CATIA

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CATIA(キャティア)とは、Computer graphics Aided Three dimensional Interactive Applicationの頭文字をとったハイエンド3次元CADソフトである。

目次

[編集] 概要

開発元はグループ・ダッソーの一員でフランス最大のソフトウェア会社であるダッソー・システムズ。CATIAは、1981年の同社創立以来の看板商品で、リリース以来プラットフォームをIBMメインフレームからUNIXワークステーション、Windows PCと変えながら四半世紀以上を生き永らえており、CAD、特に競争の激しいハイエンド3次元CADソフトとしては、比類のない長寿製品である。

もともとは、ダッソー・アビアシオン(Dassault Aviation)の製品である航空機(戦闘機・ビジネスジェット等)の設計用に開発されてきたが、現在では、エアロ・スペースの分野以外の民生需要も多く、国内外ともに多くの自動車メーカーや、重工業電器メーカーなどで使用されている。極めて大規模、高機能なソフトであるため、複雑で大規模なアッセンブリの設計・開発を必要とする顧客が多い。

サーフェスモデリングソリッドモデリングのどちらにも対応しているのが特徴である。V1からV4までは、基本的にエクスプリシット(履歴編集ができない)要素によってデータを構成していたが、V5では、ほとんどの要素を、履歴・論理構造でパラメトリックに結びつけ、動的資産としての価値も高いデータを提供できるシステムに変貌した。

特に、CATIAテクノロジー(CNext)の基幹の一つである樹形図的な履歴構造は、立体形状の成り立ちを、極めて人間の理解に近い履歴体系で表現するために、非常に複雑な処理を必要とする方法論を敢えて選択しており、その表現力・性能ともに極めて高いといえる。

また、敢えて主流のNURBSではなく、フランス伝統のベジェ曲線を基にしたNUPBSによる曲線定義を採用することにより、有理化による算術計算の重さを排している点も、独特である。

航空機や自動車のように大規模なアッセンブリを扱うこともできるために、ENOVIAなどのPLMツール(PDM)と連携して利用されることも多い。

V4はUNIX系(AIX,HP-UXなど)版OSにのみ対応していたため、2000年頃から主役がWindows版のあるV5に変った。また、2008年にはSOAに対応してPDMとの統合やチーム設計やコンカレント開発、マルチサイト開発の機能を強化したV6が発表されている。

なお1981年のダッソー・システムズの創設以来ずっと、CATIAの販売活動やサポート・サービスについては、IBMが分担するアライアンス体制での提供であったが、2009年10月26日、IBMのソフトウェア事業部門の中でダッソー・システムズ製品を取扱う事業であったPLM事業部門が、ダッソー・システムズに売却される合意がなされたとのプレスリリースが出された。

[編集] 主要な機能

CATIA(V5)のシステムは、標準構成とアドオンとの組み合わせで構成される。標準構成はパッケージと呼ばれる。

CATIA プラットフォーム1 標準構成パッケージ

メカニカル・デザイン

  • アセンブリー・デザイン1 (AS1)
  • ファンクショナル・モールドパート 1 (FM1)
  • パート・デザイン・フィーチャー・レコグニション 1 (FR1)
  • 3Dファンクショナル・トレランシング&アノテーション1 (FT1)
  • ジェネレーティブ・ドラフティング1 (GD1)
  • ヒーリング・アシスタント1 (HA1)
  • インタラクティブ・ドラフティング1 (ID1)
  • 2D レイアウト for 3D デザイン 1 (LO1)
  • パート・デザイン1 (PD1)
  • シートメタル・プロダクション1 (SH1)
  • シートメタル・デザイン1 (SM1)
  • ストラクチャー・デザイン1 (SR1)
  • ツーリング・デザイン 1 (TG1)
  • ウェルド・デザイン1 (WD1)
  • ワイヤーフレーム&サーフェス1 (WS1)

マシニング

  • レース・マシニング1 (LG1)
  • マニュファクチャリング・レビュー1 (NG1)
  • プリズマティック・マシニング1 (PG1)
  • STLラピッド・プロトタイピング1 (TL1)

プロダクト・シンセシス

  • DMUナビゲーター1 (DN1)
  • DMUディメンショニング&トレランシング・レビュー 1 (DT1)
  • ナレッジ・エキスパート1 (KE1)
  • プロダクト・ナレッジ・テンプレート1 (KT1)
  • スペース・アナリシス1 (SP1)

シェイプ・デザイン&スタイリング

  • デベロップ・シェイプ 1 (DL1)
  • フリースタイル・シェイパー1 (FS1)
  • フリースタイル・スケッチ・トレーサー 1 (FSK)
  • ジェネレーティブ・シェイプ・デザイン 1 (GS1)
  • リアルタイム・レンダリング1 (RT1)

コンプリメンタリー

  • CADAMドラフティング FOR V5 (CCD)

インフラストラクチャー

  • COM1TO2エクステンション (C12)
  • CADAMインターフェース1 (CC1)
  • インスタント・コラボレーティブ・デザイン 1 (CD1)
  • オブジェクト・マネージャー 1 (CO1)
  • プロダクト・データ・フィルタリング 1 (DF1)
  • ENOVIA VPM サプライチェーン・エンジニアリング・エクスチェンジ 1 (EW1)
  • IGESインターフェース1 (IG1)
  • PPR PDM ゲートウェイ 1 (PX1)
  • STEPコア・インターフェース1 (ST1)
  • V4 インテグレーション 1 (V41)

イクイップメント&システム・エンジニアリング

  • サーキット・ボード・デザイン 1 (CBD)
  • エレクトリカル3Dデザイン&ドキュメンテーション 1 (EC1)
  • プラント・レイアウト1 (PLO)
  • システム・ラウティング1 (SRT)

アナリシス

  • ジェネレーティブ・パート・ストラクチャル・アナリシス1 (GP1)

CATIA プラットフォーム2 標準構成パッケージ

メカニカル・デザイン

  • アセンブリー・デザイン2 (ASD)
  • コア&キャビティー・デザイン2 (CCV)
  • キャスト&フォージド・パート・オプティマイザー 2 (CFO)
  • コンポジット・エンジニアリング 2 (CPE)
  • コンポジット・デザイン for マニュファクチャリング 2 (CPM)
  • ファンクショナル・モールドパート 2 (FMP)
  • 3Dファンクショナル・トレランシング&アノテーション2 (FTA)
  • ジェネレーティブ・ドラフティング2 (GDR)
  • モールド・ツーリング・デザイン2 (MTD)
  • パート・デザイン2 (PDG)
  • シートメタル・デザイン2 (SMD)

マシニング

  • アドバンス・マシニング2 (AMG)
  • レース・マシニング2 (LMG)
  • NCマシン・ツール・ビルダー 2 (MBG)
  • マルチスライド・レース・マシニング2 (MLG)
  • マルチ・アクシス・サーフェス・マシニング2 (MMG)
  • プリズマティック・マシニング・プレパレーション・アシスタント2 (MPA)
  • マルチポケット・マシニング2 (MPG)
  • NCマシン・ツール・シミュレーション 2 (MSG)
  • NCマニュファクチャリング・レビュー2 (NCG)
  • NCマニュファクチャリング・ベリフィケーション2 (NVG)
  • プリズマティック・マシニング2 (PMG)
  • 3アクシス・サーフェス・マシニング2 (SMG)
  • STLラピッド・プロトタイピング2 (STL)

プロダクト・シンセシス

  • DMUエンジニアリング・アナリシス・レビュー2 (ANR)
  • ビジネス・プロセス・ナレッジ・テンプレート2 (BK2)
  • DMUナビゲーター2 (DMN)
  • DMUオプテイマイザー2 (DMO)
  • DMU ファスニング・レビュー2 (FAR)
  • DMUフィッティング・シミュレーター2 (FIT)
  • フレックス・フィジカル・シミュレーション 2 (FLX)
  • ヒューマン・アクティビティー・アナリシス2 (HAA)
  • ヒューマン・ビルダー2 (HBR)
  • ヒューマン・メジャメント・エディター2 (HME)
  • ヒューマン・ポスチャー・アナリシス2 (HPA)
  • DMUキネマティクス・シミュレーター2 (KIN)
  • ナレッジ・アドバイザー2 (KWA)
  • ナレッジ・エキスパート2 (KWE)
  • プロダクト・エンジニアリング・オプティマイザー2 (PEO)
  • プロダクト・ファンクション・ディフィニション2 (PFD)
  • プロダクト・ナレッジ・テンプレート・デフィニション 2 (PKT)
  • DMUスペース・アナリシス2 (SPA)
  • DMUスペース・エンジニアリング・アシスタント2 (SPE)

シェイプ・デザイン&スタイリング

  • オートモーティブ・ボディ・イン・ホワイト・テンプレート 2 (ABT)
  • デジタイズ・シェイプ・エディター2 (DSE)
  • シェイプ・スカルター2 (DSS)
  • フリースタイル・オプティマイザー2 (FSO)
  • フリースタイル・プロファイラー2 (FSP)
  • フリースタイル・シェイパー2 (FSS)
  • ジェネレーティブ・シェイプ・デザイン2 (GSD)
  • ジェネレーティブ・シェイプ・オプティマイザー2 (GSO)
  • イマジン&シェイプ2 (IMA)
  • フォト・スタジオ2 (PHS)
  • フォト・スタジオ・オプティマイザー2 (PSO)
  • クイック・サーフェス・リコンストラクション2 (QSR)
  • リアリスティック・シェイプ・オプティマイザー 2 (RSO)
  • リアルタイム・レンダリング2 (RTR)

インフラストラクチャー

  • オブジェクト・マネージャー 2 (COM)
  • ENOVIA VPM サプライチェーン・エンジニアリング・エクスチェンジ 2 (EWE)
  • STRIM/STYLERTOCATIAインターフェース2 (STC)
  • V4 インテグレーション 2 (V4I)

イクイップメント&システム・エンジニアリング

  • コンパートメント&アクセス2 (CNA)
  • エレクトリカル・ケーブルウェイ・ラウティング2 (ECR)
  • エレクトリカル・システム・ファンクショナル・ディフィニション2 (EFD)
  • エレクトリカル・ハーネス・フラットニング2 (EHF)
  • エレクトリカル・ハーネス・インストレーション2 (EHI)
  • エレクトリカル・ライブラリー2 (ELB)
  • エレクトリカル・コネクティビティ・ダイアグラム2 (ELD)
  • イクイップメント・アレンジメント2 (EQT)
  • エレクトリカル・ワイヤー・ラウティング2 (EWR)
  • ハンガー・デザイン2 (HGR)
  • HVACデザイン2 (HVA)
  • HVACダイアグラム2 (HVD)
  • パイピング&インストルメンテーション・ダイアグラム2 (PID)
  • パイピング&デザイン2 (PIP)
  • レースウェイ&コンジット・デザイン2 (RCD)
  • シップ・ストラクチャー・ディテール・デザイン2 (SDD)
  • システム・ダイアグラム2 (SDI)
  • ストラクチャー・ファンクショナル・デザイン2 (SFD)
  • システム・スペース・リザベーション2 (SSR)
  • チュービング&デザイン2 (TUB)
  • チュービング・ダイアグラム2 (TUD)
  • ウェーブ・ガイド・デザイン2 (WAV)
  • ウェーブ・ガイド・ダイアグラム2 (WGD)

アナリシス

  • ELFINIストラクチャル・アナリシス2 (EST)
  • FEMソリッド2 (FMD)
  • FEMサーフェス2 (FMS)
  • ジェネレーティブ・アセンブリー・ストラクチャル・アナリシス2 (GAS)
  • ジェネレーティブ・ダイナミック・レスポンス・アナリシス2 (GDY)
  • ジェネレーティブ・パート・ストラクチャル・アナリシス2 (GPS)

CATIA プラットフォーム3 標準構成パッケージ

メカニカル・デザイン

  • エアロスペース・シートメタル・デザイン 3 (ASL)
  • コンポジット・デザイン 3 (CPD)

マシニング

  • ビジネス・プロセス・ナレッジ・テンプレート 3 (BKT)

シェイプ・デザイン&スタイリング

  • オートモーティブ・ボディ・イン・ホワイト・ファスニング 3 (ABF)

インフラストラクチャー

  • オブジェクト・マネージャー 3 (CO3)

アナリシス

  • トレランス・アナリシス・オブ・デフォーマブル・アセンブリー 3 (TAA)

[編集] 主な稼動OS

[編集] 主な採用メーカー

[編集] CATIA関連ソフトウェア

  • ENOVIA VPM
  • ENOVIA SmarTeam
  • ENOVIA MatrixOne
  • DELMIA
  • SIMULIA
  • 3DVIA Composer
  • 3DVIA Virtools
  • 3DLive

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月18日 (水) 15:33 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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