鶏肋
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鶏肋(けいろく)とは、鶏の肋骨のこと。鶏がらのこと。中華料理ではスープをとるのに使用する。
故事成語では、食べるには身がないがダシが取れるのでそのまま捨てるには惜しいことから「大して役に立たないが、捨てるには惜しいもの」のことを指すようになった。
出典は『後漢書』楊修伝や『三国志』魏書武帝紀の注に引く『九州春秋』における、漢中郡をめぐる劉備との攻防戦で、魏軍が苦戦を強いられた時、曹操が言った「鶏肋」という言葉に対し、魏の武将の楊修が「鶏肋(鶏のあばら骨)は、捨てるには惜しいが、食べても腹の足しになるほどの肉はついてない。すなわち、漢中郡は惜しいが、撤退するつもりだろう」と解釈し、撤退の準備をしたという逸話。
[編集] 三国志演義の「鶏肋」
魏の曹操(魏の太祖、武帝)が劉備(蜀の前主)によって、漢中を奪われ、さらに劉備が漢中王を名乗ったことに怒り、漢中を奪還すべく彼自ら軍を率い出陣した。しかし、魏は蜀に敗れ、曹操も矢が歯に当たるという危険な目に遭った。この時点で魏の軍内部で「撤退論」が取りざたされたが曹操はこれを否定してきた。
その中、曹操が夕食中に鶏がらを噛みながら「鶏肋…」と呟いていたところを楊修が居合わせ、この「鶏肋」とは漢中のことだと思い、曹操が内心「捨てるには惜しいが・・・」と撤退を考えていると合点して、軍を引き払う準備をした。これを知った曹操は激怒した。楊修にとっては主君の意を汲みしたことが、主君の内心を探ると逆鱗に触れたのである。はたして楊修は軍法に則り処刑された。
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