300勝クラブ

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300勝クラブ(-しょう-)とはメジャーリーグベースボールにおいて、通算300勝以上を達成した投手の集団。現在23人が達成している。

目次

[編集] 歴史

300勝クラブは1888年パッド・ガルヴィンが300勝を達成したことで始まった。19世紀の間にはガルヴィンを含め6人の投手がメンバー入りし、1901年サイ・ヤングもメンバーとなっている。この時代は2人の優れた投手による先発ローテーション制が一般的で、好投手が勝利を得る機会は現在よりも非常に多かった。その後1924年までに4人が達成している。

しかし1925年から1981年の間に300勝を達成した投手はたった3人だった(そのうちアーリー・ウィンレフティ・グローブの2人は現役最後の勝利で達成)。これは1921年スピットボールの廃止や、第二次世界大戦が原因となっている(第二次世界大戦が原因で300勝達成できなかった投手として、ボブ・フェラーレッド・ラフィングが挙げられる)。またベーブ・ルースの台頭により本塁打が試合の重要な部分を占めるようになり、この当時から投手有利の時代ではなくなっている。同時に1920年代には投手4人の先発ローテーション制が確立されている。

1982年から1990年の間に300勝クラブは6人の新たなメンバーを迎えている。これは1970年代中盤から始まるフリーエージェント時代の結果と推測される。フリーエージェント制度は選手の年俸を引き上げ、多くの高齢の投手が以前よりも現役にとどまることを促進させた。もう1つの要因はトレーニング方法とスポーツ医学が発達し、選手の体のレベルをより長く維持できるようになったことである。

[編集] メンバー

投手 勝利数 300勝達成日 達成したチーム 達成年齢
サイ・ヤング 511 1901年7月3日 ボストン・レッドソックス 34
ウォルター・ジョンソン 417 1920年5月14日 ワシントン・セネタース 32
ピート・アレクサンダー 373 1924年9月20日 シカゴ・カブス 37
クリスティ・マシューソン 373 1912年6月28日 ニューヨーク・ジャイアンツ 32
ウォーレン・スパーン 363 1961年8月11日 ミルウォーキー・ブレーブス 40
パッド・ガルヴィン 361 1888年6月4日 ピッツバーグ・パイレーツ 31
キッド・ニコルズ 361 1900年9月7日 ボストン・ビーンイーターズ 30
グレッグ・マダックス 355 2004年8月7日 シカゴ・カブス 38
ロジャー・クレメンス 354 2003年6月13日 ニューヨーク・ヤンキース 40
ティム・キーフ 342 1890年6月4日 ニューヨーク・ジャイアンツ 33
スティーブ・カールトン 329 1983年9月23日 フィラデルフィア・フィリーズ 38
ジョン・クラークソン 328 1892年9月21日 クリーブランド・スパイダーズ 31
エディ・プランク 326 1915年9月11日 セントルイス・テリアズ 39
ノーラン・ライアン 324 1990年7月31日 テキサス・レンジャーズ 43
ドン・サットン 324 1986年6月18日 カリフォルニア・エンゼルス 41
フィル・ニークロ 318 1985年10月6日 ニューヨーク・ヤンキース 46
ゲイロード・ペリー 314 1982年5月6日 シアトル・マリナーズ 43
トム・シーバー 311 1985年8月4日 シカゴ・ホワイトソックス 40
チャールズ・ラドボーン 310 1891年5月14日 シンシナティ・レッズ 36
ミッキー・ウェルチ 307 1890年8月11日 ニューヨーク・ジャイアンツ 31
*トム・グラビン 305 2007年8月5日 ニューヨーク・メッツ 41
*ランディ・ジョンソン 303 2009年6月4日 サンフランシスコ・ジャイアンツ 45
レフティ・グローブ 300 1941年7月25日 ボストン・レッドソックス 41
アーリー・ウィン 300 1963年7月13日 クリーブランド・インディアンス 43
  • *は現役投手
  • 2009年6月4日現在

[編集] 達成が近い現役投手

投手 勝利数 チーム 年齢
ジェイミー・モイヤー 258 フィラデルフィア・フィリーズ 46
アンディ・ペティット 229 ニューヨーク・ヤンキース 37
ペドロ・マルティネス 219 フィラデルフィア・フィリーズ 37
  • 2009年シーズン終了時

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月10日 (土) 21:45 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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