ARMホールディングス

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ARMホールディングス
ARM Holdings plc
種類 公開会社
市場情報 NASDAQ: ARMHLSEARM
本社所在地 イギリス
イングランド ケンブリッジ
設立 1990年
業種 電気機器
事業内容 RISCマイクロプロセッサのIP
代表者 Doug Dunn(会長)
Warren East(CEO)
売上高 2億5900万UKポンド(2007年)
従業員数 1,728名 (2007年12月31日
外部リンク www.arm.com
  
ARM本社の正面玄関

ARMホールディングス(ARM Holdings plc) はイギリスケンブリッジに本社を置く持株会社。傘下の事業会社であるARM LtdによるARMアーキテクチャ、RealView や KEIL というブランドのプログラミングツールシステムおよびプラットフォームSystem-on-a-chip基盤とソフトウェアなどの開発で知られている。シリコンフェンでは最も認知度が高い企業である。

エイコーン・コンピュータアップルコンピュータ、VLSIテクノロジーのジョイントベンチャーとして創業した。当初の社名は Advanced RISC Machines で、エイコーンが開発し Acorn Archimedes で初めて使ったARMアーキテクチャRISCチップ開発を行う会社という位置づけだった。ARMアーキテクチャは今では様々なASICのプロセッシングコアとして採用されている。特に携帯電話市場では寡占状態にある[1]

目次

[編集] 歴史

ARMの歴史は次の通り[2]

  • 1990年 - エイコーン・コンピュータアップルコンピュータ、VLSIテクノロジーのジョイントベンチャーとして創業。
  • 1993年 - 初めて黒字化。
  • 1994年 - シリコンバレーと東京に支社を開設。日本法人はアーム株式会社[3]
  • 1998年 - Advanced RISC Machines Ltd から ARM Ltd に改称。年間5000万コアを出荷。ロンドン証券取引所とNASDAQに上場。
  • 1999年 - Micrologic Solutions(ケンブリッジにあるソフトウェアコンサルティング会社)を買収。
  • 2000年 - Allant Software(デバッグ用ソフトウェア開発会社)と Infinite Designs(シェフィールドにある設計会社)と EuroMIPS(フランスのスマートカード設計会社)を買収。
  • 2001年 - Noral Micrologics(デバッグ用ハードおよびソフトの開発会社)の開発チームを取得。
  • 2002年 - Artisan Components がサンディエゴの NurLogic Design(通信用チップ設計)を買収。中国支社を開設。
  • 2003年 - ベルギーの Adelante Technologies(DSP OptimoDE の開発元)を買収。
  • 2004年 - Axys Design Automation(EDAの下工程用ツールの開発)と Artisan Components(集積回路の各種 Physical IP の設計)を買収。
  • 2005年 - KEIL Software(マイクロコントローラ向けプログラミングツール開発)を買収。これには同社が保有していた Intel 8051 と C16x プラットフォームも含まれていた[4]。PowerEscape の開発チームも取得。
  • 2006年 - ノルウェーの Falanx(SOI Physical IP を得意とする企業で、GPUなども開発)を買収。

[編集] 概要

ARMは、サニーベール、オースティンオリンピアトロンハイムソフィア・アンティポリスミュンヘンルーヴェン台北市横浜市北京市バンガロールシェントイェルニェイなど世界中にオフィスとデザインセンターを持つ[5]

ARMのプロセッサは低消費電力が特徴で、特に携帯機器への組み込みに適している[6]。実際、最近の携帯電話携帯情報端末にはARMのCPUが搭載されていることが多く、世界で最も多く使われている32ビットマイクロプロセッサである。32ビット組み込みCPUの75%以上がARMアーキテクチャとなっている[7]

ARMのプロセッサは、ノキアソニー・エリクソンサムスン電子などのメーカーが携帯電話の主CPUとして採用しており[8]アップルiPodiPhoneのような携帯情報端末にも使われている[9]。また、任天堂ゲームボーイアドバンスニンテンドーDS、GamePark Holdings GP2X などの携帯ゲーム機でも使われている。他にも、GPS機器、デジタルカメラデジタルテレビネットワーク機器ハードディスクドライブなどで使っている[10]プレイステーション・ポータブル無線LANプロセッサは ARM9 である[11]

AMDインテルフリースケールルネサス テクノロジといった企業のマイクロプロセッサとは異なり、ARMは技術を知的財産権 (IP) として各社にライセンス提供するだけであり、自社でCPUを生産していない[12]。そのため、ARMの設計に基づくプロセッサを製造している企業は数十社に及ぶ。インテル、フリースケール、ルネサス テクノロジはいずれもARMテクノロジーのライセンス供与を受けている。2007年には、ARMの設計に基づくチップが29億個も生産された[13]

[編集] 企業名

"ARM" は元々は Acorn RISC Machine の略だった。しかし企業名としては Advanced RISC Machines の略である。株式公開のころ、"ARM Holdings" に改称している(正確には "ARM Holdings" が株式公開されている持株会社で、"ARM Ltd" がその子会社として実際の事業を行っている)。改称の理由は、"RISC" が "risk"(危険)と同じ発音であるため、コンピュータに詳しくない人に誤解を与えると考えたためである。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

[編集] 外部リンク


最終更新 2009年11月21日 (土) 17:41 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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