CLAYMORE

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CLAYMORE
ジャンル ダーク・ファンタジー
漫画
作者 八木教広
出版社 集英社
掲載誌 月刊少年ジャンプ(1 - 73話)
週刊少年ジャンプ(番外編1 - 4話)
ジャンプスクエア(74話 - )
レーベル ジャンプ・コミックス
発表期間 2001年7月号 - 連載中
巻数 既刊17冊
話数 掲載95話
番外編掲載4話(2009年5月時点)
アニメ
原作 八木教広
監督 田中洋之
シリーズ構成 小林靖子
キャラクターデザイン 梅原隆弘
アニメーション制作 マッドハウス
製作 日本テレビ
D.N.ドリームパートナーズ
バップ
avex entertainment
マッドハウス
放送局 日本テレビ
放送期間 2007年4月3日 - 9月25日
話数 全26話
コピーライト表記 ©八木教広/集英社
「CLAYMORE」製作委員会
テンプレート使用方法 ノート
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漫画作品日本
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CLAYMORE』(クレイモア)は八木教広ファンタジー漫画作品。また、その漫画作品を原作とする2007年4月3日より日本テレビで放送されていた日本のテレビアニメ作品。

目次

[編集] 作品概要

人間を喰らって生きる「妖魔」が蔓延る世界を舞台に、妖魔を倒すべく作られた半人半妖の女戦士「クレイモア」の1人・クレアの戦いを描いたダーク・ファンタジー。話数の単位として「SCENE」(シーン)が用いられており、各話の副題は雑誌掲載時と単行本収録時とで異なる場合が多い。大抵の場合、1つの連続するエピソードは単行本掲載時に副題が統一される。

月刊少年ジャンプで連載開始したが、同誌の休刊に伴いジャンプスクエアへ移籍した。移籍するまでは週刊少年ジャンプにて月1のペースで番外編が4話掲載された。

単行本の累計発行部数は16巻時点で550万部を超える。

[編集] 舞台背景


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


作品の主な舞台となるのは、人間を喰らって生きる人外の存在「妖魔」が、古より存在するとされる1つの大陸。妖魔に対抗する術を持たない[1]人々は、妖魔の血肉を自らの体に取り込むことで妖魔に対抗する力を得た半人半妖の戦士「クレイモア」に妖魔討伐を依頼する。クレイモアは正式名称の無い怪しげな「組織」に所属し、「組織」の構成員の指示に従い妖魔を討伐する。

クレイモアは妖魔を討伐する存在であると同時に、妖魔に類する人外の存在として人々に忌み嫌われている。また、妖魔の血肉を体に取り込んだ代償として、いつか身も心も「覚醒者」と呼ばれる妖魔と化してしまう宿命を背負い、「覚醒者」になる前に他の仲間によって殺されなければならない宿命を背負う。

しかし、古より妖魔が存在するというのは組織のプロパガンダであり、実は主人公達が住む陸地自体が別の大陸で行われている戦争の為に、強力かつ制御可能な覚醒者を生み出すための実験場であった。妖魔も少なくとも主人公達の住む場所に原生している生物ではなく、組織が放ったものである。

ファンタジーの常道である魔術や霊的な存在は一切登場せず、ファンタジー的な要素は妖魔に関連するものが大半を占める。また、火薬大砲なども登場せず、人々は主に甲冑などを用いて戦う。馬も飼育され馬車も使われているが、専ら移動に使われており騎兵は登場していない。

[編集] あらすじ

[編集] 序章

銀眼の斬殺者 - まほろばの闇
妖魔に家族を殺された少年ラキの住むドガの村に、妖魔討伐の依頼を受けたクレイモア、クレアが派遣される。クレアは妖魔の擬態を看破し、任務をこなし村を去る。その後、村から放逐されたラキは、家族の仇を討ったクレアに恩義を感じ、クレアと行動を共にするようになる。そんな中、ラキは次第に過酷な宿命を背負いつつも人々のために剣を振るうクレアに惹かれてゆく。クレアもまた、聖都ラボナでの戦いの最中、限界を超えた自分を救ってくれたラキに好意を持つようになる。
微笑のテレサ、死者の烙印
クレアがなぜクレイモアになったかが語られる過去のエピソード。
歴代最強と謳われる冷酷なクレイモア「微笑のテレサ」はある日、天涯孤独であった幼少期のクレアと出会う。テレサはクレアとの触れ合いを通して人間らしい暖かな心を取り戻し、クレアもテレサによって生きる希望を取り戻し、2人は次第に絆を深めていく。やがて、テレサはクレアを救うためにクレイモアとして破ってはならない鉄の掟を破り、それを機に「組織」から離反。クレアのためだけに生きることを決心する。
離反したテレサを粛清するため、「組織」はベテランの戦士イレーネを始めとするNo.2からNo.5の戦士たちを招集する。その中に、ルーキーでありながらNo.2に登り詰めた戦士プリシラの姿があった。圧倒的な実力で討伐隊を切り伏せるテレサだったが、その最中に「覚醒者」となったプリシラの手により死亡する。テレサを失ったクレアは、仇を討つためにクレイモアになることを決意し、組織の門を叩く。

[編集] 北の戦乱以前

斬り裂く者たち、果てなき墓標、闘う資格
ラボナでの任務を終え、妖魔を狩り続けるクレアの元に覚醒者狩りの依頼が舞い込む。No.6「幻影のミリア」、No.15デネヴ、No.22ヘレンの3人の戦士と合流したクレアは、初の覚醒者狩りに挑む。しかし、標的は前情報を大きく上回る力を持つ覚醒者であった。辛くも勝利を収めた一行は、今回招集されたメンバーの共通点から「組織」への疑念を抱き、仲間として結束。再会を誓い合う。
その後、再び覚醒者討伐の依頼を受けたクレアは、ゴナールの町へと向かう。そこでクレアが出会ったのは、覚醒者狩りに異常な執念を燃やすNo.4の凶戦士オフィーリアだった。オフィーリアは半覚醒したクレアを覚醒者として見定め、クレアはおろかラキにもその凶刃を向ける。クレアはラキを守るために、再会の約束を交わして別れ、1人オフィーリアとの戦いに臨む。クレアは戦闘の最中利き腕を失ってしまうが、かつてのNo.2イレーネの介入により、命だけは取り留める。
覚醒したプリシラへの恐怖から「組織」を離反し戦いから遠ざかっていたイレーネは、利き腕を失ってなお打倒プリシラの意志を持つクレアに、自らの特技と右腕を授ける。一方、イレーネに重傷を負わされたオフィーリアはその痛みにあえぎ苦しみ、錯乱から覚醒者となる。再び戦う力を得てイレーネの元を離れたクレアは、その道中で覚醒者となったオフィーリアと遭遇、イレーネから得た力を頼りにオフィーリアと戦う。
魔女の顎門、深き淵の煉獄
オフィーリアとの戦いを切り抜けたクレアは「組織」に戻らず、逸れたラキを探し各地を転々とする。ところが滞在していた町で、致命傷を負いながらも覚醒者から逃がれた戦士の頼みを受け、覚醒者討伐の援護へと向かうことになる。そこには元No.3の戦士の覚醒者ダフと、彼を従える深淵の者「西のリフル」が潜んでいた。一方、クレアの探索を命じられたNo.3ガラテアは、クレアとリフルらとの戦闘に遭遇する。
リフルから、北の深淵の者と行動する女覚醒者の存在を聞いたクレアは、その女覚醒者がプリシラであることを確信する。
捕えられていた討伐隊の隊長、No.9ジーンの協力を得て、辛くもダフを退ける3人。彼女らに興味を持ったリフルは一時的に3人を見逃すことにし、クレアに北の深淵の者の名を伝え、去っていった。ガラテアもクレアを連れ戻す任務を放棄し、組織へと戻る。
北の戦乱、ピエタ侵攻、楽園の血族
西のリフルから逃れたクレアとジーンの前に、「組織」のNo.5ラファエラと黒服のルヴルが現れる。粛清されるかと思われたが、仲間を助けていることなどから恩赦が与えられ、次なる任務として北の地へと送られる。
クレアが送られた北の地では、北の地で群れを成して行動する覚醒者達の殲滅の為に総勢24名もの戦士が派遣されていた。そこでミリア、ヘレン、デネヴとの再開を果たす。他の戦士たちとも新たな絆が芽生えるが、それも束の間、元No.2の戦士の覚醒者「獅子王リガルド」率いる覚醒者の軍勢が侵攻し、討伐隊は敗北してしまう。
一方、奴隷商人に捕まり北の地へと送られたラキは深淵の者「北のイースレイ」とプリシラに出会い、行動を共にするようになる。ラキは、クレアと再会した時に力になれるよう、イースレイから剣技を学ぶ。
北の地を抜けた覚醒者たちは、西の地を支配するリフルと、東の地にある組織の本部を襲撃する。しかし、西軍はリフルによって、東軍は「組織」のNo.1アリシアとNo.2ベスによって全滅する。一方、イースレイは南の地を支配する深淵の者「南のルシエラ」と対峙し、激戦の末に勝利。敗走したルシエラは、妹である「組織」のNo.5ラファエラによって葬られ、南の地はイースレイの手中に収まった。

[編集] 北の戦乱以後

魂と共に、抗しうる者
北の戦乱から7年後、北の地には死んだと思われていた24名の戦士の内、密かに生き延びた7人の戦士が潜伏していた。その内の1人であったクレアは、7年目にして遂にラキが北の地にいた痕跡を見つけ、打倒プリシラ、そしてラキとの再会を果たすため北の地を抜ける。ミリアもまた、「組織」を潰し仲間の仇を討つために北の地を抜けることを決め、生き延びた7人の戦士たちは北の地を後にする。
北の地を抜け出たクレアたちは、覚醒者討伐隊と「西のリフル」との戦いに遭遇、新世代の戦士たちを救うためにリフルの前に立ちはだかる。7年振りにクレアと再会したリフルは、クレアに7年間の情勢の移り変わり、そしてプリシラの力が深淵の者すらも上回っていたことを語る。
幼き凶刃、戦いの履歴
新たなNo.47の戦士クラリスはNo.4ミアータの補佐に任命され、組織を離反したガラテアの粛清を命じられる。クラリスはミアータの能力を頼りにガラテアを捜索し聖都ラボナへと辿り着き、盲目のシスターとして潜伏していたガラテアを発見するが、その直後、聖都ラボナに元No.2の戦士の覚醒者「鮮血のアガサ」が姿を現す。ガラテアはミアータをアガサの元へと導き、アガサの討伐を試みるが、ミアータはあくまでもガラテアのみを狙う。やがてガラテアとミアータはアガサに追い詰められ、万策尽きたその時、北の戦乱を生き延びた7人の戦士が姿を現し、瞬く間にアガサを切り伏せる。
アガサを倒した後、ミリアから組織の実態を聞いたクレア達はラボナと協力して組織を潰すことを決意する。クラリス、ミアータもまた、組織を離反しラボナに滞在することになった。ラボナの騎士、シドとガークからラキの生存を知ったクレアは、ミリアの提案で「組織」との戦いの前にラキとの再会を果たすため、シンシア、ユマと共に西の地へと向かう。一方、7年の間に妖魔を斬り伏せるほどの戦士に成長していたラキもまた、クレアの仇敵であるプリシラと共にイースレイの元を離れ、クレアとの再会を果たすために各地を転々とし、西の地を訪れていた。
大地の鬼哭
西に向かったクレア一行は途中に立ち寄った町で、薬で妖気を消した3人の戦士と2人の黒服と出会う。しかしその時、女の覚醒者が自分を討伐しに来たと勘違いし、クレア達に襲いかかる。その覚醒者を倒したクレア達であったが、そこに以前クレアの担当であったルヴルが姿を現わす。彼はクレア達に自分の目的とリフルに関する情報、そして自分が戦火の大陸で組織側と敵対する組織が潜入させた工作員だということを知らせ、クレア達の下を去る。
一方南に向かったデネヴ達は道中、劣勢に立たされた覚醒者討伐の一団と出会い彼女達を助ける。そして付いてきた討伐隊の隊長No.8ディートリヒから南の地にあった町々の半分が消滅した事、悪魔と呼ばれるものが活動していることを知らされる。その後立ち寄った町でイースレイの妖気を感じたデネヴ達2人は、興味本位で彼に近づくが正体を見破られデネヴは重傷を負う。しかし、玉砕を覚悟で妖力解放し闘おうとした2人の前に現れたのは、悪魔の一団だった。「組織」から深淵喰いと名付けられた悪魔は実は、体に覚醒者の血肉を取り込んだ戦士達だった。深淵食いたちは驚異的な生命力でイースレイを追い詰め、彼を倒した。そしてイースレイが倒されたことを知った「組織」はリフルを倒しNo.6ルネを救出する為、新たな深淵喰いと共にNo.1アリシアとNo.2ベスを西の地に派遣する。

[編集] EXTRA SCENE(番外編)

戦士の矜持
クレアと出会う以前、ただ妖魔を狩り続ける日々を送っていた頃のテレサのエピソード。No.2ローズマリーから黒の書を受け取り、すでに覚醒してしまっていた彼女を圧倒的な実力で斬り伏せる。
幻影と凶戦士
パブロ山での覚醒者狩り以前、ミリアが組織への復讐を決意する切っ掛けとなったエピソード。ミリアが憧れを抱くNo.6の戦士ヒルダは、自身の限界を感じてミリアに黒の書を渡そうとするが、ある者により黒の書は握り潰され、ヒルダは人として死を迎えることは出来なかった。その後、覚醒者討伐の任務を与えられたミリアはNo.4オフィーリアと共に遂行する。
北の邂逅
覚醒後、北の地で暴れるプリシラ。見かねた深淵の者イースレイはリガルドをプリシラ討伐に向かわせるが、プリシラの真の力を目の当たりにする。
錆なき覚悟
元No.47の戦士、クレアが苛烈なる宿命に身を投じた、ある日の出来事。テレサの血肉を受け継いだ訓練生クレアだが、クォーターの身のせいで大剣を上手く扱えない。仲間からは馬鹿にされながらも、戦士になるための最終試験に挑む。

[編集] 設定・用語

[編集] 妖魔

古より存在するとされる、人間を捕食する人外の存在。喰らった人間に擬態する能力を持ち、人間に成りすまして村や町に潜伏し人を殺して食らう。妖魔の擬態は極めて巧妙であり、脳を喰うことにより、その人間の記憶までも写し取るため、たとえ肉親であっても、普通の人間が正体を看破する事はほぼ不可能である。そのため、妖魔に住み着かれたことが判明した町は「クレイモア」を雇い解決する。

人間と同じ様に頭部と四肢を持つが、口は大きく裂けて歯は鋭く尖り、は金色で瞳孔が縦に割れている。基本的に二足歩行で行動するが、稀に翼を持ち飛行する個体がいる。一般的に人間以上の運動能力を持ち、四肢や指を伸ばして攻撃することが出来る。また、生命力が極めて高く、頭部を両断されても数秒間意識を保ち会話を行う個体も存在する。流暢に言葉を話し、人間と会話する個体がいる一方、唸り声や奇声を発するだけの個体もおり、知的能力に関しては定かではない。

人の内臓を好んで食べるが、基本的には小食で食事は大体1、2週間に1回程度で事足りる。単独行動を好み、2匹以上の群れを成すことはあまりないが、群れで狩を行う妖魔も存在し、覚醒者などの言い成りになる個体も存在する。尚、妖魔にとって妖気を含んだ肉は臭くて不味いらしく、妖魔同士の共食いやクレイモアが捕食されるシーンは描かれていない(ただし、稀にクレイモアに化けた妖魔も存在する)。

[編集] クレイモア

妖魔を倒すべく「組織」の手によって造り出された半人半妖の戦士。妖魔の血肉を体に取り込むことで、常人より遥かに優れた運動能力と妖魔が発する「妖気」を感じ取る能力を獲得しており、人間に擬態した妖魔を探知して討ち取ることができる。自身も妖気を発しており、仲間同士で妖気を感じ合うことで生死や居場所を確認できる。この他、治癒力が高く大抵のケガは傷跡も残さず回復できる、非常に少食で1週間程度なら飲まず食わずでも身体機能に影響が無い、体温を調節し極寒の環境にも耐え得る、年月を経ても老衰せず若々しい肉体を保つ、自分の意志でアルコールや毒素の影響を調節できるなどの優れた身体機能を持つ。

その人間離れした能力や体内に妖魔の血肉を宿す存在であることから、舞台となる島においては妖魔同様恐怖の対象になる場合が多い。クレイモアは一様に銀色の瞳を持ち、現在のクレイモアには女性しかいないことから「銀眼の魔女」や「銀眼の斬殺者」と呼ばれているが、これらは決して彼女達の強さだけを表すものではなく、畏怖や嫌悪の意味を込めた呼び名でもある。初期には男性のクレイモアも存在した(妖力解放を参照)。ただし、わずかな描写しかないものの、現在戦火の大陸においては逆に男性戦士しか描かれていない。

なお、彼女達半人半妖の戦士や彼女達を作り出す「組織」に正式な名称は無い。一般的に浸透している「クレイモア」と言う呼び名は、半人半妖の戦士たちが大剣(クレイモア)を携えている事に由来する通称であり、彼女たちがクレイモアと自称することはない。

外見
半人半妖の戦士は妖魔の血肉を取り込んだ副作用により銀色の瞳を持つ他、肌や頭髪の色素が抜け落ち、白い肌と白髪、または白に近い淡色の髪をしている。また、妖魔のように耳の形が尖っている者もいる。身長170cmを越える長身の者が多い一方、身体能力の高さに反し華奢な体格の者も多い。稀に妖魔の血肉への適合性が低く、半人半妖化しても、頭髪や肌の色素がある程度残る者もいる。そうした者は基本的な運動能力や体温調節の能力などが低く、他の半人半妖から「色付き」と呼ばれ、出来損ないとして仲間内で侮蔑の対象となる。
クレイモアの成り立ち
半人半妖の戦士は普通の人間に妖魔の血肉を埋め込んで作り出される。「元」となる人間は妖魔によって家族を失った天涯孤独の少女がほとんど。「組織」に引き取られた彼女達は半ば強制的に妖魔の血肉を埋め込まれ、自分の意志で戦士となる者はほとんど存在しない。埋め込まれた妖魔の血肉が肉体に完全に馴染むまでは一定の時間を要し、その間は度々全身が激痛に苛まれ、血肉が身体と結合した後も腹部に醜怪な施術痕[2]が残り生涯消えることはない。ただし、一例のみ一度覚醒した後戦士に戻りかつ全裸が描写された、という戦士がいるが明らかに施術痕が消えていた。
妖魔と融合させられ半人半妖となった彼女達は、対妖魔の戦闘技術をはじめとした戦士として任務をこなす上で必要な技術と知識を叩き込まれ、最終試験を通って一人前の戦士となる。ただし、妖魔の血肉を埋め込まれてもその適正には相当個人差があり誰でも戦士になれるというものではない。最終試験は廃墟を利用した多数対多数の集団戦と言う建前で開始され、「訓練生には無告知で本物の妖魔が乱入する」と言う実戦形式のものである。一度この試験が描写された時など、10名が同時に挑んで8名が死亡している。[3]この試験が「妖魔と組織が繋がっている」ことのひとつの伏線となっていた。

[編集] 能力

妖力解放
クレイモアは内なる妖力を解放することで、もともと高い身体能力をさらに向上させられる。妖力解放に伴って肉体にも変化が現われ、10%の妖力解放で妖魔同様に瞳が金色になり、30%で顔つきが妖魔に近づき、50%で全身の筋肉が膨らみ、限界近くまで妖力を解放すれば四肢の伸縮などの妖魔特有の能力を発揮できる。主に強敵と戦う時や回復力を高め傷を癒すために行われる。
しかし、妖力解放を繰り返すことでクレイモアの肉体は少しずつ妖魔へと近づき、やがて完全な妖魔へと変貌してしまう。この現象を「覚醒」と呼び、妖魔化したクレイモアは「覚醒者」と呼ばれる。また、自らが制御できる以上に妖力を解放してしまうと1度の妖力解放でも覚醒してしまうことがある。妖力解放の限界点は80%とされ、それ以上の妖力を解放するとほぼ間違いなく覚醒してしまうと言われている(完全に覚醒した場合は強い恍惚感と空腹感が伴うとされる)。
逆に長期間妖力解放を行わず、妖力を極力抑えた生活を続けたクレイモアは、常時肉体から漏れ出している微量の妖気も完全に消すことができる。この状態のクレイモアの妖気は仲間や妖魔でも感知できなくなる。ただし、一度妖力を解放してしまうと、通常通り体から妖気が漏れ出すようになる。
妖力解放には性的快楽に近い快感が伴うため、男性には妖力解放の制御が難しいとされる。「組織」設立当初に作られていた男性の戦士達は短期間でことごとく覚醒を果たし、それ以来クレイモアの戦士は女性しか作られていない。「組織」は対外的には覚醒についての情報を隠蔽しているため、この件は一般的には「組織は男の戦士を作り出すことに失敗した」と認識されている。ただし戦火の大陸においては、一度限りの覚醒前提の運用を行っているため、男性戦士は存続している。というより現状戦火の大陸でも女性戦士が用いられているのか不明である[4]
属性
外見上の違いはないが、クレイモアには「防御型」の戦士と「攻撃型」の戦士が存在する。防御型の戦士は回復力が高く、たとえ四肢を失ったとしても元通りに再生することが出来る。これに対し、攻撃型の戦士は攻撃能力に優れるとされる。攻撃型の戦士も妖力解放すれば、切断された四肢を接続する程度の回復力はあるが、完全な再生は不可能で、かなり上位の戦士でも常人程度の筋力の四肢を数ヶ月単位で再生出来る程度。総合的に見れば、これらの属性に優劣の差がある訳では無く、妖魔と融合する時の戦士の潜在意識(妖魔への復讐心か、生存への強い自己防衛意識か)によって決定され、それ以降変化することは無い。
なお、現世代のNo.1アリシア、No.2ベスは防御型でも攻撃型でもなく「特殊型」の戦士とされている。
特殊技能
戦士の中には基本的な剣技や妖気感知、妖力解放以外に、自身のみの特殊な戦闘技術を編み出している者が少なからず存在する。こう言った特殊技能はその戦士の長所に依存する物が多く、他の戦士に受け継がれることは少ない。技は純粋な剣術や体術によるもの、妖気感知能力に依存するもの、妖力解放を必要とするものなど、戦士によって様々である。特に四肢の伸縮など肉体の変成を要する技は、必然的に限界に迫る妖力解放が必要となる。ただし、半覚醒した戦士はこの限りではない。

[編集] 装備・所持品

大剣(クレイモア
クレイモアの戦士たちは、みな妖魔討伐のために大剣を装備する。この大剣は銀眼と並んで彼女等の象徴的な存在ともなっており、前述通り、正式名称が無い半人半妖の戦士や「組織」の通称「クレイモア」の由来ともなっている。
全長165cm、重量7kg、刀身の幅も広い大型の剣で、クレイモアの戦士が振るえば、妖魔の肉体も難なく両断する威力を発揮する。また、極めて頑丈に作られており、覚醒者との戦いでも刃こぼれ1つせず、長年風雨に晒されてきた大剣ですら錆1つ無いと言う逸品であるが、ミリアの調べによると大陸内で造られたものではない。各戦士の持つ大剣は全て形状が統一されているが、刀身の鍔付近の刻印のみが戦士ごとに異なり、それが各戦士を識別する印になっている。休息の際に地面に突き刺し背もたれにされることも多い。また、通常は使用者の戦士が死んだ時はその戦士の墓標とされ、再利用されることは無い。
なお、「人間サイズで手がある覚醒体をもつ覚醒者」が何体か存在するにも関わらず、覚醒後もクレイモアを継続して使用した例はない。
衣装
クレイモアの戦士は首から下に白いアンダースーツを着込み、首回り、肩、腰回り、手首、脚などに鎧を装着、腰まで届く白いマントを装備している。背中の鎧は大剣を収められるようになっており、普段はここに大剣を収め背負う様にして持ち歩く。これらの衣装も大剣同様、胸の上の印以外は基本的に統一されているが、鎧の形状は微妙に異なっていることも多い。また、特殊な戦闘技術を持つ一部の戦士は、自らの戦闘方法に対応するために他の戦士と異なる衣装を装備している場合がある。
また男性戦士の人間時代、というものは描かれたことがないので男女共用だったのかは不明である。しかし少なくとも戦火の大陸で運用されている男性の半人半妖戦士は別デザインの鎧を纏っている。[5]
黒の書
クレイモアの持つ大剣の柄の中に一枚だけ納めてある黒い紙片。剣や衣服と同様に戦士を識別する印が表記されており、近く自分が覚醒することを自覚したクレイモアが、希望する相手に渡し自身の抹殺を依頼する際に使用する。また、黒の書は黒い封筒に入れられて黒服によって相手の戦士に渡される。 この黒い封筒は大剣の中には入っておらず、組織が毎回用意している。
妖気を抑える薬
クレイモアの妖気を抑える効力を持った丸薬。これを服用したクレイモアは妖気を発しなくなり、瞳も銀色ではなくなるため、一般人を装うことが可能となる。ただし、副作用として妖気を感知する能力も抑えられてしまう。効力は半日。任務に際し必要と判断された場合、組織からクレイモアに支給される。味は苦くて臭い。
この薬を半分に割って服用すると遅効性になり、飲んでも直ぐには効果が表れず、気絶などして意識を失って初めて発効する。同時に妖気が滅却されるため、事前に半分に割った薬を飲んでおけば、死亡を装うことができる。
その他の所持品
クレイモアは大剣を始めとする装備や、黒の書、妖気を消す薬など任務に必要なもの以外の私物を持つことは少ない。ある程度の現金(通貨単位はベラー。紙幣ではなくスティック状の硬貨。)は常備しているが、これも任務に支障をきたさないよう組織から支給されたものである。特に使用に制限は設けられていない様だが、前述通りクレイモアは余り飲食をせず、宿も野宿で済ませることが多い。また、装備品などは組織から無償で支給されるため、現金を使うことはほとんど無い。

[編集] 制度

ナンバー
作中の大陸は47の地域に分けられており、クレイモアもそれに合わせ各地域に1人ずつ配備(戦死や増員などで一時的に増減することもある)され、それぞれに1番から47番のナンバーを与えられる。このナンバーは各クレイモアの戦闘能力の優劣を示す(数が若いほど戦闘能力が高いことを意味する)もので、これを基準にして大陸全体の戦力バランスが均等になるように担当地区が割り振られる。無論、ナンバー=絶対的な実力の順列と言うわけでは無いが、概ね実力に相応のナンバーが割り振られており、クレイモアの中にはこのナンバーをアイデンティティーとしている者も少なくない。そのため、若いナンバーを与えられた者の中には下位ナンバーのクレイモアを見下す者もいれば、名前をナンバーで呼ぶ者もいる。また、組織から見て素行が良い悪いでの上下もある程度は存在する。
装備・所持品の項に記述がある様に、個々の戦士の装備品にはその戦士を識別するための印が刻まれている。訓練生の衣服や訓練用の大剣には印は刻まれておらず、訓練生から正式な戦士になることを「印を受ける」と表現することもある。印は何らかの記号の様な形をしているが、この印がそれぞれ何を意味するものかは不明。
クレイモアの掟
基本的にクレイモアには行動の制限は無く、任務さえ達成すればそれ以外は自由に振舞うことが出来るが、いかなる理由があろうとも人を殺してはならないと言う掟が存在する。これは半人半妖の身であるクレイモアが人の側の存在であることを示す唯一にして最大の掟であり、これを破ったクレイモアは仲間のクレイモアに粛清される。自衛のためであっても、人間側に明らかな非がある場合でも、この掟の例外ではない。無論、その事実が漏洩しなければ粛清は免れるが、通常戦士は組織の連絡員の監視下にある。また、任務の放棄や組織からの離反も粛清の対象となるが、この場合は事情により稀に恩赦が与えられる場合もある。特に前者は、予想外に敵戦力が強く明らかに勝利が見込めない場合、逃亡したら粛清されるのではないかと戦士が悩む様子はなく、実際場合によっては逃亡を試みている。その点では比較的理性的な組織のようである。

[編集] 組織

半人半妖の戦士を作り出し、各地に派遣している組織。極東の地「スタフ」に本拠地を置く。組織の幹部は黒い服装に身を固めた男たちで、任務終了後の代金取立てと戦士への指令伝達、担当戦士の監視などを行う。基本的に無報酬で妖魔を狩ることは無く、要求される報酬は小さな村であれば存続が危ぶまれるほど莫大な額である。また、報酬は妖魔1体当たりの額であり、討伐対象の妖魔が複数であればそれによって要求される額も増える。依頼の達成に失敗した場合は代金の請求は一切行わないが、依頼達成後に報酬の支払いを拒否した町に対してはその後一切手を貸すことは無い。

作中の世界には、主な舞台となる十字状の大陸の外海に、さらに広大な「戦火の大陸」と呼ばれる陸地が存在し、そこには多くの人種が住み、1世紀ほど前からは大きな2つの陣営に分かれて争いが続いている。一方の陣営は「龍の末裔」と呼ばれる強力な種族の助力を得て戦いの趨勢を握り、他方はそれに対抗するための生物兵器の開発に着手した。「組織」の実態は、この戦火の大陸で「龍の末裔」の助力を得た陣営と敵対する陣営の研究機関であり、彼らによって開発された生物兵器が「クレイモア」であり「覚醒者」である。

龍の末裔
戦火の大陸において、「組織」が所属する陣営と敵対する陣営に協力している種族。人間を遥かに上回る巨躯と、龍の鱗のように強固な外皮を持つ。彼らに対抗するために、「組織」の陣営は覚醒者の開発を余儀無くされた。また、クレイモアの扱う大剣が極めて頑丈に作られているのは、本来は龍の末裔と戦うためであり、十字状の大陸には存在しない鉱物で作られている。
十字状の大陸における組織の目的
もともと覚醒者は、普通の人間よりも優れた戦士として進撃し、戦場で龍の末裔と対峙した時に初めて妖力解放、覚醒を行い、その場で死ぬまで龍の末裔と戦い続ける使い捨ての兵器として開発された。しかし、自陣の近くで覚醒してしまう、死なずに自陣に帰還するなどして味方にも被害を与えるケースもあり、制御できる覚醒者の開発が必要となった。その研究と実験の地として選ばれたのが十字状の大陸である。
組織は覚醒者の実験を行いやすくするために、十字状の大陸において情報操作を行い、妖魔とそれを討伐するクレイモアと言う図式を作り上げた。「妖魔が古より存在する」「十字状の大陸以外の陸地は存在しない」と言う定説も「組織」の流布したもので、妖魔自体も組織から生み出されているとされている。しかし、その情報操作も完全なものではなく、長年他の町村と係わりを絶っている辺境の村などには、妖魔やクレイモアの存在自体を知らない者もいる。[6]

[編集] 覚醒者

度重なる妖力解放や、自身が抑え切れないほどに妖力を解放したことで、完全な妖魔と化してしまった元半人半妖の戦士。人やクレイモアを同属と見なさず、人間の内臓を欲するようになり、食欲自体は通常の妖魔を上回る。ただし、戦士に発見されないため、など食事を控えた個体はそれなりに存在し、それなりに小食にもなれる。覚醒と同時に肉体が化物さながらの形態(後述)に変貌する。また、明言はされていないが描写上、覚醒直後は特に狂暴になる。一度落ち着けば、その本能や意識は妖魔のそれへとすり替わり、戦士としての自覚や抑制心はなくなるものの理性、計画性ともに戦士と同程度まで回復し、人間時代の記憶も保持される。場合によっては戦士時代極めて親しかったものに対しては、覚醒を促すなど仲間とみなし続ける場合もある。また覚醒者になってから、情愛によって人間食を控えた個体も数例存在する。

覚醒者の形態は通常の妖魔と異なり個々によってかなりの差があり、それに伴い固有の身体機能を有している場合が多い。これらの違いには覚醒前の戦士の特性が少なからず反映されている(e.g.柔軟性に優れた戦士が蛇のような形態の覚醒者になるなど)。また、元の属性や個体により回復スピードの差はあるが、全ての覚醒者が完全な肉体の再生を可能としている。覚醒者の力も個々によってかなりの差があり、覚醒前に強力だった戦士ほど強力な覚醒者になる。

通常の妖魔のように他人に擬態することはできないが、自分が覚醒する前の姿になることは可能で、髪や瞳の色も人間だったときの色にすることができる。また現在のところ、どれ程強力な覚醒者でも妖魔ならば全てが持っている記憶吸収能力を保持していた事はない。人間の形態に対し妖魔としての姿を「覚醒体」と呼び、覚醒者は覚醒体から人間形態へ、人間形態から覚醒体へと自在に変化出来る。普段は人間に対する擬態も兼ね、妖力を消費しない人間形態を取る場合が多く、妖力を消費しすぎて覚醒体を維持できなくなった場合も人間形態へ戻る。故に覚醒体が真の姿で擬態能力をもつというより、覚醒者とはクレイモアの妖力解放に制限がなくなった状態でベースはあくまで人間形とも言える。また、作中何度か覚醒者とクレイモアは自分を妖魔と人間どちらと思っているかの違いに過ぎない、という言及もある。

一部の覚醒者は人間形態のまま肉体の一部のみを覚醒体に変化させることも出来る。クレイモアと同じく老化はしないようで、何世代も前の戦士の覚醒者が若々しい姿で生存していることもある。

覚醒者の扱い
覚醒したクレイモアは通常の妖魔と同等に扱われ、依頼があれば討伐対象となる。しかし、その力は普通の妖魔を遥かに凌ぎ、クレイモア単独で覚醒者を討伐することは難しいため、いわゆる「覚醒者狩り」の時は討伐隊が編成される。基本的に覚醒者1体に対し4、5名編成の討伐隊が組まれ、必ずナンバー1桁の戦士が1名以上、隊長として参加する(2名以上参加する場合は、基本的に数の若い戦士が隊長を務める)。その他のメンバーは10番台から20番台の上位の戦士が基本であり、30番台以下の戦士が覚醒者狩りに参加することは滅多に無い。
北の戦乱で覚醒者の集団行動と言うケースが発生したため、北の戦乱以後「組織」は覚醒者に対する警戒を強め、新しい深淵喰いを生み出す為にも、覚醒者の情報を得た場合、依頼が無くとも積極的に討伐を行うようになった。
なお、覚醒者は「組織」の外の人間に対しては、長年生き力をつけて食欲が増した妖魔「異常食欲者[7]と説明され、「組織」の保身のためその真実は語られない。
深淵の者
組織の歴史の中では過去3度(男戦士が1人、女戦士が2人)、No.1のクレイモアが覚醒した事例がある。彼らは他の覚醒者を遥かに凌ぐ力を持ち、滅多に表立った行動をとらないことから「深淵の者」と呼ばれている。

[編集] 半覚醒

妖力解放の限界を超えてしまったクレイモアが、何らかの理由で未覚醒、もしくは覚醒後にクレイモアへと回帰できた状態。

半覚醒状態の戦士は以前は明確であった妖力解放の限界点が曖昧になり、どの程度妖力解放を行えば限界を超えるのかが判別不能となる。また、半覚醒前とは妖気の質が異なり、唐突に飢餓を感じるなどの変化も表れる。一方、限界点が曖昧になったことで、再び限界を超えたとしても再度覚醒せずに元に戻ることも不可能ではない。また、広範な肉体の変成や再生能力など、本来限界近くまで妖力解放を行わなければならない特性を平常時から発揮できる様になることもある。このほか、基本能力も向上し、半覚醒した戦士は戦闘能力が向上する傾向にある。

この状態は既に覚醒することが内定してはいるものの何らかの理由で覚醒が一時的に停滞、もしくは緩慢に覚醒し続けている状態とされるが、あくまでもミリアの推測であり、正確な情報は判明しておらず、組織もこの現象についてはルヴルを除いて把握していない。

[編集] 深淵喰い

組織が対覚醒者用に新たに生み出した生体兵器の名称。北の戦乱で組織に現れ倒された11体の覚醒者の血肉を使用して造られた。外見は大柄な人間の女性の姿をしているが、人としての理性は全く備わっておらず、ただ相手の血肉を渇望するのみである。アリシア達に施した技術を応用することにより、自我は完全に取り除かれており、1つの目標が己の欲望を満たすものだと認識させられている。目は潰され、口は塞がれ[8]、妖気を発しないように改造を施され[9]、南の地で手に入れたイースレイの肉片によって覚えこまされた彼の臭いを辿り、南の地を徘徊していた。頭部を破壊されない限り、驚異的な速度で傷の修復や身体の再生を行うことができ、覚醒者の様に体の一部を武器に変えることも可能である。11体中半数以上の6体が倒されると組織に戻る様意識の中に組み込まれており、戻った深淵喰いは覚醒者狩りで得た新たな血肉によって作り出された新しい仲間と精神を同一化させ、自分達が今まで積んできた経験を共有する事により戦力を向上させる事ができる。また、急な動きを見せるものに反応する習性も持っている。

[編集] 北の戦乱

北の地アルフォンスの「始まりの町ピエタ」で、24名のクレイモアから構成される覚醒者討伐隊が全滅したとされる事件。この討伐隊は南進する深淵の者イースレイとその配下の覚醒者30体を討伐するために派遣されたが、討伐に成功したのは獅子王リガルドを始めとする7体に留まり、覚醒者達の南進を止める事は出来なかった。ピエタ以外の町も覚醒者によって破壊され、これ以降、北の地は人の住まない不毛の地となった。

討伐に失敗した23体の覚醒者の内、12体はイースレイと対立していた深淵の者・西のリフルによって殲滅され、残りの11体はNo.1アリシアとNo.2ベスによって討伐された。この覚醒者の集団行動により、組織は覚醒者への警戒を強める(覚醒者の扱い参照)と同時に、クレイモアの担当地区の編成を大幅に変更し、人の住まなくなった北の地を担当する戦士の数を減らした。北の戦乱から7年後の時点で北の地に配置されている戦士は、覚醒者討伐隊を編成できる最低人数となっている。

No.3ガラテア曰く、この討伐作戦における組織の真意は、反抗的な戦士の一掃及びアリシア・ベスの実戦投入までの時間稼ぎであり、討伐成功は当初から期待していなかったものとされる。作戦に参加した戦士達もそれを感じ取っており、最後の戦いにおいて全ての戦士は総隊長ミリアの作戦により覚醒者に対しても組織に対しても死を装って生き延びるために、半分に割った妖気を消す薬を服用した上で戦いに臨んだ。この擬死作戦より、全滅したとされる24名の内7名が生き延び、7年間組織から身を隠していた。

[編集] 地理

作中の主な舞台となる大陸は十字に近い形をしており、大陸の中央部はトゥルーズ、西部はロートレク、北部はアルフォンス、南部はミュシャ、東部はスタフと呼ばれる。このように一般的な考えでは大陸は5つに区分けされるが、「組織」が考える区分けは深淵の者が存在する関係から、中央部のトゥルーズを除いた4つである。これまで幾度か外海に船が繰り出したが、新天地の発見には至らず、この大陸以外の陸地は存在しないとされている。

ラボナ
トゥルーズにある周囲に立派な石の街壁(アニメではも存在)を巡らせた、聖都と呼ばれる巨大な宗教都市。町の中心にある大聖堂には、各地から人が訪れ、街には多くの人々が行き交っている。市中は甲冑に身を包んだ兵士達が見回っており、特に大聖堂は厳重に警備されている。妖しの類の一切を排斥しており、半人半妖の身であるクレイモア達もその例外ではない。
クレアが妖魔討伐によってラボナに貢献した事から、以後クレイモアへの過剰な排斥行動は緩和された。また、次なる妖魔の出現に備えて兵士達は対妖魔の訓練を積み、投げ槍による遠距離攻撃を行う投擲隊や丸い楯を持った防壁隊など、対妖魔の部隊編成も行っている。
スタフ
「組織」の本拠地がある大陸の極東の地。人の住む土地とは妖魔や獣の徘徊する荒野に拠って隔たっている。組織の本拠地は岩山を掘り抜いて作ったような石造りの建物である。
ピエタ
北の地アルフォンスの最南端にある町。両端を険しい山に囲まれており、南へ抜けるには必ずこの町を通らなければならないことから「始まりの町」と呼ばれていた。北の地は常に人手不足らしく、この大陸の孤児の内、少女は東の地へ、少年は北の地へ送られると言われている(東の地は「組織」があるため)。ピエタとは「慈悲」の意。
北の戦乱によりアルフォンスは人の住まない土地となり、ピエタの住民も戦乱の直前に南へ避難したため以後「終わりの町」と呼ばれている。

[編集] その他の設定・用語

テレサとクレア
この世界の神話に登場する、慈愛を司る双子の女神。その姿を象った彫刻が町の広場に飾られたり、この女神の名から自分の子に名前を付ける親もいる。
放逐者
妖魔である疑いを掛けられ、住んでいた町村から追い出された者。クレイモアによって妖魔が討伐された後、その妖魔が化けていた者の家族が疑われ放逐されるケースが多い。

[編集] 登場人物

CLAYMOREの登場人物」を参照


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 銀の断章

CLAYMOREの特別総集編。連載雑誌の移行にあたり、2007年8月から3ヶ月連続で3冊が刊行された。SCENE1「銀眼の斬殺者」と、SCENE12「微笑のテレサI」からSCENE67「魂と共にIII」までが収録されている他、巻頭にポスターが、巻末に資料集や4コマ漫画が付録されている。

討妖録
巻末に収録されているCLAYMOREの資料集。「組織」の内部情報という形で、クレイモアの戦士や妖魔、覚醒者に関する資料が掲載されている。
CLARESAN
巻末に収録されている4コマ漫画。読みは「くれあさん」。黒輪ビビコ著。

[編集] 既刊一覧

  1. 銀眼の斬殺者 ISBN 4-08-873220-0
  2. まほろばの闇 ISBN 4-08-873266-9
  3. 微笑のテレサ ISBN 4-08-873343-6
  4. 死者の烙印 ISBN 4-08-873426-2
  5. 斬り裂く者たち ISBN 4-08-873529-3
  6. 果てなき墓標 ISBN 4-08-873603-6
  7. 闘う資格 ISBN 4-08-873675-3
  8. 魔女の顎門 ISBN 4-08-873814-4
  9. 深き淵の煉獄 ISBN 4-08-873878-0
  10. 北の戦乱 ISBN 4-08-874103-X
  11. 楽園の血族 ISBN 4-08-874281-8
  12. 魂と共に ISBN 978-4-08-874348-6
  13. 抗しうる者 ISBN 978-4-08-874430-8
  14. 幼き凶刃 ISBN 978-4-08-874516-9
  15. 戦いの履歴 ISBN 978-4-08-874597-8
  16. 大地の鬼哭 ISBN 978-4-08-874668-5
  17. 記憶の爪牙 ISBN 978-4-08-874742-2

[編集] テレビアニメ

2007年4月3日より同年9月25日まで日本テレビにて放送された。全26話。
上記の「ピエタ侵攻」までを描き、原作を忠実に再現していたが、終盤はアニメオリジナルの展開で完結した。

クレイモア=スコットランドというイメージからか、BGMにはバグパイプが多用されている。

[編集] 登場キャラ・声の出演

主要キャラの担当声優について記す。その他の登場人物の担当声優についてはCLAYMOREの登場人物を参照。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

[編集] オープニングテーマ

レゾンデートル
作詞・作曲 - 咲人、編曲・歌 - ナイトメア

[編集] エンディングテーマ

断罪の花 〜Guilty Sky〜
作詞 - 小坂りゆ、作曲 - LOVE+HATE、編曲 - 鳴瀬シュウヘイ・LOVE+HATE・中川幸太郎、歌 - 小坂りゆ (BeForU)

[編集] 各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 大剣―クレイモア― 小林靖子 やまざきかずお 田中洋之 梅原隆弘
2 黒の書 佐藤雄三 若林漢二 張喜圭
3 まほろばの闇 西田大輔 森田浩光 おゆなむ 張吉容
4 クレアの覚醒 金東俊
5 微笑のテレサ ふでやすかずゆき 伊藤智彦 李擧彬 李延吉
6 テレサとクレア 森田浩光 金鐘擧 張喜圭
7 死者の烙印 浜崎博嗣 金紀杜
8 覚醒 西田大輔 芦野芳晴 張吉容
9 斬り裂く者たち I 小林靖子 森田浩光 末田宣史 Eom,Sang-yong、張喜圭
10 斬り裂く者たち II ふでやすかずゆき 佐藤雄三 金東俊
11 斬り裂く者たち III 小林靖子 森田浩光 Kim,Yong-ho 張吉容、李東旭
12 果て無き墓標 I ふでやすかずゆき 浜崎博嗣 李擧斌 李延吉
13 果て無き墓標 II 小林靖子 大久保富彦 金敏宣 張喜圭、Song,Jin-hee
14 闘う資格 ふでやすかずゆき 吉田徹 嚴上鎔
15 魔女の顎門 I 小林晴子 森田浩光 Lee Ha-se 李性距、張真士
16 魔女の顎門 II ふでやすかずゆき 大久保富彦 金鐘擧 櫂林正、金鐘憲
17 魔女の顎門 III 西田大輔 林秀夫 馬勝距 張喜圭、馬勝距
18 北の戦乱 I 大久保富彦 金東俊
19 北の戦乱 II ふでやすかずゆき 中村亮介 李學斌 李廷吉
20 北の戦乱 III 小林晴子 森田浩光 金站宣 宋政真
21 ピエタ侵攻 I ふでやすかずゆき 芦野芳晴 Cho,Yong-joo 李性距、Seo,Jong-guk
22 ピエタ侵攻 II 西田大輔 笹木信作 朴湊景 張喜圭、櫂林正
23 臨界点 I ふでやすかずゆき 大久保富彦 馬勝焙 張吉容
24 臨界点 II 西田大輔 林秀夫 金東俊
25 誰が為に 小林靖子 浅香守生 李學斌 李廷吉
26 受け継ぐ者へ 田中洋之 梅原隆弘、金東湜、張吉容
金紀杜、禹勝旭

[編集] 放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時
関東広域圏 日本テレビ 2007年4月3日 - 9月25日 火曜 25:26 - 25:56
北海道 札幌テレビ 2007年7月16日 - 2008年1月14日 月曜 25:31 - 26:01
日本全域 日テレプラス&サイエンス 2007年11月2日 - 金曜 22:30 - 23:00 他
一時期数局の日本テレビ系列局が同時ネットとして一部アニメ雑誌に掲載されていた。4月から6月までは関東ローカルの放送であったが、7月から札幌テレビ (STV)で『デスノート』の後番として放送されていた。

[編集] ゲーム

CLAYMORE 銀眼の魔女
機種:ニンテンドーDS
ジャンル:アクションADV
メーカー:Digital Works Entertainment
発売日:2009年5月28日

プレイヤーはクレア、テレサ、ミリアを操り妖力解放等を駆使して妖魔や覚醒者と闘う。3人の他デネブ、ヘレン、オフィーリア、イレーネ、フローラ、プリシラ、リガルド、ルブルが登場する。

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ クレイモア化せずとも極めて限定された達人や、損害を顧みない多数の兵士ならば妖魔に勝てないこともない。ただしその場合、妖気によって人間への擬態を見抜くことができず、自衛ならばともかく狩ってまわることは困難である。
  2. ^ 劇中では描画されてはいない。
  3. ^ 一方でクレイモア以外にも妖魔を返り討ちにした剣の達人、というのはある程度存在すると宣言されたため「常人を遥かに超える」といってもこの世界における鍛えた達人と下位クレイモアの力量差は絶対ではなくなってきている。
  4. ^ 作中幾許か覚醒をいとわなければ、平均的には男性のほうが強力、と示唆する台詞がある
  5. ^ これと全く同デザインの鎧を成人後のラキが纏っているが、明白にイースレイや他の男性覚醒者のお下がりという記述はない。
  6. ^ 妖魔が完全に人工のものなのか、戦火の大陸に自生していたものを放った、ということなのかはいまだあいまいである。
  7. ^ 本物の長生きして強力になった妖魔も存在はする
  8. ^ ただし、敵を仕留める際には自分の意志で口を塞いでいる金具の様なものを外し、攻撃に及んでいる。
  9. ^ この為深淵喰い自身は妖気を読むことができない。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

漫画関連
アニメ関連
ゲーム関連
日本テレビ(日テレ) 火曜25時26分枠
前番組 番組名 次番組
CLAYMORE
魔人探偵脳噛ネウロ
25時29分 - 25時59分

最終更新 2009年11月20日 (金) 09:25 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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