Gmail
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| Gmail | |
|---|---|
| 開発元 | Google Inc. |
| プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
| 種別 | フリーメールサービス |
| 公式サイト | mail.google.com/mail |
Gmail(ジーメール)は、Google社が2004年4月1日より提供しているフリーメールサービスの名称である。フリーメールでありながら1GBというサービス開始当時としては大容量だったことが話題を呼んだ。WebメールとPOP3・SMTP、IMAPに対応し、メール転送も可能である。商標権の問題からイギリスやドイツではGoogle Mailに名称が変更されている。競合サービスにはMSNのHotmailやYahoo! JAPANのYahoo!メールなどがある。
GmailはOrkutと同様にGoogle社員のアイディアが元となって生まれたサービスの一つで、現在ではGoogleの主要サービスの一つとなっている。
目次 |
[編集] 特徴
- 大容量
- 開始当初、メールの保存容量は1GBだったが 現在も1ヶ月に100MBほどのペースで増加しており、2009年5月の時点では7.3GBを超えている。容量が増加している様子はログイン画面や受信トレイの下部などで確認することができる。送受信可能なメールサイズは本文を含めて25MBであり、1日に受信可能なメールの総容量は2GBに設定されている。最新の容量はログインページで確認が可能。
- ウィルススキャンサービス
- メールの送受信時に添付ファイルのウィルススキャンを行う。
- Atom フィード
- ログイン情報を保持できるような一部のフィードリーダーではメールをリアルタイムで閲覧することが出来る。新着チェッカーやガジェットなど内部的に活用されている事例が多い。
- 広告
- 受信したメールはサーバによって自動的に解析され、内容に関連するテキスト広告がページ上に表示される。ユーザーのメールを解析することに対しプライバシー侵害ではないかという批判がプライバシー団体から上がっているが、Googleは このプロセスは 自動で行われており、メールが不必要に開示されないよう完全に保護されている限り、電子メールの自動スキャンはプライバシーの侵害にはつながらないとしている[1]。
- 多言語対応
- 2007年4月18日時点では、40ヶ国語に対応している。
- 別名アドレス(エイリアスアドレス)
- 例えばaaaa@gmail.comのアドレス所有者は、末尾に任意の文字列を付加したアドレス ( aaaa+任意の文字列(数種類の記号も可)@gmail.com ) も受信用アドレスとして使用できる[2]。たとえばメールマガジン専用の配信アドレスとしてaaaa+mailmagazine@gmail.comをフィルタでメールマガジンのラベルに設定すれば、このアドレスに配信されたメールマガジンは自動的にメールマガジンのラベルがつけられる。ただし"+"の記号はメールアドレスに用いられることが少ない[3]ため、未対応のシステムに「はじかれる」場合が多い。ドットを認識しないため、a.a....a.a@gmail.com[4] や、他にも aaaa@googlemail.com も受信できる。大文字を区別しないため、AaaA@googlemail.com も受信できる(@googlemail.comに関しては、商標問題を参照)。
- 携帯電話メール絵文字表示
- ほとんどのWebメールサービスは携帯電話からの絵文字に対応していないが、Gmailにおいては主要携帯会社の絵文字に対応している。(2008年7月22日現在、au、NTTドコモ、Softbankからの絵文字に対応。またモバイルGmailにおいてはau、NTTドコモ、Softbank、ウィルコムに絵文字を送信できる)
[編集] 機能
Gmailは、Ajax(JavaScriptによるデータ処理、画面操作)を大きく活用しており、それ以前のウェブメールとは大きく異なった操作性を提供している。 一部の古いブラウザのためには、旧来のHTMLモードに遷移する。ただし一部の機能は利用出来なくなる。
- 検索機能
- 差出人や宛先、件名、本文などからの検索の他、日付の範囲も検索対象となる。また後述するスターやラベルと組み合わせることにより様々な分類が可能となる。
- スター
- メールに「スター」というフラグを付けることができ、「スター付きメール」として、いつでも簡単にスターメールがプレビューできるようになっている。
- ラベル
- メールの各アーティクルは「ラベル」というタギングをして整理することができる。ラベルはメールソフトのフォルダと見かけは似ている。しかし大きな違いはラベルはフォルダと違い1通のメールに複数付けることができることである。例えばあるメールに「友人」のラベルと「写真」のラベルを付けておけばどちらのラベルからでも探し出すことができる。
- アーカイブ
- 読了メールは削除する他に、「アーカイブ」することができる。アーカイブされたメールは受信トレイから消えるが削除されたことにはならないので、アーカイブされたメールが必要になったときは検索で取り出したり、「すべてのメール」欄で表示したりすることができる。メールは削除せずにアーカイブで残すことを推奨している。
- スレッドビュー
- 「スレッドビュー」と呼ばれるメールの表示方法は Gmail の大きな特徴のひとつ。メールとそれへの返信メールを1つの「スレッド」としてまとめ、メールごとではなくスレッドごとに表示する物である。それぞれのスレッドを開くとメールでの会話がカードを重ねるように表示され、新着のメールはカードが展開され本文が表示される。通常のメーラと異なり、References: ヘッダやIn-Reply-To: ヘッダ以外にも、Subject: ヘッダとFrom: ヘッダも参照しており、同一送信者から来た同一サブジェクトの新規スレッドメールも1つのスレッドにまとめられる。1つのスレッドの最大メール通数は61通である。
- キーボードショートカット
- Gmail ではマウスの操作に加えてキーボードでの操作が可能になっている。たとえば、次のメールは「j」、前のメールは「k」、スター付加は「s」など。
- 自動保存
- メールの作成中に内容が失われないように、一定時間毎に下書きとしてメールが保存される。このため、途中でブラウザを閉じても、書きかけのメールを再編集できる。
- テーマ
- カラーテーマや背景のグラフィックデザインを各ユーザーの好みに応じて変更することができる。
- オートコンプリート
- メールのアドレス欄を書くときに、過去の送信経験からアドレス先を自動で補完してくれる。
- スペルチェック
- 英語でメールを書く場合にスペルチェックの機能がついている。
- 迷惑メールフィルタ
- 通常のフィルタ機能とは別に、迷惑メールを駆除する為のフィルタ機能を装備している。メール受信時に迷惑メールフォルダに振り分ける機能のほか、迷惑メールフィルタをすり抜けた迷惑メールを報告する機能があり、これにより、スパムの判断を強化することができる。知人からのメールをスパムに振り分けられないようにするには、連絡先リスト(いわゆるアドレス帳。後述)に登録すればよい。
- チャット機能
- また現在、英語以外に日本語などのインタフェースも対応し(一部未対応の言語もある)、GmailでGoogle Talkの機能を使うことができるようになっている(ただし一部使えない機能もある)。絵文字も使用できる。
- メール転送
- 送られてきたメールを他のメールアドレスに転送することができる。迷惑メールと判定されたものは転送されない。転送したメールは、受信トレイに残しておく、アーカイブに移動する、あるいは削除するのいずれかが選べる。このメール転送は各フィルタごとに設定でき、またフィルタごとに別々のアドレスを宛先とすることも可能である。
- POP3対応
- 任意の電子メールクライアントから、POP over SSL経由で、Gmailに蓄積したメールを取得することが出来る。Gmailでのサービス名は「POPダウンロード」。サーバ上にある過去全てのメールにするか、前回以降のメールに限るか、今後受信するメールからにするかを設定できる。更には、ダウンロード後にコピーを残すか削除するかアーカイブするか、といった選択肢もある。特にサーバにコピーを残すかどうかという設定を、メールソフトからではなく、Gmail側で設定することができる。
- IMAP対応
- 英語版が先に対応スタートし、日本語版も2008年1月正式対応した。Gmailでのサービス名は「IMAPアクセス」。Gmailのラベル機能は、IMAPのフォルダとして利用できる。
- 外部メールアドレス対応
- 認証の手続きを取ることで From: ヘッダを外部のメールアドレスに変更して送信する[5]ことができるほか、外部のPOP3サーバからメールを受信して保存することも可能で、Gmail以外のメールアドレスに送られてきたメールもGmailに集約できるようになっている。
- 連絡先リスト
- 他のサービスで「アドレス帳」と呼ばれているものと同様の機能。個別登録、メールクライアントや他サービスからのインポートが可能であるほか、連絡先リストにないメールアドレスにメールを送信した場合にも送信先は自動的にリストに追加される。
[編集] 歴史
2004年4月1日にベータ版としてサービスを開始。当初は招待制だったが2006年8月に米国、インドネシアなど一部の国ではSMSで認証し登録できるシステムを採用。オーストラリア、ニュージーランド、日本では2006年8月23日に招待制からサインアップ制へ移行し、誰でも自由にアカウントを取得できるようになった[6]。
2008年、日本でのWebブラウザを利用したWebメール利用者数調査では、「ヤフーメール」、「gooメール」に次ぎ第3位を獲得[7]。
2009年7月8日、5年に渡って続いたベータ表記を外し、正式版に移行[8]。なお、ベータ版表記を好むユーザーのために、後述のGmail Labsを利用することで引き続きベータ版のロゴを使用できるサービスも用意されている。
[編集] Gmail Labs
Gmail Labs(ジーメールラボ)は、開発中の新機能を一般ユーザーに公開するサービスである。開発はGoogle社員によって行われている。公開されている機能は試験的なものであるため動作の不具合などに注意する必要がある(不具合が生じた場合は、全機能を無効化するためのURLにアクセスすることでLabsの機能をすべて無効にすることができる)。
当初は英語版限定のサービスであったため、Gmail Labsを利用するにはいったんGmailの表示言語を「English(US)」にし、「Settings」の中にある「Labs」で利用したい開発中の機能を選択する必要があった(開発中の機能を有効にすれば表示言語を他言語に戻しても継続して利用し続けることはできた)。その後、2009年3月31日には日本語を含む47言語に対応するようになった[9]。
[編集] その他
- 「迷惑メールフィルタ」が強力すぎて、正当な送信者からのメールも「迷惑メール」として扱われる事がある。
- 「迷惑メール」として扱われたメールは、メール転送やPOP3ダウンロードから、除外される。 迷惑メールに振り分けられたメールは基本的に30日で自動で削除される。1通づつ手動で、解除操作は可能。IMAPアクセスにすればメーラーだけで「迷惑メール」の中身のチェックも解除も可能である。
- 「迷惑メールフィルタ」それ自体を解除する方法は無いが、連絡先リストにメール送信元のアドレスを一つ一つ登録していくか、フィルタ機能で「迷惑メールにしない」を使用する。
- 不審な操作または異常な操作と判断した場合には、Gmailアカウントがロックされて、最大24時間アクセスできなくなる場合がある。POPを使用して短時間で大量のメールを受信した場合や、Gmailアカウントを複数のウィンドウで開いている場合には「不審な操作」と判断される可能性がある。
- 6か月以上ログインしていないGmailアカウントは休止状態となり、休止状態となってからさらに3か月間(最終アクセスから9か月)放置するとGmailアカウントは削除される可能性がある[10]。転送機能の利用や、メールソフトからのPOPアクセスではログインした事にならない。
- 現在、PSPなど一部のブラウザなどでGmailを利用できない不具合が生じている。以前は問題なく利用できた。復旧のめどは立っていない。
- セキュリティ対策の名目上、実行形式のファイル(*.exeや*dllなど)を添付して送信できない。zipなどのアーカイバで圧縮しても不可。 ただし、拡張子を変更することによって送信可能になることが確認されている。
[編集] 商標問題
本来、Gmailという名前で世界展開する予定だったが、イギリスとドイツでは商標権の問題により「Google Mail」(googlemail.com)に名称が変更されている。ただし、原理上は、イギリス、またはドイツでも「xxxx@gmail.com」でもメールは届く。逆に、イギリスやドイツ以外でもxxxx@gmail.comを使っている人はxxxx@googlemail.comに送られてきたメールも受け取ることができる。
かつてgmail.comはアメリカの新聞漫画「ガーフィールド」の公式サイトが所有しており、これを用いてフリーメールを提供していたことがあったが、その後ドメインを手放しており、現在のGoogleによるGmailとは無関係である。また、日本国内でも1990年代にGmailという名称のフリーメールサービスが存在していたが、これもGoogleとは全く無関係である。
[編集] Gmailに関連するソフト
[編集] GMail Drive/GmailFS
Gmailの大容量のデータ利用可能領域を外部ハードディスクドライブとして使うソフト。(Googleが推奨する使用法ではないため、最悪の場合アカウント停止も考えられる。)公開されてからは、Google側も対策などを行ってきたが、その都度更新されており、両者の攻防が続いている。開発者が公開しているのは英語版のみだが、日本語化パッチなどを公開しているウェブサイトなどもある。また、一度にアップロードできるファイルサイズの上限は20MBで、アップロード後にファイル名を変更できないなど一部制限されている。Linux用の「GmailFS」のWindowsバージョン。
[編集] 関連項目
- Googleのサービス
- livedoor メール - Gmailを採用したシステムに移行した。(2007年8月開始)
- au one メール - Gmailを採用したWebメール。(2007年9月下旬開始)
- BlackBerry - リサーチ・イン・モーション社のBlackBerry Internet Serviceと提携をしており、Gmailがメールサーバーに着信をすると、ほぼリアルタイムにBlackBerryに着信する。
[編集] 脚注
- ^ Gmail とプライバシーの詳細
- ^ Gmailヘルプ 「別名アドレスを使用してメッセージを受信できますか。」
- ^ "+" 記号は RFC では有効なアドレスである。メールアドレス
- ^ 連続する "." 記号は RFC では無効なアドレスである。メールアドレス
- ^ ただし、本来のGmailアドレスは Sender: ヘッダに記録されている。
- ^ Google Japan Blog (2006-08-24). "日本の皆様にGmailを公開しました" (日本語). 2009-07-09 閲覧。
- ^ japan.internet.com (2008-11-12). "日本と韓国のEメール比較" (日本語). 2009-07-09 閲覧。
- ^ Google Japan Blog (2009-07-09). "Google Apps が 正式版 になりました" (日本語). 2009-07-09 閲覧。
- ^ Google Japan Blog (2009-03-31). "Gmail Labs が日本語に対応しました" (日本語). 2009-04-02 閲覧。
- ^ Google ヘルプ 「休止状態のアカウント」
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年9月3日 (木) 10:12 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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