DOGS/BULLETS&CARNAGE
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『狗-DOGS-』および『DOGS/BULLETS&CARNAGE』は三輪士郎による漫画作品。
目次 |
[編集] 概要
2000年から2001年までウルトラジャンプにて『狗-DOGS-』として読み切り連載されていた。そして『狗-DOGS-』単行本巻末の予告から4年が経過した2005年から、同じくウルトラジャンプ上で『DOGS/BULLETS&CARNAGE』と改題し連載を開始、現在も連載が続いている。単行本は『狗-DOGS-』が全1巻、『DOGS/BULLETS&CARNAGE』は4巻まで刊行されている(2009年5月現在)。 アニメ化が決定している。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 登場人物
- 前作にあたる『狗-DOGS-』に登場した人物も併せて紹介する。
[編集] 主人公
- ハイネ・ラムシュタイナー
- 声:櫻井孝宏
- 白髪に赤い目の青年(髪の色のせいか、よく白髪(しらが)と呼ばれる)。
- バドーとコンビを組みリザからの依頼をこなしており、『狗-DOGS-』でメルヴィンの娼館をたった二人で潰した事から有名になった。住んでいる家は別にあるが、ビショップの教会を根城にしている。
- 無愛想で人当たりはあまり良くない。何処か気まぐれで、何を考えているのか分からない飄々さを持ち、掴み所が無い。また感情的になる事は少なく、表情も少ない。そのためか、突拍子も無い事を言ってはバドーからツッコミを受けている。何処か刹那的な思考を持つ。
- 元は地下世界の住人で、甲型特殊兵装脊髄『ケルベロス(ケルベロスの脊髄)』を頸に埋め込まれており、不死身とも言える肉体と、超人的戦闘能力を持つ。複数いた『ケルベロスの脊髄』を持つ者の中で最も優れた被検体であった。凄腕の二挺拳銃使いでもあり、ウォレットチェーンを装着したモーゼルM712とルガーP08のネイビーモデルを愛用するが、他人にその引き金を引かれると何故か激昂する。
- 女性恐怖症で、ニルなどの一部を除いた女性全般を拒否している。これは、過去に地下で行われた殺し合いでリリィを自ら手に掛けた事がトラウマになっているためである。『狗-DOGS-』では触られるだけでフラッシュバックが起こりまともに行動できなくなるほど激しく動揺していたが、現在は大分落ち着いている模様。
- バドー・ネイルズ
- 声:石田彰
- オレンジ色の長髪と、右眼につけた眼帯が特徴の青年。
- ハイネと対照的に人当たりの良い二枚目半。極度のヘビースモーカー。普段は「腰抜け」などと言われ、争いや面倒事を嫌っているが、タバコが切れた時には極めてハイになり一転して短気かつ好戦的になる。ボルドゥネファミリーやメルヴィンの娼館を潰した時の状態がコレだった。お喋りでもあり、ツッコミ役でもあり、ボケ役でもある。少々バカっぽい所はあるものの、銃撃戦などでの技量は非常に高い。
- 情報屋を標榜するものの、実際は探偵まがいの浮気調査やハイネと手を組んでの銃撃戦に狩り出されているのが実情で、しかも何らかのトラブルに巻き込まれる場合が多い。
- 過去に追っていた事件で兄を殺された事があり、眼帯や右手の傷はその事件の際に自身も負ったものである。また、リザの話した行方不明の話に反応した事から、何らかの関係がある模様。
- イングラムM11の二挺サブマシンガンを使用する。『狗-DOGS-』までは敵から奪っていたが、本作にて自分専用のものを手に入れたらしい。片方のイングラムには髑髏の意匠をつけたハンドストラップが付いている。
- 冬峰 直刀(ふゆみね なおと)
- 声:伊藤静
- 黒髪のショートカットに黒の瞳を持つ美少女。冬峰の遺品である刃が黒い日本刀と黒コートを纏う。
- 直刀という名は、父親代わりだった冬峰から授かったもの。
- 無口で多くを語らない性格。感情的になる事は少なく、表情も同様に少ない。常に冷静沈着で物静かだが、胸のX字型の傷の事や刀の事になると、冷静さを失い、取り乱す事もある。自分に襲い掛かってくる者には容赦はしないが、相手が死ぬほどに斬ったことはない。優れた身体能力と剣技・ナイフで、銃を持った者達とも互角以上に戦う。
- 自分の両親を殺し、その過去を奪った女に復讐するために活動している。
- 幼少時、何らかの理由で家族と共に逃げていたところを両親諸共斬られ、瀕死の重傷を負っていた所を冬峰に拾われる。負傷以前の記憶を失い、自分を斬ったのと同じ刀を持った冬峰を仇だと思い、彼を殺すために彼の技を盗んでいた。冬峰の死後、彼が仇ではないことを知り、本当の仇である「もう一人の直刀」を探している。
- 冬峰に対しては、憎しみの裏に、娘としての愛情を抱いていた。
- ミハイ・ミハエロフ
- 声:大塚明夫
- 肩までの白髪をオールバックにした壮年の男。
- 眼鏡を掛けることも多い。キリの店に居候しており、よく御遣いに駆り出されるものの、方向音痴のためによく怒られている。
- かつてはとある組専属で「伝説」と称されるほどの技量を持つ殺し屋だったが、組長の息子であるイアンに銃を向けた事で組を去った。ちなみに現在も腕は健在である模様。現在は殺し屋稼業からは足を洗っているのだが、そのおかげで仕事がないため、実質的にキリのヒモのようになっている。
- 主にコルトガバメントタイプの銃を愛用する。
[編集] 主人公を取り巻く人々
- ニル
- 声:能登麻美子
- 金髪のロングヘアで翼の生えた少女。遺伝子工学の産物である『亜人』の一種で、人工的に声帯が無いため、声を出すことが出来ない。自分を助けてくれたハイネを心配するなど、心優しい性格。ビショップの教会で生活している。
- 美少女と呼ぶに相応しい外見の持ち主で、ビショップやリザの着せ替え人形のようになっている。ビショップの反応には辟易しているが、登場するたびに衣装が違うので、服を送られる事に関して嫌がっている訳ではないようだ。
- ハイネがカルセリーノ一家とのトラブルに巻き込まれた際、人質とするためにカルセリーノの部下に攫われそうになったが、たまたま居合わせた直刀に助けられている。
- ビショップ(エルンスト・ラムシュタイナー)
- 声:関俊彦
- ワンレンの長髪を持つ修道服の男。街の片隅にある教会の牧師をしている。普段はサングラスをしているが、盲目であると本人は言っている。ハイネの後見人のような立場にあり、ニルを預かっている。ロリコンではないかと疑われている。
- 何時もふざけたような態度を取るが、直刀の刀に心当たりがあったり、謎めいた発言をしたりと、物語の根幹に関わるような立場にいる事が窺える。
- 仕込み杖の使い手であり、かなりの腕前。実は『ケルベロスの脊髄』を埋め込まれた被検体第一号。その因縁故か、地下鉄爆破事件ののちに姿を消した。
- 『狗-DOGS-』の「Stray dogs howling in the dark」に登場。
- リザ
- 背の低い猫系亜人の老婆。亜人達の頭目をしており、バトーとハイネに仕事を斡旋している。冬峰とは旧知の仲だったらしい。
- 作ったドレスをたびたびニルに送っている。更には直刀の服装を「ド地味」と称した上で「飛びっきりのお嬢様に仕立てる」との名目で無理やりサイズを測ったことから、若い女性にロリータ系の服を着せるのが趣味らしい(ハイネ曰く「ビョーキ」)。
- キリ
- 声:大原さやか
- Buon viaggioという酒場の店長をしているショートヘアの女性。ミハイとは恋人未満友人以上といった関係で、彼を店の二階に住まわせている。かなり胆が据わっており、ボルドゥネファミリーの襲撃を受けた際も涼しい顔で店の修理代を計算していた。
- 過去にBuon viaggioでミレーナと共に娼婦をしており、ミハイとイアンの確執についても知っていた。またBuon viaggioにはミハイのみならず、ハイネ、バドー、直刀、更にルキ&ノキなども訪れており、この店が一種のターニングポイントになっている。
- 『狗-DOGS-』では「Weepy old killer」にて登場し、以降も「Gun Smoker」「Blade maiden」「HARDCORE TWINS」にて登場している。
- 冬峰(ふゆみね)
- 声:小山力也
- 直刀の育ての親。長い間、直刀に両親の仇だと思われていたが、実際は彼女に生きる意味を与えるためにその汚名を被っていただけだった。後に曲刀に殺される。
- リザとも知り合いで、かつて子供が攫われる事件がおきた時、これを救い出した。とはいえ使う刀が同じであったり事情を告げることもなかったため、彼が子供を助けたと考える者はいなかったようである。現在、生前の足取りが追われており、今後のキーパーソンと扱われる模様。
- 冬峰 曲刀(ふゆみね まがと)
- 声:草尾毅
- 直刀の兄弟子。長身でウェーブのかかった黒の長髪を持ち、その瞳には常に狂気を宿している。太刀筋は蛇のごとく自在に閃き、鋭い。直刀が引き取られる以前から冬峰に師事しており、「もう一人の直刀」の存在も知っている。
- 師である冬峰を超えるため、掃除屋稼業で腕を磨き続け、そして、己の実力が冬峰を超えたと判断したときについにその牙を剥く。冬峰を純粋に師として尊敬していたようだが、自分の実力を示すために微塵の躊躇もなく冬峰を殺した。その現場を目撃した直刀と戦うこととなる。直刀との戦いでは冬峰の日本刀を用いた。
- 冬峰が直刀の両親の仇ではないことを知っており、直刀の復讐を糧とする生き方を気に入ってはいなかった。しかし、直刀に敗れるまでその事を口から漏らすことはなかった。
- 現在も生存し、掃除屋稼業を続けながら地下街を放浪している。
- ミミ
- ベリーショートの少女。Buon viaggioの常連客でバドーと同じ情報屋だが、バドーと違って肉体労働とは縁がない。襲われているバドーを助けないで盗撮したりするなど、割としたたかな性格。飄々と振舞っているものの、バドーの過去や人間関係については複雑な思いを抱いている模様。
- 『狗-DOGS-』では「Gun Smoker」に登場した。
- ザック&バラン
- 声:たなかこころ&相馬幸人
- サングラスの方がザック、顎が割れているのがバラン。元ボルドゥネファミリーの構成員であり、現在はキリに拾われてコック見習いとバーテンをやっている。バドーを仕留めるためにBuon viaggioにカチ込み、ミハイに倒された。
- 自分達を拾ってくれたキリを姐さんと呼んで慕っており(本人はその呼び名を嫌がっているが)剣十郎とはキリ姐さん親衛隊なるものまで結成している。
- 番外編「INTERMISSION」で登場。また「HARDCORE TWINS」にも登場した。
- 遠山剣十郎
- Buon viaggioの料理長。いかつい顔をしているが、割と物腰は柔らかで、料理の腕はかなり良い。ザック&バラン同様キリを慕っており、キリ姐さん親衛隊の一員になった。
- ダグ
- 地下街勤務の中年軍警。バドーと昔からの知り合いで、バドーの兄とも面識がある。バドーに対して保護者のような接し方をするが、バドー本人はそれをあまり好ましく思っていない。ルキ&ノキやミミとも面識がある。
[編集] 地下の住人
- ジョヴァンニ
- 声:中原茂
- ハイネと同じく地下で生まれ育った青年。慇懃無礼だが執着心の強い性格。スーツにサングラスをかけ、盲目であるかのような台詞が見られるが、詳細は不明。ハイネと違ってアンジェリカの配下として行動している。ハイネに強い執着心を抱いており、彼の事を監視していたような節もある。カルセリーノ一家との戦いの最中に突如現れ、ハイネと交戦した。
- 自分の幻影を他人に見せたり、接近するまで気付かれないでいるような能力を持つ。またハイネと同じく『ケルベロスの脊髄』を埋め込まれており、不死身に近い肉体を持つ。かつては『ケルベロスの脊髄』と上手く同調出来ておらず、落ちこぼれ扱いされていたが、現在はハイネ曰く「サマになってきている」模様。ワルサーP38の二挺拳銃を使う。
- アンジェリカ・アインシュテルツェン
- 地下でハイネやジョヴァンニにケルベロスの脊髄を埋め込んだ張本人。本人は妖艶な美女で、立ち振る舞いは快活で可愛らしいものの、本性は完全なマッド・サイエンティストで、冷酷非情にして残忍な性格である。通称「博士」。あたかも複数存在しているような描写が作中に見られるが、詳細は不明。
- ルキ&ノキ
- 声:釘宮理恵&辻あゆみ
- 黒とピンクの色違いの服を着た双子の少女。黒い服がルキでピンクの服がノキ。二人とも黄緑と黒のオッドアイで、ルキは右目、ノキは左目が黄緑色。子供らしく、能天気なまでに明るいが、戦いを遊びと称する異常性も備えている。Buon viaggioの常連で、よくパスタを食べに来ているようだ。
- 片手は武器になっており、ルキは右腕に巨大なナイフを、ノキは左腕に巨大な銃をそれぞれ長い袖に隠している。両者とも『ケルベロスの脊髄』を埋め込まれているため、やはり不死身に近い肉体を持つ。ハイネが地下を出奔した後の個体である模様。
- カンパネルラ・フリューリング
- ストライプスーツを着た長身の女性。長い黒髪を切りそろえている。直刀と同じ刀を持ち、また直刀の仇である『もう一人の直刀』に最も該当している人物である。
- ルキとノキになつかれているが、その二人さえ恐怖する程に冷酷な女性。目にもとまらぬ速度で人間を切断する神技的な剣の腕を誇る。
- リヒター・H・ベルトハイン
- 顎髭をたくわえた、タキシードを着こなす壮年の指揮者。ツェルプストとも呼ばれる。
- かつてはアインシュテルツェンの施設に所属していたが、現在は施設を抜けて公共の楽団に所属している。かつて施設の謎を追って近付きすぎたバドーの兄を殺害し、バドーの右目を奪った張本人。バドーらを始末する任務で外界に出た際、様々なものに溢れた外界に魅力を感じ、それとは対照的な自分の無個性さに嫌気がさして、任務のついでに施設を抜けて出奔した。当時はまだ人並みの感情を持っていなかったらしい。
- 数十人の人間を一斉に操るほどに強力な催眠術を操り、幻覚すら見せることが可能。
[編集] 単行本
- 「狗 -DOGS- Stray dogs howling in the dark」 ISBN 4-08-876252-5
- ミハイ編『Weepy old killer』
- バドー編『Gun Smoker』
- 直刀編『Blade Maiden』前編・後編
- ハイネ編『Stray dogs howling in the dark』前編・後編
- 「DOGS/BULLETS & CARNAGE」
- 1巻
- 2巻
- 3巻
- 4巻
[編集] ドラマCD
集英社より発売。 Vol.1 2007年10月22日発売 Vol.2 2008年10月21日発売
第一巻は「狗-DOGS-」、第二巻は「DOGS/BULLETS & CARNAGE」の一巻がそれぞれ音声化されている。 本編では声帯を失っているニルも、息づかいなどで声があてられている。
[編集] アニメ
- 『DOGS/BULLETS&CARNAGE』
- 上巻DVDが2009年5月19日発売の『DOGS/BULLETS&CARNAGE 4巻 予約限定特装版』に同梱、下巻DVDが2009年7月17日発売の『DOGS Stray dogs howling in the dark 予約同梱特装版』に同梱される予定。
- サブタイトル
- 上巻:ミハイ編 『Weepy old killer』 & バドー編 『Gun Smoker』
- 下巻:直刀編 『Blade Maiden』 & ハイネ編 『Stray dogs howling in the dark』
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最終更新 2009年11月18日 (水) 06:54 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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