駒場公園 (目黒区)
駒場公園 (目黒区)の最新ニュースをまとめて検索!
駒場公園(こまばこうえん)は、東京都目黒区駒場にある目黒区立の公園である。侯爵前田利為の邸宅が残されているため、旧前田邸と呼ばれることもある。昭和初期に建てられた洋館・和館は共に良好に保存され、東京都指定有形文化財に指定されている。
目次 |
[編集] 歴史
明治期には当地一帯には駒場農学校があった。同校はその後東京帝国大学農学部となり、本郷(文京区弥生)へ移転した。跡地には逆にそれまで本郷に屋敷を構えていた旧加賀藩主の前田家が移ってきた。第16代当主である侯爵・前田利為の駒場本邸として、1929年(昭和4年)には洋館が、1930年(昭和5年)には和館がそれぞれ竣工した。1942年(昭和17年)に前田利為が事故死すると邸宅は他人の手に渡り、一時期は中島飛行機の本社がおかれた。敗戦後は米軍に接収され、接収が解除される1957年(昭和32年)までの12年間は連合軍司令官の官宅などとして使用された。
その後、1964年(昭和39年)に東京都の所有となる。邸地は公園として整備されて1967年(昭和42年)に東京都立駒場公園として開園、1975年(昭和50年)に目黒区に移管にされた。洋館は1967年に東京都近代文学博物館として開館したが、2002年(平成14年)3月に閉館。現在は土・日・祝祭日のみ公開されている。また、公園の開設された1967年に公園の一角に日本近代文学館が開設され、日本の近代文学に関する資料が閲覧できる(有料)。
[編集] 概要
- 主な施設
- 旧前田侯爵邸(洋館・和館)
- 芝生広場
- 日本近代文学館(詳細は当該項目参照)
- 面積:40,396m²(目黒区立の公園としては最大の面積を誇る)
[編集] 旧前田侯爵邸
1991年に(平成3年)に洋館が「旧前田侯爵邸洋館」として、2007年(平成19年)に和館・土地を含めた全体が改めて「旧前田侯爵家駒場本邸」として東京都指定有形文化財(建造物)に指定された。
[編集] 洋館
前田利為の本邸として1929年(昭和4年)に竣工。設計は東京帝国大学の塚本靖教授に依頼され、宮内省内匠寮の高橋禎太郎が実際の設計を担当した。
建築様式はイギリス・チューダー様式で、玄関ポーチの扁平アーチにもその特徴が見られる。震災後の設計であるため鉄筋コンクリート造とし、外壁を当時流行していたスクラッチタイルで仕上げている。内部はイタリア産大理石のマントルピースや柱、フランスの絹織物、イギリス製の家具などが配されている。完成当時は古今東西の美術品で飾り立てられ、個人の邸宅としては東洋一と評されたという。
- 設計 - 塚本靖・高橋禎太郎
- 施工 - 竹中工務店
- 竣工 - 1929年(昭和4年)
- 構造 - 鉄筋コンクリート造、地上3階・地下1階建、寄棟造(マンサード屋根)、尖塔3箇所、銅板葺
- 建築面積 - 1,129.44m²
- 延床面積 - 2,992.23m²
[編集] 和館
接客用に用いられた書院造の日本建築。1930年(昭和5年)竣工。設計は帝室技芸員・佐々木岩次郎。ロンドン駐在武官であった前田利為が海外からの賓客を接待するために建てたとされ、違い棚や欄間の透し彫など日本建築の粋を集めている。
現在は一部が一般公開されているほか、有料で茶室などして使用されている。
[編集] アクセスなど
- 京王井の頭線駒場東大前駅より徒歩8分。小田急小田原線東北沢駅より徒歩約13分。
- 開園時間:午前9時から午後4時30分まで(洋館は土曜・日曜・祝日のみ公開)
- 休園日:毎週月曜日と年末年始(月曜日が祝日の場合は翌火曜日が休園)
- 駐車場:なし
- 料金:入園無料。洋館・和館ともに見学無料。ただし和館にある茶室利用は有料。詳細は公園事務所に問い合わせのこと。
[編集] 近隣施設
[編集] 関連項目
- 前田育徳会 (駒場公園に隣接。旧前田侯爵邸洋館と同時期・同設計者の建築物)
最終更新 2009年11月8日 (日) 11:43 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【駒場公園 (目黒区)】変更履歴



