FUTURE WAR 198X年

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FUTURE WAR 198X年
監督 舛田利雄
勝間田具治
製作総指揮 渡邊亮徳
製作 横井三郎
脚本 高田宏治
音楽 横山菁児
主題歌 愛ゆえに哀しく/ポプラ
撮影監督 白井久男
寺尾三千代
編集 千蔵豊
吉川泰弘
配給 東映
公開 1982年
上映時間 125分
製作国 日本
言語 日本語
キネマ旬報
  

FUTURE WAR 198X年は、1982年日本で制作された劇場用アニメーション

目次

[編集] 概要

制作時期に国際的な問題となっていた米ソの冷戦激化を題材にして制作された劇場アニメ。プロデューサーの吉田のコメント[1]によれば、近未来戦争の恐怖を訴えつつ、地獄の黙示録復活の日の面白さを取り入れて完成させた作品。

ほぼ同時期に制作された劇場版「宇宙戦艦ヤマト」シリーズで実績のあった舛田利雄勝間田具治を監督として起用、また制作に際して「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」のポスターのイラストなどでも知られていた生頼範義にイメージイラストを依頼している。

なお、当初制作主体として予定されていた東映動画は、労働組合が「内容が好戦的である」として制作をボイコットし、これはマスコミでも取り上げられた[2]。このため作画などの実制作は大半が外注スタッフによって行われている。監督の舛田利雄は、このボイコットを受けて作品内容をより平和を希求する方向に修正したと後年回想している[3]。アニメ業界の関係者では、安彦良和が当時「アニメージュ」に連載していたエッセイ「月づきの雑記帳」で本作についての意見を述べていた。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] あらすじ

198x年、アメリカ合衆国で対戦略核ミサイル用のレーザー砲搭載衛星が打ち上げられた。計画に携わっていたのはバート・ゲイン博士と妹のローラ、そして後にローラの恋人となる日本人科学者の三雲。だが、撃墜テストが成功した翌日、ゲイン博士がソ連のスパイに拉致されてしまう。衛星の秘密保持を最優先課題としたギブスン大統領は、博士が乗せられていたアルファ級原子力潜水艦を大西洋で核魚雷によって撃沈した。これを好機と考えたソ連の主戦派の筆頭であるブガーリン国防省はオルロフ書記長に開戦を提案したが、書記長はこれを退けた。

だがその後、東西ドイツの国境付近でソ連の最新鋭戦闘機ブラック・ドラゴンが亡命を求めて西ドイツの空軍基地に不時着するという事件が発生した。ソ連は機密保持の為この空軍基地を攻撃したが、これによってNATO軍とワルシャワ条約軍が戦闘状態に陥った。さらに穏健派のオルロフが病床にあった為、ブガーリンが軍の主導権を握り、戦いは更に拡大していった。そのさ中、この戦いで恋人のマリーネを失ったNATO軍兵士のマイケルが核ミサイルを発射しワルシャワ軍が攻撃を受けた。これによって戦火は世界中に拡大し、やがて米ソ双方が戦略核ミサイルを打ち合う事態に発展した。アメリカは、レーザー搭載宇宙船「スペース・レンジャー」でミサイルを迎撃するも、宇宙船は全て破壊されてしまう。折りしもソ連ではクーデターが発生、強硬派のブガーリン将軍は射殺されるが、死の間際にさらにミサイルを発射した。たった一人生き残っていた三雲は、半壊した宇宙船に乗り込み、ミサイルを阻止する。そしてソ連の宇宙船が、三雲を救出に向かった。

[編集] スタッフ

基本情報に含まれていない主なスタッフは以下の通り。

[編集] 声の出演


[編集] 関連書籍

高田宏治のシナリオを元に企画協力の岩野正隆が執筆した映画ノベライズ。なお、岩野正隆は、元陸将補で当時ソ連の対日侵攻をモチーフにした架空戦記を複数手がけていた。

[編集] 脚注

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  1. ^ 劇場公開用パンフレットに掲載された記述より。
  2. ^ 『劇場アニメ70年史』徳間書店、1988年。
  3. ^ 『映画監督 舛田利雄』ウルトラファイブ、2007年。また小黒祐一郎「アニメ様365日 第103回『FUTUREWAR 198X年』」(「WEBアニメスタイル」内、[1])も参照。

最終更新 2009年11月22日 (日) 10:28 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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