駅とされている[要出典]。 横川駅と軽井沢駅ではアプト式機関車への交換待ち時間が15分あり、茹でたての蕎麦が評判を呼んだといわれる[要出典]。 また、長万部駅では珍しい蕎麦の駅弁を昭和初期から販売しており、注文ごとに茹でるつけ麺で車内に持ち込みが可能である。
列車で移動中に食事をする場合、駅そばは、駅弁や食堂車より安く食べられることから、まず長距離列車の停車駅で広まった。電車の普及により停車時間が短縮されるようになると、車内持込用の簡易容器も販売されるようになった。
一方、都市近郊からの電車通勤が拡大した高度成長期から、大都市ターミナル駅で駅そばが増え始めた。1960年代中頃の品川駅、荻窪駅、新宿駅がこのタイプの最初期と見られている。
以後、生活様式や食文化の変化に伴い、通勤駅を中心に普及してきたが、国鉄分割民営化以降、廃線により、支線の分岐駅としての役割が無くなった駅や[1]、駅全体の老朽化やバリアフリー化に基づく駅構内の再開発工事、更に経営効率が最優先される近年では次々と姿を消している。
現在では変わり種として、自動販売機用の缶入り商品も登場している。
[編集] 屋号
鉄道事業者ごとに、関連会社によるチェーンを展開したり、共通の屋号を設けている例がある。また、駅弁店などが複数の駅で営業している場合も見られる。一方で、駅によって独自の屋号を持つことも多い。
- あじさい茶屋、あずみ、小竹林:東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ちかてつそば:東京地下鉄(東京メトロ)
- 箱根そば:小田急電鉄
- 狭山そば:西武鉄道
- えきめんや:京浜急行電鉄
- 高幡そば:京王電鉄
- 渋谷しぶそば:東京急行電鉄
- 印旛そば : 京成電鉄
- 阪神そば:阪神電気鉄道
- 阪急そば:阪急電鉄
- 麺座:京阪電気鉄道
- 山陽そば:山陽電気鉄道
- 南海そば:南海電気鉄道
- 高速そば:神戸高速鉄道
- めりけんや(うどん店):四国旅客鉄道(JR四国)
- 壽軒、東筑軒:九州旅客鉄道(JR九州)
- やりうどん(うどんが主体):(西鉄グループの西鉄プラザが運営)
[編集] 地方色
西日本、特に関西ではうどんがメニューの中心だが、屋号はほとんどが「そば」であるほか販売実績も4割程度が蕎麦である。
四国では、メニューに蕎麦がない店の方が多い。
[編集] 関連事項
[編集] 脚注
- ^ 鈴木弘毅著「駅そば読本」の中で、鹿島鉄道の廃線に伴い、そば店を閉店とした常磐線石岡駅の例や、黒いそばで人気が高いが、天北線の廃線で分岐駅としての機能を失った宗谷本線音威子府駅が例として挙げられている。

