黒幕
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黒幕(くろまく)とは、政治において、背後で影響力を行使する強力な人物。表の最高権力者を裏で操る人物や、最高権力者を降りた後にも政治的影響力を行使する人物などである。
日本では、特に戦後の政治で多く見られる人物である。「影の総理」「闇の権力者」「総理指南役」「ゴッドファーザー(女性の場合はゴッドマザー)」「フィクサー」「キングメーカー」といった名称で呼ばれることもある。
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[編集] 概要
「フィクサー」と呼ばれる人物は、政財界で大きな影響を与えている人物であり、表向きは社会的地位の高い人として振舞っていることが多い。しかし、裏では様々な違法なやり取りの仲介をしており、その取引を通じて政界や財界に影で影響を与えている。
歌舞伎から派生した言葉で、舞台裏で黒い幕を操作し進行に関わることから、背後で影響力を行使する強力な人物をこの進行役になぞらえ「黒幕」と呼ぶようになった。
[編集] 日本の政治
[編集] 戦前
戦前の日本の政治では、ヤクザ・右翼団体からなる暗黒街と、実業界・保守政治団体からなる表(合法)社会とを橋渡しする右翼(通常は極右)の事を指す事もある。宗教団体を利用することもある。黒幕のはしりとして最も有名な人物は、極右の長老で玄洋社代表の頭山満である。
尚、「天皇(最高権力者)や総理大臣(第二位権力者)を裏で操る人物」という意味での黒幕は、近衛文麿首相を裏で操った弐キ参スケ(東条英機、岸信介など)が代表例である。
[編集] 戦後
戦後の日本の政治では、黒幕が大きな影響力を持つようになっている。この場合の黒幕は、「総理大臣(最高権力者)を裏で操る人物」であるが、その人物は「外国勢力(CIAなど)と一緒に、政治を裏で動かす人物」であったりもする。暴力団・右翼団体と実業界・自民党とCIAとの橋渡しを行うA級戦犯デュオ、児玉誉士夫と笹川良一が特に有名である。A級戦犯のうち、岸信介は表の世界でも首相となったが、首相退任後も裏で隠然たる巨大な影響力をもった。
また、三浦義一はGHQと三井グループを初めとする財界と自民党官僚派の橋渡しをやり、戦後の黒幕としての影響力は児玉と並ぶものであった。三浦と児玉の時代の後には西山広喜が大きな力を持った。
[編集] 日本で「フィクサー」と呼ばれている人物
- 頭山満、杉山茂丸、辻嘉六、鮎川義介、土肥原賢二、正力松太郎、賀屋興宣、緒方竹虎、甘粕正彦、谷口雅春、岸信介、三浦義一、安岡正篤、佐藤耕司、笹川良一、瀬島龍三、大谷貴義、玉置和郎、永田雅一、堀川辰吉郎、田中清玄、児玉誉士夫、菅原通済、小佐野賢治、久保木修己、川内康範、尾崎清光、西山広喜、浅田満、許永中、朝堂院大覚、四元義隆、渡邉恒雄、糸山英太郎、秋山直紀、武井保雄

