ADF-01

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ADF-01 FALKEN 諸元
概要
用途 制空/ABL搭載型特殊用途戦闘機
乗員 パイロット1名
開発者 ノースオーシア・グランダー・インダストリーズ
寸法
全長 24.00m
全幅 15.92m
全高 5.64m
重量
自重 23,300kg
動力
エンジン WWX-GD-425×2(詳細不明)
アビオニクス
コックピット COFFINシステム
性能
最大速度 Mach 2.2
武装
固定武装 航空機関砲1門(詳細不明)(5・ZERO・X)
Tactical Laser System(TLS)1門(5・ZERO・X)
爆弾 燃料気化爆弾(詳細不明・翼下パイロン増設時)(ZERO・X)
ミサイル AIM-9L/M サイドワインダー(5・ZERO・X)
ミーティアBVRAAM(翼下パイロン増設時)(ZERO)
その他
空中給油 可能(フライングブーム方式)
艦上運用 不可

ADF-01 は、ナムコ(現バンダイナムコゲームス)のプレイステーションフライトシューティングゲームACE COMBAT 2』及びプレイステーション2用『ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR』『ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR』、同プレイステーション・ポータブル用『ACE COMBAT X Skies of Deception 』に登場する架空軍用機

目次

[編集] 概要

「ADF-01」の初出は、1997年に発売されたPS用フライトシューティングゲーム『ACE COMBAT 2』である。

『ACE COMBAT 2』では、プレイヤーライバルとして「Z.O.E.(ゾーイ)」という敵パイロットが設定されており、出現する度により強力な機体と戦闘パターンでプレイヤーと対峙した。「ADF-01」は、その「Z.O.E.」の最終的な搭乗機、いわゆるボスキャラクターとして最終ミッションで登場した。

ADF-01 Z.O.E.」と戦うには、それまで出現した全ての「Z.O.E.」搭乗機を倒し、隠された最終ミッションに進む必要がある等、やや難易度の高い設定がなされており、「キャノピーが無く、コックピットの周囲に配置されたセンサーによって外部からの光学情報を得る無人戦闘機」という特異な設定も相まって好評を博した。

「ADF-01」の初出から7年後、プラットフォームPS2に移し、2004年に発売された『ACE COMBAT 5』では、開発スタッフの間で以前から構想されていた「ADF-01」の復活が実現した。『5』ではPS2化によるグラフィックスの向上に伴い、詳細な機体モデルと設定の再構築がなされ、サプライズ要素としてレーザー兵器が搭載された。このレーザー兵器は変形機構を含む複雑な物で、開発終盤になってから実装が決定した為、開発スタッフは苦労したとされる。また、これに伴い派生機として登場予定だった「ADLER」の実装は間に合わず、本編ではカットされた。このリメイク版「ADF-01」は「FALKEN」と命名され、プレイヤーの操作可能な機体として登場した。

「ADF-01」は、その後も『ACE COMBAT ZERO』『ACE COMBAT X』と連続してシリーズ作品に登場しており、架空機としては最も古くから登場している機体となっている。実在の戦闘機をモデルとするエースコンバットシリーズの中では、『ACE COMBAT 3』に登場する架空機群と並び、突き抜けた設定を持つ異彩の架空機である。

[編集] 特徴

主翼は前進翼を採用し、それに機体左右と下部に取り付けられた3面カナード、上下に張り出した大型エンジンユニットに接近配置された内向き斜め垂直尾翼で構成される翼形状。機体の大きさに比べて翼面積は小さめである。左右の大型エンジンユニットは上下に大きく張り出しており、左右の間隔もかなり広い。左右エンジンユニットの中間には上下展開式のエアブレーキが装備されている。エンジンノズルは垂直方向に可動する2次元偏向ノズルが採用されている。

コックピットは通常のグラスキャノピーではなく、コックピット周辺にセンサーを配置し、そこから得られる光学情報を密閉されたコックピット内の全天球スクリーンに投影する「COFFINシステム」が採用されている。このシステムは本来、パイロットと機体の神経接続による直接制御を目指して開発された物だが、現状では視線操作や音声入力による制御や、パイロットの身体情報のチェック機能、瞬間的な判断を必要とする緊急時の操縦補助等の機能に留まる。

※「ADF-01 Z.O.E」の場合、センサー情報は操縦者であるAIシステム「Z.O.E.」に直接渡される為、「COFFINシステム」とは全く別のシステムである。

[編集] バリエーション

ADF-01 Z.O.E.
ユージア大陸で発生したクーデター事変の際にクーデター軍によって運用された機体。「Z.O.E.」と呼ばれる戦術戦闘用AIを搭載した無人機である。コックピット周辺に多数設置されたセンサーから得た情報を、高度なAIシステムで処理する事で、自機後方にも光学情報に基づきミサイル機銃の照準、発射が可能という特徴を持つ。また、無人機故にパイロットに対するG負荷を考慮する必要がなく、加速力や機動性は有人型の機体を上回る。この高い機動性と後方攻撃能力によって、この機体は戦闘機同士の格闘戦に於いて非常に高い能力を発揮する。尚、開発メーカーや開発国は不明である。
ADF-01 FALKEN
オーシア連邦ノースオーシア州の軍需企業、ノースオーシア・グランダーI.G.(以下グランダー社)によって開発されていた機体。「FALKEN(ファルケン)」とはドイツ語の意。同社の無人戦闘機開発計画、通称「Z.O.E.プロジェクト」の下で極秘に開発が進められ、現状は有人機ではあるが将来の完全無人化も検討されていた。機体の基本的な構造は、同社の前身である旧南ベルカ国営兵器産業廠時代に開発された試作戦闘機「ADFX-01/02 Morgan」を踏襲し、これに「COFFINシステム」や垂直カナード、2次元推力偏向ノズル、ステルス等の新技術を投入している。さらに、胴体内部には「Tactical Laser System/TLS」と呼ばれるメガワット級の化学レーザー砲ユニットが内蔵可能で、これにより弾道ミサイルブーストフェイズに於ける迎撃が可能である。「TLS」照射には発射形態への変形が必要で、変形により照準システムや冷却機構等が展開され、コックピットもそれに伴い変形する。このレーザーシステムは通常の対地対空攻撃にも使用可能であり、この機体の持つ攻撃能力は一般的な戦闘機、爆撃機の比ではない。「TLS」以外の武装としては、左右エンジン下部のウェポンベイに短射程AAMが格納されており、この他にステルス性が犠牲となるが、翼下パイロンを増設し、ミーティア長射程空対空ミサイル、もしくは燃料気化爆弾(Fuel-Air Explosive Bomb/FAEB)を搭載する事も可能である。重火力、高機動を兼ね備えた優秀な機体ではあるが、「TLS」内蔵に伴う各種機器群や「COFFINシステム」搭載による自重の増大をカバーする為、巨大なエンジンが採用されており、戦闘機としてはかなり大型の機体となってしまっている。また、離着陸に必要な滑走距離も他の一般的な戦闘機に比べ長い距離が必要である。
ADLER
グランダー社によって開発されていた「FALKEN」の攻撃機仕様の派生型。「ADLER(アドラー)」とはドイツ語での意。この機体は「TLS」の運用能力は持たないが、代わりに多用途炸裂弾頭ミサイル(Multi-Purpose Burst Missile/MPBM)と呼ばれる広範囲を一挙に制圧可能な炸裂弾頭ミサイルの運用が可能となっている。
ADF-01 FALKEN Z.O.E.
名称等から「ADF-01 FALKEN」にAIシステムである「Z.O.E.」を搭載した機体と考えられている。クーデター軍が運用した機体との共通点は多いが、関連は不明である。

[編集] 特殊兵装

Tactical Laser System(略称:TLS)
「ADF-01 FALKEN」に搭載されている、メガワット級の出力を持つ化学レーザー砲ユニット。これは「ADFX-01/02」に搭載されていた外装式化学レーザー砲ユニットの改良型で、内蔵式となり照射回数や連続照射時間が大きく向上している。出力から推定される最大射程は数百kmに及ぶと考えられ、文字通り光速で迫るレーザーを回避する事は非常に困難である。ミサイル迎撃を始め、対地対空様々な目標に対して恐るべき破壊力を発揮するが、改良によって出力が向上した為か、「ADFX-02」搭載型のユニットでは自在に行う事が可能であった光学的手法によるレーザー照射方向の変更が、この内蔵式ユニットでは極僅かしか出来ず、機体正面の狭い範囲内の方向にしかレーザーを照射出来ないという欠点がある。しかし、システム搭載機である「FALKEN」自体に高い機動性がある為、パイロットの技量次第では格闘戦での使用も不可能ではない。
Multi-Purpose Burst Missile(略称:MPBM)
「FALKEN」の攻撃機仕様の派生機「ADLER」に搭載が予定されていたと思われる、多用途炸裂弾頭ミサイル。「ADFX-01/02」に搭載されていたミサイルと、基本的には同一の物の筈であるが、「ADFX-01/02」の開発から15年の歳月が経過している事もあり、同仕様のものかどうかは不明である。

[編集] 運用国

ノースポイント(クーデター軍)
ユージア大陸北東、ノースポイントで勃発したクーデター事変の際に、クーデター鎮圧の為の派遣部隊である特殊戦術戦闘飛行隊「スカーフェイス」の攻撃から、クーデター軍の司令要塞イントレランスを防衛する為、クーデター軍によって「ADF-01 Z.O.E.」が使用された。搭載されていた戦闘機の無人化を可能とする戦闘用AI「Z.O.E.」は、「ADF-01」に搭載される以前に、F-14F/A-18Eを初めとした既存の戦闘機に搭載され「スカーフェイス」との数々の戦闘に投入されており、「ADF-01」搭載直前にはコブラ等の特殊空戦機動を可能とする程の能力向上を見せていた。尚、クーデター軍がどのようにして「ADF-01」及び「Z.O.E.」を開発、或いは入手したのかは不明である
ベルカ公国(ノースオーシア・グランダー・I.G.)
オーシア連邦の企業にも関わらず、ベルカ公国の実質的な工作機関として機能していたグランダー社では、同社の「Z.O.E.プロジェクト」に基づき、極秘に「FALKEN」の開発を行っていた。また、工作活動の一環として、当時オーシア連邦と敵対していたユークトバニア連邦共和国と、「FALKEN」の開発製造に関して何らかの協力関係にあったと思われる。同社の工作活動発覚後、同社の関連施設は破壊、或いは接収された為、ベルカ公国側に「FALKEN」の技術が残っているかは不明である。
ユークトバニア連邦共和国
グランダー社より武器供与を受けていたユークトバニアでは、国内で「FALKEN」の開発製造を行っていた様である。しかし、オーシア軍がユークトバニア国内に侵攻した事により、兵器工場や保管施設が破壊され、少なくともオーシアとの戦争期間中の実戦配備は間に合わなかったと思われる。
オーシア連邦
ユークトバニア本国への侵攻を開始したオーシア軍は、ユークトバニア軍の関連施設より「FALKEN」のパーツを接収している。また、グランダー社の施設からもパーツを接収しており、これらの解析を元に「FALKEN」が完成し、数機が一部の部隊で運用された可能性があるが詳細は不明である。

[編集] 各作品に於ける登場状況

[編集] ACE COMBAT 2

ADF-01 Z.O.E.
特定の条件を満たした場合、最後のライバル機として登場。後方にも機銃やミサイルを発射し、コブラ機動によって自機の後方に回ろうとする強敵。
『PlayStation the Best』版では、後方攻撃やコブラ機動の頻度が通常版と比較して低下しており、やや弱体化している。

[編集] ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR

FALKEN
プレイヤー機として登場。今作では形式番号はなく、ただ「FALKEN」とのみ表示される。
特殊兵装として「TLS(Tactical Laser System/戦略レーザー)」を搭載。絶大な威力を誇るが誘導能力が無い為、命中させるにはある程度の技量が必要になる。
作中の機体価格は826000ポイントで、これは「X-02 Wyvern」約20機分に相当するという超高級機である。
ADLER
「FALKEN」の派生機として登場が予定されていたが、ゲーム開発スケジュールの都合により本編への登場は見送られた。
機体案は不採用となったが、特殊兵装のコンセプトは「MPBM」として『ACE COMBAT ZERO』に登場する「ADFX-01/02」に引き継がれている。

[編集] ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR

ADF-01 FALKEN
プレイヤー機として登場。バンダイより発売されたプラモデルや設定画集等では「ADF-01F FALKEN」となっているのだが、今作以降「ADF-01 FALKEN」の表記で統一されている。ストーリー上では、まだ開発されていないはずの機体であり、今作に登場したのは一種のファンサービスと思われる。
特殊兵装は「TLS(戦略レーザー)」「XLAA(マルチロック長距離空対空ミサイル)」「FAEB(燃料気化爆弾)」のいずれかを出撃時に選択する。
『ACE COMBAT 5』と違い、レーザーの色が赤色から青色に変更されている。
特殊兵装にTLSを選択して出撃した場合、通常兵装のミサイルからTLSに切り替えると、通常は機内に格納されているTLS射出ユニットが外に出る際に発生する駆動音が追加されている。

[編集] ACE COMBAT X Skies of Deception

ADF-01 FALKEN
プレイヤー機として登場。『ACE COMBAT ZERO』と同様、TLS・XLAA・FAEBのいずれかを出撃時に選択する。
今作ではチューニング用のパーツを追加で装備する事で、装弾数を含めた各種の性能向上が可能だが、代わりに耐久性等の他の性能がダウンする場合もある。
本機専用のチューニングパーツとして、TLSの連続照射時間を延長する「レーザー増幅装置(Laser Extender)」が用意されている。
ADF-01 FALKEN Z.O.E.
敵機として登場。特定の条件を満たした場合、『2』の主人公機である「XFA-27 SCARFACE」と共に登場する。

[編集] 立体化

バンダイによって「ADF-01 FALKEN」が1/100スケールのプラモデルとして立体化され、2006年3月24日に発売された。部品差し替えによって「TLS」発射形態を再現する等、完成度は高かったが、航空機プラモデルとして一般的な1/72スケールではなく、1/100スケールで発売された点が不評であった。また、当時プラモデルのパッケージには「ADF-01F FALKEN」と書かれていた。この他に、ワンダーフェスティバル参加ディーラーより、ガレージキットとして「ADF-01 FALKEN」が出展されている。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年9月15日 (火) 01:49 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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