ABC殺人事件
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『ABC殺人事件』(エービーシーさつじんじけん 原題:The A.B.C. Murders)は1936年に発表されたアガサ・クリスティ作の推理小説である。知名度・評価ともに高い作品であり、著者の代表作の一つと言える。
[編集] あらすじ
南米からイギリスへと戻ってきたヘイスティングズは久々に再会したポアロに一通の手紙を見せられる。最後に「ABC」と署名されたそれは21日にアンドーバーという町で何かが起こることをほのめかすポアロへの挑戦状とでもいうべきものであり、ヘイスティングズやジャップ警部はいたずらの類だと考えたがポアロは心配する。
警告の日の翌日、ジャップ警部からアンドーバーでアリス・アッシャー(Alice Ascher)という老女が殺されたと電話で聞かされ二人はアンドーバーへと出向く。二人は出迎えてくれた警部に事件の概要を聞き、その後容疑者である被害者の夫の話も聞く。そして二人は老女の死体の傍にはABC鉄道案内があったと警部から聞かされる。
その後もポアロのもとにはABCから犯行を予告する手紙が届き、その度に実際に殺人は起きてしまう。ベクスヒル(Bexhill)ではベティ・バーナード(Betty Barnard)が殺されチャーストン(Churston)という小さな町ではカーマイケル・クラーク卿(Carmichael Clarke)が殺される。そしてやはり死体の傍にはABC鉄道案内が置かれていた。果たしてABCとは誰なのか、そして動機は何なのか?
そしてドンカスター(Doncaster)でセントレジャーが行われる日に犯行を予告する手紙が届く。ポアロや被害者の親族らは第4の殺人がおきないようにドンカスターに向かうが映画館の中でEで始まる名前の人物が殺されてしまう。そのすぐそばにはDで始まる名前の人物が座っており誤って殺人が起きたのではないかと推測される。
[編集] 登場人物
- エルキュール・ポアロ
- アーサー・ヘイスティングズ
- Alice Ascher - 一人目の犠牲者
- Franz Ascher - 一人目の犠牲者の夫
- Mary Drower - 一人目の犠牲者の姪
- Betty Barnard - 二人目の犠牲者
- Donald Fraser - 二人目の犠牲者の婚約者
- Megan Barnard - 二人目の犠牲者の姉妹
- Carmichael Clarke - 三人目の犠牲者
- Franklin Clarke - 三人目の犠牲者カーマイケル卿の弟
- Charlotte Clarke - 三人目の犠牲者カーマイケル卿の妻
- Thora Grey - 三人目の犠牲者カーマイケル卿の秘書
- Alexander Bonaparte Cust - セールスマン
[編集] 映像化
映画
- 「The Alphabet Murders」(イギリス 1966年)
- ポワロ - トニー・ランドール(Tony Randall)
TV作品
- 名探偵ポワロ「The ABC Murders(邦題 ABC殺人事件)」(イギリス 1992年)
- ポワロ - デヴィッド・スーシェ
- ヘイスティングス - ヒュー・フレイザー
- ジャップ警部 - フィリップ・ジャクソン
- アレクサンダー・ボナパルト・カスト - Donald Sumpter
- フランクリン・クラーク - ドナルド・ダグラス
- ドナルド・フレイザー - ニコラス・ファレル
- ミーガン・バーナード - Pippa Guard
- アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル「ABC殺人事件」(日本 2004年)
- 名探偵赤冨士鷹「ABC殺人事件」(日本 2005年)
最終更新 2009年12月1日 (火) 16:38 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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