D坂の殺人事件

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D坂の殺人事件』(ディーざかのさつじんじけん)は江戸川乱歩の小説。これを原作とした映画テレビドラマも制作されている。

目次

[編集] 概要

D坂で起きた密室殺人事件を“私”と素人“明智小五郎”が追及していく。

[編集] 専業作家へ

発表当時、作者は31歳。職業作家となることを決意し、作家としての自信をもった作品。当時、人気を博していた推理作家の小酒井不木に、職業作家となるべきかどうか相談しており、小酒井はこの作品を読んで乱歩を激励した。次の『心理試験』へのさまざまな批評から専業作家へなる。この作品は、筆者の路標となった作品である。

なお、本作品には古本屋蕎麦屋が登場するが、乱歩自身、作家になる前に団子坂(すなわちD坂)で兄弟2人とともに「三人書房」という古本屋を経営した事があり、シナ蕎麦屋を経営していた事もある。

[編集] トリックなど

心理学と犯罪の関係について触れている(次作の『心理試験』のテーマとなる)。

[編集] 登場人物

「私」
本作品の語り手。『二銭銅貨』、『一枚の切符』の主人公達と同様、探偵趣味がある。
明智小五郎
20代前半の遊民。喫茶店、『白梅軒』で「私」と知り合う。
古本屋の妻
明智の幼馴染。全身傷だらけの絞殺体で発見される。
古本屋の主人
『白梅軒』の向かいに構える古本屋。『白梅軒』のウェイトレス達から、妻を虐待しているのではないかと噂される。
ソバ屋(旭屋)の主人
古本屋の1軒置いて左に構えるソバ屋。古本屋の主人と同様、妻を虐待しているのではないかと噂される。
ソバ屋(同)の妻
古本屋の妻と同様、全身に傷を負っている。
アイスクリーム屋の主人
古本屋の裏の路地の角に店を構える。事件が起きた時間に路地を通った者はいないと証言する。
菓子屋の主人
古本屋の1軒置いて右に構える。
工業学校の生徒達
犯人らしき男を目撃するが、証言が食い違う。
小林刑事
名探偵と噂の高い刑事。

[編集] 詳細

事件の舞台である「D坂」とは、東京都文京区の団子坂のことである。

[編集] 映像化リスト

[編集] 映画

[編集] テレビドラマ

  • 『D坂殺人事件 名探偵明智小五郎誕生 名探偵明智が挑む猟奇殺人の謎!!闇に浮かぶ白い肌…』 (1992年、フジテレビ系列)
演出:久世光彦
脚本:寺内小春
音楽:小林亜星
製作:フジテレビジョン、カノックス
出演:森光子郷ひろみいかりや長介松雪泰子蟹江敬三根岸季衣麿赤児六平直政段田安則でんでん半海一晃西初恵、伊藤眞他

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月10日 (火) 11:09 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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