AK-47

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AK-47
AK-47 II型
AK-47 II型
AK-47
種類 軍用小銃
製造国 ソビエト連邦(開発国)
設計・製造 設計 ミハイル・カラシニコフ
製造 イズマッシュ造兵廠
年代 1949年
仕様
種別 アサルトライフル
口径 7,62mm
銃身長 415mm
ライフリング 6条右回り
使用弾薬 7.62x39弾
装弾数 30発
作動方式 長ガス・ピストン式
回転ボルト閉鎖
セミ/フルオート切替射撃
全長 870mm
重量 3.800g(マガジン無し)
4.300g(マガジン付)
発射速度 600発/分
銃口初速 730m/s
歴史
設計年 1947年
製造期間 1949年~現在
配備期間 1949年~現在
配備先 ソ連軍および旧東側陣営の影響を受けた多数の諸国
関連戦争・紛争 ベトナム戦争以降の多くの戦争/紛争
バリエーション バリエーション”を参照
製造数 8000万丁~1億丁以上
  

AK-47(エーケーよんじゅうなな、エーケーよんなな、:Автомат Калашникова образца 1947 годаラテン文字転写:Avtomat Kalashnikov-47、「カラシニコフの1947年型自動小銃」の意)は、1947年ソビエト連邦軍が制式採用した歩兵用アサルトライフル第二次大戦終結後、ドイツから抑留されたStG44の開発者であるヒューゴ・シュマイザーの技術的助言の下、ミハイル・カラシニコフが設計した。

尚、本記事では、7.62x39弾を用いるシリーズ製品、および各国で生産されたモデルについても記述する。

目次

[編集] 開発

第一次世界大戦終結後も軽量フルオート火器を模索していたドイツ国防軍は、1939年冬戦争に際してソ連軍から鹵獲されたフェドロフM1916に強い関心を抱き、中間弾薬を用いて射程を延長した“強化型機関拳銃”である“MKb42(H)”(後のMP43/StG44、MKbはMaschinenkarabinerの略)を開発した。

MKb42(H)はドイツが苦戦を続けていた東部戦線にテスト投入されたが配備直後にソ連軍によって鹵獲され、ドイツ製の“Avtomát”(突撃銃機関騎銃)に強い関心を抱いたソ連は、自軍では1940年にいったん退役させてしまった“Avtomát”を再開発するプロジェクトを1943年6月に開始した。

“Avtomát”開発プロジェクトは、独ソ戦の勃発により高齢をおして現役復帰したフェドロフ中将(フェドロフM1916の開発者)によって統括され、Avtomát用弾薬である中間弾薬として7.62x39弾が開発され、その試験用にRPD軽機関銃SKSカービンが製造され、ドイツ兵を標的とした実戦試験が続けられた。

ナチス・ドイツの降伏後、ドイツの分割占領に加わったソ連軍は、MKb42(H)の開発者であるヒューゴ・シュマイザーの身柄を確保・抑留し、新進設計者だったミハイル・カラシニコフとの協同の下で、ドイツの“強化型機関拳銃”を基本概念とする各種の火器を設計させ、その成果として“AK”(ミハイル・カラシニコフ突撃銃)が生まれた。

[編集] 構造

AKは、MKb42(H)の基本概念を直接継承した製品だが、閉鎖・撃発機構には米国のM1カービンなどからの影響[1]を受け、その基本構造も独自のものである。

AKはMKb42(H)と同様に長ガス・ピストン式を用い、銃身上にガス・ピストンを位置させた設計を継承し、長いバナナ型弾倉とピストル・グリップを持つ共通した設計で構成されている。

ボルトを開放/後退させるボルト・キャリアはガス・ピストンと一体化したデザインであり、ボルトと一緒に前後動する総重量の大きさから命中精度は悪影響を受けているが、泥汚れなどに確実な作動を実現している。 ボルトはボルトキャリア内側のカム溝によって、その前後動とともに回転させられ、ボルト先端の突起が銃身基部の切り欠きと嵌合/解除する事で、薬室の閉鎖/解除を行う。 ボルトキャリアを前進させるリコイルスプリングは後方に位置し、分解時に飛び出して紛失する事を防ぐため、ワイヤーを折り曲げたストッパーを内蔵させて一定の長さ以上に伸びないよう工夫されている。

撃発機構は大きく余裕を持ったレシーバ(機関部)内の空間に位置し、泥が侵入しても動作に支障が起き難いよう設計されている。 ハンマー(撃鉄)などを動作させるスプリングは、極寒の北極圏から灼熱の砂漠地帯まで、変化に富んだソ連全域で使用できるよう、MG42を参考に2本のピアノ線を捻ったものが使用されている。

レシーバ右側面にはダストカバーを兼ねた大型のセフティ・レバー兼セレクターがあり、カバーを閉じた状態は安全位置(引き鉄がロックされ発射できなくなる)となり、ボルトも不完全な位置までしか後退できなくなる。 セフティの解除には右手をグリップから離して、親指を使って押し下げる操作が必要であり、解除の次は全自動位置となり、さらに押し込むと半自動位置となるが、グリップから手を離さずに全ての操作が可能な米欧諸国のアサルトライフルに比べて、セフティ解除から発射まで時間がかかる弱点があり、AKから派生したイスラエル製のガリルは、レシーバ左側面にレバーを設けてより早い操作を可能にする改良が施されている。

銃身と銃身基部の接合は、AK-47ではネジ込み固定とされていたが、AKMでは銃身を圧入した後に一本のピンで固定する方法に改められ、中国製の56式などでは、ほとんど全てがAKMと同じ固定方法を用いている。

銃身途中にはガス・ポートが穿たれ、ガス・シリンダーを取り外すと肉眼で目視できるため、作戦行動中にガスポートが詰まってしまっても、兵士が自力で対応する事も可能である。

リアサイト(照門)はボルトアクション式小銃と同様のタンジェント・サイトと呼ばれる種類であり、横方向への調整はできないため、M16などの上下左右に微調整できるピープ・サイトに比べて照準時の精度は低くなるが、素早く照準を合わせられる利点がある。

[編集] 種類

東ドイツ製AKMSと同じ折り畳み銃床を装備した、AIMS後期型(真ん中のルーマニア兵が所持)。
前期型ではAKS-47と同一形状の銃床であり、垂直フォアグリップの形状も銃床に干渉しないようなものであった。

AK系ライフルは基本設計が優れていたため、多くの改良がなされながらも50年以上に亘って世界の紛争地域で使われ続けている。初期型のものも7.62mm弾の対人威力が非常に大きいことから、特に接近戦の多い市街戦などで現役で多用されている。

また、東側各国でライセンス生産や模造品の生産が行われ、種類は多岐に渡る。

国内の報道ではAK系はすべてAK47と記されることが多いが、実際にはその派生系である場合が多い。

[編集] AK-47

AK-47の中で最も多数が製造された、AK-47III型

AK-47は7.62×39mmの口径を持つ銃で、実包は30発入りの箱型弾倉(バナナ型といわれることもある)、または75発入りのドラム型弾倉に収められている。一度弾を込めて発射すると、発射時に発生する高圧ガスを銃口手前から引き込んで、重いピストンを後方に押し下げ、その先にある部品が自動的に次の弾を込めるようになっている。この射撃と送弾を連続的に行うことにより連射が可能となり、AK-47は一分間に600発以上の速度で射撃ができる。

西側ではAK-47を生産時期と特徴からI型からIII型まで分類している。

当初製造されたI型ではドイツのStG44と同様にレシーバーをプレス加工で製造していたが、当時のソ連にはプレス加工に必要な技術力が不足していたため強度に劣り、ぶつけたりした際に変形することがしばしばあったために実用性に欠けた。

このため、新たに製造が開始されたII型ではレシーバーの製造法を費用と手間はかかる代わりに堅実な切削加工に変更した。

さらに後に開発され、事実上AK-47の中でも最も生産数の多いIII型では、木製ストックの取り付け方法を変更するなどの細かな変更が行われている。

AK-47は当初、機密扱いの武器であったため、兵士は覆いを被せて持ち運んでいた。弾の威力や信頼性の点で当初から強力な銃ではあったが、改良は常に行われており、さらに後のAKMに発展する。

[編集] AKS-47

銃床を折り畳んだAKS-47

AKS-47は、AK-47の銃床を金属製の折り畳み式のものに変更し携帯性を高めた種類である。この銃床は銃の下方に回転させて折り畳む方式で、ドイツのMP38/40のものとよく似ている。AKS-47は落下傘部隊スキー部隊などの特殊部隊に支給されたほか、車両部隊やヘリコプターの装備火器としても利用された。さらに、国境警備に当たるKGB部隊にも支給された。

ちなみにAK-47Sという名称は、東京マルイ独特の呼び方であり、実際の形式名はAKS-47である。

[編集] AKM

AKM

AKMはAK-47を改良した銃で、基本構造はAK-47と同様だが、以下の点が変更されている。

  • レシーバ(機関部)がプレス加工切削加工部品をリベット接合する方式で製造され、生産性を大幅に高めると同時に軽量化にも成功した。
  • AK-47では若干傾斜していた銃床(ストック・銃の肩に当てる部分)を、銃身軸線の延長線上に銃床が位置する直銃床として、フルオート射撃時の制御を容易にした。
  • 銃口(マズル)部分を竹槍状に切り落とした形状としてマズルブレーキとし、発射時の反動で銃口が上を向かないよう改良された。

また、プラスチック弾倉もAKMとともに採用されている。

[編集] AKMS

東ドイツでは下の3挺のような右側面折り畳み式銃床を装備したAKMSが生産された。

AKMSは、AKMの銃床を折りたたみ式にしたものである。AKS-47同様、空挺部隊や戦車部隊などで用いられる。

銃床の折り畳み方はAKS-47と同じであるが、東ドイツではセレクター兼安全装置の操作を阻害しないように形状が工夫された右側面折り畳み式銃床を装備したAKMSとAKS-74が生産された。
後にはルーマニアも同一形状の銃床を装着したAKMSやAKS-74の派生形を生産したほか、エジプトハンガリーでも多少形状の違う右側面折り畳み式銃床を装備した派生形を生産している。

[編集] その他の派生型

RPK
75連装ドラム型弾倉を装着したRPK軽機関銃

RPKRPD軽機関銃の後継分隊支援火器として1961年に制式採用されたAKMを基に製造された分隊支援火器である。

詳細は「RPK軽機関銃」を参照

PK

PKはAKの発展型としてカラシニコフが開発した汎用機関銃で、7.62mm×54R弾を使用する。1961年にソビエト軍に制式採用された。

詳細は「PK (機関銃)」を参照

AK-74

AK-74は、AKMの後継となった小口径高速弾を用いる機関騎銃である。

詳細は「AK-74」を参照

VEPR

VEPRはRPK軽機関銃を製造しているモロト社がRPKのレシーバーを使用し、製造したライフルである。このVEPRには大きく分けて二種類存在する、軍などの法執行機関向けのVEPR-12セミオートショットガンと民間市場向けのVEPR猟銃である。

詳細は「モロト VEPR」を参照

OTs-14 Groza

AKのレシーバーをストックとするブルパップ方式特殊部隊向けのアサルトライフル。Grozaはロシア語で「雷雨」の意。7.62x39mm弾と9×39mm弾を使用する。

詳細は「OTs-14 Groza」を参照

VSS

VSS (狙撃銃)は隠密潜入作戦やゲリラ作戦用に従事する特殊部隊向けに開発された、特殊消音狙撃銃である。

詳細は「VSS (狙撃銃)」を参照

AK-100シリーズ

ソビエト連邦崩壊後、ロシアのAK生産拠点は民営化され、イズマッシュ社(Izhmash、イジェマッシとも)として再出発した。現在もAKシリーズの生産、改良を続けており、様々な種類が発表されている。

詳細は「AK-100」を参照


[編集] 各国で生産されたAK

AK-47だけでなく、AKMやRPKAK-74を基に開発されたものも含む。ただし、SVDPKMのコピーは含めない。(RPK専用のページもあります。各国で生産されたRPKをご覧ください。)

国名 名称   相当品、備考
中国 56式自動歩槍
56-1式自動歩槍
56-2式自動歩槍
56-3式自動歩槍
56-C式自動歩槍
56-S式自動歩槍
56-SS式自動歩槍
56S-1式自動歩槍
56S-7式班用机槍
74式軽机槍
81式自動歩槍
84-2式自動歩槍
84-S式自動歩槍
84SS-1式自動歩槍
86式自動歩槍
88-S式自動歩槍
AK-47III型コピー、スパイクバイヨネット装着
AKS-47
AKS-47、オリジナル側面折畳ストック
AKMコピー オリジナルの小改良
56-2式ベースカービン
民間向け輸出用、セミオートのみ。
AKMSをストックと取り外し、さらに短銃身化した
56-1式民間向け輸出用、セミオートのみ。
56式をベースのRPK軽機関銃
56S-7式をベースに独自に開発した軽機関銃
56式ベースのオリジナル
側面折畳ストック5.56mm NATO弾を使用。
民間向け、56-S式の派生形、5.56mm NATO弾を使用。
民間向け、AKMSカービン5.56×45mm弾を使用。
56式ブルパップ方式
AK-74コピー、セミオートのみ。
北朝鮮 58式小銃
68式小銃
 AK-47III型
AKM
東ドイツ MPi-K
MPi-KMS
MPi-KM
MPi-KMS-72
MPi-AK-74N
MPi-AKS-74N
MPi-AKS-74NK
Wieger STG940
Wieger STG942
Wieger STG943
Wieger K500
KK-MPi-69
AK-47III型
AKS-47、側面折畳ストック
AKM
AKMS、側面折畳ストック
AK-74
AKS-74、側面折畳銃床
AKS-74U、側面折畳ストック
5.56×45mm弾仕様
STG940、側面折畳ストック
STG942カービン
RPK-74
訓練用.22LR仕様
ポーランド ポーランド PMK
PMKS
PMKM
PMKMS
Kbkg wz.1960
Kbk wz.1988 タンタル
Skbk wz.1989 オニキス
Kbk wz.1996 ベリル
Kbk wz.1996 ミニベリル
Kbk wz.2002 ビン
Kbk wz.2005 ジャンター
AK-47(ライフルグレネード発射可能モデル)
AKS-47
AKM
AKMS
AKM(ライフルグレネード発射可能モデル)
AKS-74
AKS-74U、近代化モデル
AKS-74、近代化モデル、5.56×45mm弾仕様
wz.1996短縮(クリンコフ)型
wz.1996ブルパップ仕様
wz.2002近代化モデル
ユーゴスラビア
セルビア セルビア
M70
M70A
M72
M92
M76
M77
M80
M80A
M85SMG
M92SMG
M21
AKM
AKS-47
RPK
M70A短縮型
M70狙撃銃、7.92mm×57弾仕様
M70、7.62mm×51弾仕様
M70、5.56mm×45弾仕様
M70A、5.56mm×45弾仕様
AKS-74U、5.56mm×45弾仕様
AKS-74U、7.62mm×39弾仕様
M80、近代化カービン、側面折畳ストック
ルーマニアの旗 ルーマニア AIM
AIMS
FPK(PSL)
AKM、フォアグリップ付属
AKMS、フォアグリップ付属
AKM狙撃銃、7.62mm×54弾仕様
ハンガリー FEG AMD-63
FEG AMD-65
AMP-69
FEG-NGM
AKM、フォアグリップ付属
AKMSカービン、フォアグリップ付属、側面折畳ストック
AMD-65簡易型、側面折畳ストック
AKM、5.56×45mm弾仕様
ブルガリア ブルガリア アーセナル AR-M1
アーセナル AR-M1F
アーセナル AR-M4SF
アーセナル M9
アーセナル M9F
アーセナル SLR-100シリーズ
AK-74
AKS-74
AKS-74U、5.56×45mm弾仕様、側面折畳ストック
AK-74、5.56×45mm弾仕様
AKS-74、5.56×45mm弾仕様、側面折畳ストック
AK100シリーズに相当
イスラエル ガリル ARM
ガリル AR
ガリル SAR
ガリル MAR
ガリル ARM 308
ガリル AR 308
ガリルスナイパー
5.56mm×45弾仕様、側面折畳ストック
ARM簡易型、側面折畳ストック
ARカービン、側面折畳ストック
AR短縮型、側面折畳ストック
ARM、7.62mm×51弾仕様、側面折畳ストック
ARM 308簡易型
狙撃銃、7.62mm×51弾仕様、側面折畳ストック
ガリルはオリジナル
イラン KL-7.62mm AKM、AKMS
イラク タブク AK-47、AKS-47、AKM、AKMS
型式番号による区別無し
エジプト MPi-KMS-72
MISR
東ドイツ製エジプト向け輸出仕様、側面折畳ストック
AKMベース、近代化モデル
インド INSAS AK-47、5.56mm×45弾仕様
フィンランド フィンランド Rk62
Rk76
Rk 95 TP
バルメM82
M90
固定ストック
側面折畳ストック
ブルパップ式、5.56mm×45弾仕様
南アフリカ共和国 R4
R5
R6
ベクター CR21
ラプター
IMI ガリル AR
IMI ガリル SAR
IMI ガリル MAR
強化樹脂外装、ブルパップ式、5.56mm×45弾仕様
ガリルベースのオリジナル
イタリア イエーガーAP80
イエーガーAP84
ベルナルデリVB-STD
ベルナルデリVB-SR
AK47III、.22LR弾仕様
ガリルAR、外観の異なり.22LR弾仕様
M16のマガジンを使用できるようにしたガリルAR
M16のマガジンを使用できるようにしたガリルSAR
スウェーデン FFV-890C ガリル5.56AR、ハンドガード変更
オランダ NM-1
D.NM-1・M2
ガリル5.56ARM
NM-1をベースに開発したオリジナル
ドイツ GSG-47 AKMの外見を模倣したプリンキングガン、22LR弾仕様

[編集] 採用している国・組織

[編集] 擲弾発射器

AKには銃身の下に擲弾発射器(グレネードランチャー)を取り付ける事ができる。これは、アメリカがベトナム戦争中に開発したM16用のM203のコンセプトを参考に開発された。

GP25(BG-15)/GP30
GP25を装着したAK-107

GP-25(BG-15、まれにGB15)と、GP-30(イジェはGP-34)は、アメリカ製のM203の対抗製品として開発したAK用のアンダーバレル式グレネードランチャー

詳細は「GP-25」を参照

BS-1

BS-1(チシナー:静寂)は、AKS-74Uのために作られた口径30mmの発射器。専用の空砲を撃ち、その力で擲弾が飛び出す構造になっているため、発射音が小さい。

アルクス モデル40A3

アルクス モデル40A3は、ブルガリアのアルクス社が製造するのグレネードランチャーである。40×46mm グレネード弾を使用する。

アーセナル M6

アーセナル M6は、ブルガリアのアーセナル社が製造するM203タイプのグレネードランチャーである。40×46mm グレネード弾を使用する。

RGB-1

RGB-1は、クロアチアのRH-ALAN社が作った40×46mm グレネード弾を使用するグレネードランチャーである。

ZMT モデル1983

モデル1983は、ポーランドのZMT社が製造する。40×46mm グレネード弾を使用するグレネードランチャーである。

AG-40 Md80

AG-40 Md80は、ルーマニア製の独自の40×47mm弾を使用するM203タイプのグレネードランチャーである。40×46mm グレネード弾を使用するタイプもある。


[編集] 特徴と逸話

イラクファルージャアメリカ海兵隊によって鹵獲された武器。左から一番目がAKM、三番目がAKMSである。

AK-47は信頼性が高いことが最大の特徴であり、扱いが多少乱暴でも確実に動作する。これはミハイル・カラシニコフが設計の段階で、部品同士にわずかな余裕を持たせ、多少の泥や砂、高温または寒冷地における金属の変形、生産時の技術不足による部品精度の低下が起きても、きちんと動作するよう考慮したためである。故に極寒地や砂漠の兵士からも信頼が寄せられている。機関部の内側に泥などが入っても、軽く水洗いすれば射撃できるほどである。

ユニット化と故障の少なさ

内部の部品は極力ユニット化されており、野外で分解する際に部品を紛失したり、簡単に故障したりしないように工夫してある。このような銃の頑丈さや簡素化は同時に兵士の負担も減らす。銃を扱うのが初めての人間でも数時間から数日間の講習を受ければ、100m先の標的に命中させられるようになるという。

初期の曲銃床とマズルジャンプ

マズルジャンプとは、弾丸が銃口から飛び出した瞬間に銃口が跳ね上がる現象で、射撃時の反動から生じる。この現象は通常の銃であれば程度の差はあれ必ず生じるが、初期のAK-47は曲銃床であったため、反動を直に受け止めにくく、マズルジャンプが起こりやすかった。

フルオート射撃時には連続的に反動が生じるため、銃口が連射とともに徐々に跳ね上がり、狙いを定めるのは困難になる。同様の例はアメリカ軍に採用されたM14でもあり[2]、M14は後のM14A1で、AK47ではAKMでいずれも直銃床に変更され、より反動を受け止めやすく、制御しやすい構造[3]に改良されている。

民族自決と革命の象徴

第二次大戦後、独自設計(弾丸のみがAK47と共通)のVz 58機関騎銃を採用したチェコスロバキアを除くワルシャワ条約機構加盟国や中国・北朝鮮などで採用されて東側を代表する火器となった [4]

武力によって独立を勝ち取った国や政権を奪取した政府にとって、AKは戦乱を戦い抜いた頼もしい戦友であり、自主独立の象徴でもある。このため、モザンビークジンバブエ東ティモールの国章にAK-47の図柄が組み込まれているほどである。特にモザンビークでは、国旗にもAK-47のデザインが取り入れられており、国家以外でもレバノンのヒズボラやコロンビアのFARCなどが組織の旗にAK-47の図柄を取り入れている。

ベトナム戦争での活躍

ベトナム戦争では、ソビエト連邦や中華人民共和国から、北ベトナム軍(NVA)や南ベトナム解放民族戦線(NLF)に向けて大量のAKが送り込まれた。戦場は熱帯雨林を中心とする過酷な環境であったが、AKはその中でも確実に動作した。

アメリカ海軍の特殊部隊「SEALs」でも鹵獲品を使用する例があった。

中東やアフリカでの流通

中東では、アメリカが1980年代ムジャーヒディーンに対し武器援助をした際、不正規品の購入に資金を与え、AK-47がこの地域に大量に出回る結果となった[5]アフリカ諸国においては、1960年代の独立闘争の際や、冷戦終結後、東欧諸国などから流入したAKがあふれて、それが内戦の終結を難しくしている一因となっている。

現在、アフガニスタンやイラクで活動している特殊部隊PMCの社員には、M16系ではなくAK特に7.62mm口径を使う者も多い。これは信頼性のみならず、7.62mm口径の高威力や、弾薬と部品の補給が容易だからでもある。特にPMCは軍に比べて部品の供給が遅いため、故障・破損しても即座に修理・代替することができるAKの人気は高い。

大量破壊兵器のレッテル

ソビエト連邦は冷戦期、東側友好国に対して大量のAKを供与した。また、一部の国々に対してはライセンス生産も認めた。このため、7.62mm口径のAKは莫大な数が生産されており、世界で最も大量に生産された小銃といわれている。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの調査によると、非正規品を含め約1億丁ほど出回っている。AKはアフリカなど一部の地域では30ドル以下でも購入でき、多数の武装勢力による紛争、テロリスト等に使用され発展途上国で多大な被害をもたらしていると報告した[6]。調査報告書は「AK-47:世界最強の殺人マシーン(AK-47:The World's Favourite Killing Machine)」と題され、「人類史上最も人を殺した兵器」とも、「小さな大量破壊兵器」と称される事がある。

模造品の氾濫

テロリストや傭兵(非戦闘員)が使用しているのは、ほとんどがAK-47の非正規・コピー版である。中国の中国北方工業公司はライセンス切れのため、改造箇所を根拠に自社製品としてAK系を製造し続けていて、中には民間向けのスポーツ射撃用のものまである。2008年11月、インドムンバイ市で発生した同時多発テロでも、犯人グループ「デカン・ムジャヒディン」[7]の使用していたAK-47は中国製であると報じられた[8]

2006年時点で、AKの製造ライセンスを持つのは、カラシニコフが籍を置く後述のIzhmash社のみだが、過去にAKのライセンス生産を行っていた国々の大半は製造を継続しており、輸出も行なわれている。さらにAKは構造が単純で、部品の誤差を許容する設計から密造品も多く、これら不正規品を含めたAKの総数は1億丁を超えるのではないかと推測されている。日本においてもオウム真理教が発展型であるAK-74を基に密造することを企てたが、銃身内径を正確に切削できず発射に危険が伴う水準のもので、警察の追及もあって量産には至らなかった(自動小銃密造事件)。

2004年、85歳の誕生日を前にカラシニコフは「中国などがライセンス切れにもかかわらず、AKの製造を続けている。それが紛争地に出回り、AKの評価を落としているのは悲しいことだ」と朝日新聞の取材に回答している。 Izhmash社のウラジミル・グロデツキー氏は、2006年の製品発表会で「ロシア製のAKは世界全体に流通しているうちの12%程度」と発言している。

パキスタンの連邦直轄部族地域に在るダッラ村では、旋盤などの簡単な工作機械しか持たない「村の鍛冶屋」のような工房で製造されているが、正規品と異なる材質の鋼材を用いているため耐久性に難があり、連射で銃身が加熱すると溶けはじめてしまう水準の製品である。

また、傭兵の高部正樹ルーマニア製のAKM(AIM)はマガジンの着脱に難があり、何弾倉分を連射するとバレルが曲がってくるなどの問題があり、酷評されていたと語っている。


[編集] 登場作品

前述のように世界で最も大量に生産された小銃と言われるだけあって、登場する作品は数知れない。特に、敵側の銃として定番になっている。主人公側が敵のAKを奪って使用する場面も多く見られる。他の銃が作動不良を起こす環境下でも正常に作動する等、頑丈さが強調されることもある。

AK-47が登場する作品の一覧を参照されたし。

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 開発者のカラシニコフは『アームズマガジン』の紙面で、アメリカからの援助兵器であるM1カービンから着想を得たと語っている。
  2. ^ 津野瀬光男 『幻の自動小銃―六四式小銃のすべて』 光人社〈光人社NF文庫〉、2006年。
  3. ^ AKMは銃口先端を斜めに切ったマズルブレーキで銃口の跳ね上がりを軽減している。
  4. ^ 旧東側に近いとされた非同盟諸国においても、リビアインドではFN FALが、ミャンマー(ビルマ)ではH&K G3が採用されるなど、AK47系統を主力小銃とはしなかった国も少数ではあるが存在する
  5. ^ 鹵獲された西側製の武器(例:CIA FAL)や通信機器などが「不正関与の証拠」として国連安保理などにソビエトや旧東側陣営から提出される事例が多かったことや、西側製の武器類が精巧ゆえに高価かつ使用・整備が難しかったことから、ソ連から膨大な援助を受けながら西側へ鞍替えしたエジプトや、日本製の工作機械や材料を入手し易かった1970年代の北朝鮮や、日本の援助を受けて工業水準が上がった中国などが、武器輸出市場へ本格参入してから、AKに代表される東側装備の入手が容易となり流通量も激増した。 現在でも、イラク戦争における北部クルド人勢力にはもっぱらロシア製装備が供与されているほか、治安部隊へ供給されている装備の大部分は安価な中国製小火器であり、イランなどがイラク各地のシーア派武装勢力に供給している兵器の多くも中国製である。
  6. ^ 国際事務局 : AK-47:世界で最も野放しになっている武器
  7. ^ その正体はパキスタンのイスラムテロ組織「ラシュカレタイバ」であると報じられている(NHK、JNN、産経新聞他)。
  8. ^ NHK報道による

[編集] 参考文献

  • 松本仁一 カラシニコフ1』 朝日新聞社、2004年。
  • 松本仁一 『カラシニコフ2』 朝日新聞社、2006年。
  • カラシニコフ (口述) 『カラシニコフ自伝 : 世界一有名な銃を創った男』 エレナ・ジョリー聞き書き 、 山本知子訳、朝日新聞出版〈朝日新書〉106、2008年、245頁。
  • 床井 雅美 (著) 『AK-47&カラシニコフ・バリエーション 』, 大日本絵画,1991年12月:ISBN-10: 4499205824

[編集] 関連項目

AK-47の基本構造をもとにしたソ連・ロシア製の銃
AK-47から影響を受けた外国製のアサルトライフル

[編集] 外部リンク

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最終更新 2009年11月29日 (日) 09:05 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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