F2H (航空機)

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F2H バンシー

F2H-2 banshee

F2H-2 banshee

F2Hは、マクドネル社が開発したアメリカ海軍向けの艦載ジェット戦闘機。愛称はバンシー(Banshee)。1947年初飛行。

目次

[編集] 概要

F2Hは世界初の純ジェット艦上戦闘機であるFH(FH-1)ファントム(初代)の発展型として開発された、事実上アメリカ海軍初の実用ジェット艦上戦闘機である。

戦争が終結したこともあり少数が発注されたのみのFHに比べ、F2Hは1953年の生産終了までに800機以上が生産され、カナダ海軍でも運用された。

[編集] 開発・運用

F2Hの開発は1945年3月より開始された。マクドネル社はアメリカ海軍最初の純ジェット動力の艦上戦闘機として同年の1月FHを初飛行させたばかりであったが、2ヵ月後には早々と本機の開発が開始されている。これは、他社に発注している新型の本格ジェット艦上戦闘機の開発が失敗/遅延した事態に備えて、堅実な設計の機体をマクドネル社に対して「保険」として求めたものである。
当初の名称はXF2Dであったが、製造メーカー記号「D」の文字はダグラス社と重なるために、1947年にXF2Hに変更された。

試作機は1947年7月11日セントルイスで初飛行している。1947年5月に量産発注が行われ、1949年から部隊配備が開始された。
大型の機体であるために搭載できる空母に制約があったものの、発展・拡張する余地が大きかったために、エンジンを換装して兵装搭載量を増大させた戦闘爆撃機型、レーダーを搭載した全天候型戦闘機型や偵察機型の各種発展型が開発され、アメリカ海軍空母航空隊ジェット時代の黎明期を担った。

朝鮮戦争では主に海兵隊により偵察機として活躍した。

なお、1962年のアメリカ軍の航空機呼称統一に伴い、F2H より F-2 に名称が変更されている。

[編集] 機体

上述の通り設計には堅実さが求められたため、基本的にFHを大型化した機体であり、サイズを除けば機体デザインはほぼ同じである。概ね葉巻状の胴体に直線翼の主翼が低翼配置で取り付けられており、2基のジェットエンジンが左右それぞれの主翼付け根にある。キャノピーは涙滴状で、固定武装として機銃が機首に集中配備されている。FHに比べエンジンは倍近い推力のウエスティングハウスJ34-WE-34に変更されており、武装も12.7mm機関銃から20mm機関砲に強化されている。

[編集] 派生型

  • XF2H-1:当初名称XF2D-1。試作機。
  • F2H-1:量産型。
  • F2H-2:エンジンを強化した型。
    • F2H-2B:戦闘爆撃機型。主翼を強化、ハードポント追加。
    • F2H-2N:レーダーを搭載した夜間戦闘機型。
    • F2H-2P:-2型の写真偵察機型。90機製造。
  • F2H-3:レーダーを搭載した全天候戦闘機型。カナダ海軍でも60機使用。新呼称、F-2C。
    • F2H-3P:-3型の写真偵察機型。計画のみ。
  • F2H-4:最終生産型。150機製造。新呼称、F-2D。

[編集] 要目(F2H-2)

F2H-2 三面図
  • 全長:12.24 m
  • 全幅:13.66 m
  • 全高:4.41 m
  • エンジン:J34-WE-34 ターボジェット(推力 1,430 kg)2基
  • 最大速度:926 km/h
  • 乗員:1名
  • 武装:20mm機関砲 4門、爆弾等 最大910 kg


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最終更新 2009年9月15日 (火) 14:38 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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