007シリーズ
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007シリーズ(ダブルオーセブンシリーズ)は、貸本劇画において人気を不動のものとしたさいとう・たかをが青年向けの総合誌ボーイズライフに執筆したスパイ漫画で、貸本から雑誌に活躍の場を移す転機となった。
1960年代に入ってから小説と映画で人気の出始めたイアン・フレミングの007シリーズを翻案した企画物。基本の設定や物語のアウトライン以外は大幅にアレンジされている。原作のタイトルは正確にはダブルオーセブンだが、この作品発表当時は公開された映画も含めゼロゼロセブンと呼んでいた。石ノ森章太郎(当時のペンネームは石森章太郎)サイボーグ009、00指令(ゼロゼロしれい)、複数の漫画家による連作漫画00X(ゼロゼロエックス)もこの呼称がタイトルの元になっている。
さいとうはガンアクション、カーアクションをふんだんに盛り込んだスリリングでスピーディーな展開を写実的な画風で描いて、新しいタイプのアクション漫画に仕上げている。従来の漫画と異なった表現方法としての劇画の定着を図ったさいとうの思惑が如実に現れ、当時まだ漫画を読む層として認識されていなかった青年層の一般読者に貸本劇画の魅力を知らしめ、後の劇画ブームの火付け役となった。
初の漫画の新書判単行本として小学館が発行したゴールデンコミックスの第1弾がこの作品と白土三平のカムイ外伝だったことはその後の劇画ブームの質と性格を良く表している。
シリーズは『死ぬのは奴らだ』、『サンダーボール作戦』、『女王陛下の007』、『黄金銃を持つ男』の全4作。
最終更新 2009年9月14日 (月) 12:44 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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