鼻 (オペラ)
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『鼻』(はな、露:Нос)作品15は、ドミートリイ・ショスタコーヴィチが作曲した最初のオペラである。ニコライ・ゴーゴリの同名の短編小説を基にしており、3幕10場とエピローグからなる。
[編集] データ
[編集] 作曲の過程
オペラ『鼻』を作曲する以前、ショスタコーヴィチは音楽院時代にプーシキンの原作による未完の習作オペラ『ジプシー』を作曲したが、後年自らの手で破棄したという。
ショスタコーヴィチはゴーゴリを偏愛しており、『賭博師』の全テクストをそのまま生かしたオペラを作ろうとしたこともあったという。しかし、このオペラ『賭博師』は諸々の事情によって未完のままに終わってしまった(後に「ヴィオラ・ソナタ」の第2楽章に引用されている)。
オペラ『鼻』を手がけていた20歳前半のショスタコーヴィチは、交響曲第1番で大成功を収めた後、前奏曲とスケルツォ作品11、ピアノ・ソナタ第1番、『格言集』作品13、交響曲第2番『十月革命に捧ぐ』といった極めて「前衛的」な作風に手を染めていた。『鼻』はこうした作風の集大成であり、1930年に初演された。その当時は一般には十分に理解されず、「形式主義的傾向の頂点」として激しく批判を受けたという。しかし、現在はその真価が正当に評価され、ショスタコーヴィチの最高傑作と評する者は決して少なくはない。
初演は、レニングラードにある国立マールイ劇場において、サモスードの指揮により行われた。ショスタコーヴィチはこのオペラの全曲初演を待ちきれなかったため、全7曲からなる組曲『鼻』作品15aを編曲し、1928年11月25日にマルコの指揮で初演を行っている。初演後、間もなくこの作品はソ連の劇場のレパートリーから外されてしまった。しかし1957年にデュッセルドルフで行われた上演あたりを皮切りに、徐々にこの作品の再演が行われるようになった。この出来事に作曲者は大いに喜んだという。
台本は作曲者を含む4人の共同作業となっているが、ゴーゴリの原作を尊重したその大部分は、ショスタコーヴィチ自らの手によるものであった。
[編集] 楽器編成
フルート(ピッコロとアルトフルート持ち替え)、オーボエ(コーラングレ持ち替え)、クラリネット(バス・クラリネット持ち替え)、ファゴット(コントラファゴット持ち替え)、ホルン、トランペット(コルネット持ち替え)、バス・トロンボーン、大太鼓、小太鼓、タンブリン、シンバル(3組)、タムタム、トライアングル、カスタネット、トムトム、ラチェット、シロフォン、フレクサトーン、グロッケンシュピール、ピアノ、ハープ2、ドームラ、バラライカ、弦五部(第1ヴァイオリン12-16、第2ヴァイオリン12-16、ヴィオラ8-12、チェロ8-12、コントラバス8-12)
最終更新 2009年10月24日 (土) 12:01 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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