1987年日本グランプリ (4輪)
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| レース詳細 | |
|---|---|
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| 日程 | 1987年シーズン第15戦 |
| 決勝開催日 | 11月1日 |
| 開催地 | 鈴鹿サーキット 日本 三重県 鈴鹿市 |
| コース長 | 5.859km |
| レース距離 | 51周(298.809km) |
| 決勝日天候 | 曇り(ドライ) |
| ポールポジション | |
| ドライバー | |
| タイム | 1'40.042 |
| ファステストラップ | |
| ドライバー | |
| タイム | 1'43.844(Lap 35) |
| 決勝順位 | |
| 優勝 | |
| タイム | 1:32'58.072 |
| 2位 | |
| 3位 | |
1987年日本グランプリ(1987 Japanese Grand Prix)は、1987年F1世界選手権第15戦として、1987年11月1日に鈴鹿サーキットで決勝レースが開催された。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 初の鈴鹿サーキット開催
1980年代半ばよりホンダがF1復帰を果たしたのと歩調を合わせる様に、この年から鈴鹿サーキットで「フジテレビジョン 日本グランプリ」と題して10年ぶりに再び日本でF1レースが開催されるようになった。
初めてのF1レース開催に向けて鈴鹿サーキットは大幅な改修が行われ、コースのみならずピット、パドックエリアが新装され、またグランドスタンド前をはじめ観客席が大幅に増やされることとなった。
[編集] 主催
- 鈴鹿サーキットランド
- 鈴鹿モータースポーツクラブ
[編集] スケジュール
[編集] レース
[編集] 予選
[編集] マンセルのクラッシュ
初めてのサーキットでのレース開催ということで、金曜のフリー走行と予選に先立ち木曜にはフリー走行が行われ、ウィリアムズ・ホンダのナイジェル・マンセルがトップタイムをたたき出した。
なお、このレースはウィリアムズ・ホンダのチームメイトで、ドライバーズタイトルの1位と2位のネルソン・ピケとマンセルのチャンピオン争いのかかる戦いであった。しかし、フリー走行に引き続いて行われた金曜の予選中にマンセルがS字コーナーでクラッシュにより負傷し、そのままヘリコプターで名古屋保健衛生病院へ運ばれ、翌日の予選とレースへの出場ができなくなった為、金曜の予選終了時点でピケの3回目のチャンピオンが決定した。また、マンセルの欠場により予選参加台数が26台となったことから、予選落ちするドライバーがいなくなった。
[編集] ホンダエンジン勢の不振
このレースはホンダエンジンにとっての「母国グランプリ」であるものの、ポールポジションはフェラーリのゲルハルト・ベルガーに奪われ、2位もマクラーレン・TAG ポルシェのアラン・プロストとなるなど、これまで「指定席」であったスタートの最前列に1台も並べなかった。そればかりか、マンセルの欠場によりワールドチャンピオンが決まり、モチベーションを失ったウィリアムズ・ホンダのピケが5位、ロータス・ホンダのアイルトン・セナが7位、同じく中嶋悟が11位と何れも振るわない結果となった。
[編集] 決勝
[編集] スタート時の混乱
曇りながら完全なドライコンディションに恵まれた決勝レースは、51周で行われた。全車がグリッド上からスタートしたものの、予選4位につけたフェラーリのミケーレ・アルボレートがスタートミスをし失速したことの影響で、ラルース・フォードのフィリップ・アリオーにリジェ・メガトロンのルネ・アルヌーが追突した。追突されたアリオーはグランドスタンド前のコース上に部品をまき散らしリタイアを余儀なくされた。しかし、赤旗は出ずそのままレースが続行された。
[編集] プロストの失速
1周目はポールポジションのベルガー、続いて2位スタートのマクラーレン・TAGのプロストが順位を維持してグランドスタンド前に戻ってきたが、プロストはアリオー車の破片を踏み、スローパンクチャーを起こし失速した。翌周タイヤ交換を行ったが、ピットアウトした時には最下位まで順位を落とした。
[編集] ベルガーの独走
その後ベルガーは2位を寄せ付けずトップの走行を続け、25周目のタイヤ交換時にセナとピケに先に行かれるものの、両者がタイヤ交換を行うと首位に復帰し独走態勢を築くかに思えた。しかし、燃費を気にしてレース途中でペースを落としたために、マクラーレンのステファン・ヨハンソンに直後に迫られた。
その後ペースを戻したベルガーは同じく燃費を気にしブーストを上げることのできないたヨハンソンを突き放し再び独走態勢を築くことに成功し、それまで37レース勝利のなかったフェラーリに2年ぶりの勝利をもたらした。
[編集] セナの快走
なおその後方では、スタート時の混乱をうまく生かして好スタートを切ったセナが、混乱の結果順位を落とした同胞のライバルであるピケを終始ブロックし続けた。セナの直後を走り続けた末に、タイヤかすやゴミをラジエターに詰まらせてしまったピケは、オーバーヒートからエンジントラブルを起こして46周目にストップした。
その後セナはペースを上げ、ファイナルラップでガス欠を気にしてペースを上げられないままのヨハンソンをパスし2位に上がった。スタートに失敗したアルボレートは追い上げを見せ4位に入賞し、続く5位は中盤は燃費走行に徹し、後半にペースを上げて中嶋、チーヴァーらとのバトルを制したベネトン・フォードのティエリー・ブーツェンが手にした。
[編集] 中嶋の好走
初の地元グランプリを迎えた中嶋は、レース緒盤の第1コーナーでブラバム・BMWのリカルド・パトレーゼをアウトからかわす「中嶋刈り」を見せたほか、燃費を気にしながらではあるものの、ブーツェンやアロウズ・メガトロンのエディ・チーバーと、レース全般を通じて5-6位の入賞圏内で抜きつ抜かれつのバトルを続けるなど好走を見せた。
終盤では燃費に優れるベネトン・フォードのブーツェンには先に行かれたものの、バトルに熱中した揚句ガス欠になりスローダウンを余儀なくされたチーバーを計算通りにかわし、トップのベルガーと同一周の6位に入賞した。中嶋が優勝者と同一ラップでゴールしたのはこのレースが初めてだった。
[編集] 入賞圏外
2周目に最下位に落ちたプロストは、その後ファステストラップを連発するなど怒涛の追い上げを見せたものの入賞圏内には届かず、周回遅れの7位に終わった。続く8位にはティレル・フォードのジョナサン・パーマーがつけ、自然吸気エンジン搭載車での最上位となった。
[編集] 結果
| 順位 | No | ドライバー | コンストラクタ | 周回 | タイム/リタイヤ | グリッド | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 28 | フェラーリ | 51 | 1:32'58.072 | 1 | 9 | |
| 2 | 12 | ロータス・ホンダ | 51 | + 17.384 | 7 | 6 | |
| 3 | 2 | マクラーレン・TAG | 51 | + 17.694 | 9 | 4 | |
| 4 | 27 | フェラーリ | 51 | + 1'20.441 | 4 | 3 | |
| 5 | 20 | ベネトン・フォード | 51 | + 1'25.576 | 3 | 2 | |
| 6 | 11 | ロータス・ホンダ | 51 | + 1'36.479 | 11 | 1 | |
| 7 | 1 | マクラーレン・TAG | 50 | +1 Lap | 2 | ||
| 8 (1) | 3 | ティレル・フォード | 50 | +1 Lap | 19 | ||
| 9 | 18 | アロウズ・メガトロン | 50 | +1 Lap | 12 | ||
| 10 | 17 | アロウズ・メガトロン | 50 | +1 Lap | 13 | ||
| 11 | 7 | ブラバム・BMW | 49 | +2 Laps | 8 | ||
| 12 (2) | 4 | ティレル・コスワース | 49 | +2 Laps | 25 | ||
| 13 | 26 | リジェ・メガトロン | 48 | +3 Laps | 24 | ||
| 14 (3) | 29 | ローラ・フォード | 47 | +4 Laps | 22 | ||
| 15 | 6 | ウィリアムズ・ホンダ | 46 | +5 Laps | 5 | ||
| リタイヤ | 25 | リジェ・メガトロン | 44 | 燃料切れ | 17 | ||
| リタイヤ | 21 | オゼッラ・アルファ・ロメオ | 43 | 燃料切れ | 23 | ||
| リタイヤ | 14 | AGS・フォード | 38 | 電気系統 | 26 | ||
| リタイヤ | 24 | ミナルディ・モトーリ・モデルニ | 35 | エンジントラブル | 14 | ||
| リタイヤ | 9 | ザクスピード | 32 | エンジントラブル | 15 | ||
| リタイヤ | 8 | ブラバム・BMW | 26 | エンジントラブル | 10 | ||
| リタイヤ | 19 | ベネトン・フォード | 16 | エンジントラブル | 6 | ||
| リタイヤ | 10 | ザクスピード | 13 | エンジントラブル | 16 | ||
| リタイヤ | 16 | マーチ・フォード | 13 | アクシデント(アルヌーと接触) | 20 | ||
| リタイヤ | 23 | ミナルディ・モトーリ・モデルニ | 2 | エンジントラブル | 21 | ||
| リタイヤ | 30 | ローラ・フォード | 0 | アクシデント(アルヌーと接触) | 18 | ||
| DNS | 5 | ウィリアムズ・ホンダ | 0 | 棄権(予選時の事故で負傷) |
順位欄の括弧はジム・クラーク・カップ(自然吸気エンジンのみの選手権)順位
[編集] 記録
- ラップリーダー:
- ゲルハルト・ベルガー (1-24/26-51周目)
- アイルトン・セナ (25周目)
[編集] エピソード
- 決勝日には、鈴鹿サーキットにおける過去最高の112,000人の観客が詰めかけた。
- 通常F1開催時には、ジュニアフォーミュラやF3などのサポートレースが行われるが、初開催ということもありサポートレースは行われなかった。
- 他のグランプリレースの場合、サーキット内の看板はFOCAと契約した企業のもののみが掲出されることとなっているが、特例として普段からサーキットに掲出されている看板の内、一部の掲出が許された。これは、長年に亘り看板を出してもらっているスポンサーへの配慮から、鈴鹿サーキットが粘り強く交渉した結果であった。
- テレビ中継を行うフジテレビが冠スポンサーとなり、現在に至るまで冠スポンサーとテレビ中継を継続している。
- 特別来賓として三笠宮宜仁親王が招かれ観戦した。
- 初開催にもかかわらず、すべてのイベントが滞りなく行われたことから、レース終了後に当時FIAのジャン=マリー・バレストル会長やFOCAのバーニー・エクレストンなどから称賛を受けることとなった。
[編集] 関連項目
| 前戦 1987年メキシコグランプリ |
FIA F1世界選手権 1987年シーズン |
次戦 1987年オーストラリアグランプリ |
| 前回開催 1977年日本グランプリ |
次回開催 1988年日本グランプリ |
最終更新 2009年9月11日 (金) 07:11 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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