iPhone OS
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| 公式サイト | iPhone Dev Center |
|---|---|
| 開発者 | Apple Inc. |
| OSの系統 | Mac OS X / Unix |
| ソースコード | クローズドソース (コンポーネントにはオープンソースも含む) |
| 最新リリース | 3.1.2 / 2009年10月08日[1] |
| 対応 プラットフォーム |
ARMv6とARMv7-A (iPhoneとiPod Touch) |
| カーネル種別 | ハイブリッド (Darwin) |
| ユーザ インタフェース |
Cocoa Touch (マルチタッチ, GUI) |
| ライセンス | Proprietary EULA (オープンソースコンポーネントをのぞく) |
| 開発状況 | 開発継続中 |
iPhone OS(OS X iPhone)とは、アップルのスマートフォンであるiPhoneや、デジタルメディアプレーヤのiPod touchに搭載されているオペレーティングシステム。
目次 |
[編集] 概要
Mac OS X v10.5開発プロジェクトから派生して開発された、iPhoneおよびiPod Touch の専用OSである。カーネル(XNU)の上に、Cocoa TouchやCore Animationといったアプリケーションフレームワークが載っているなど、Mac OS Xに似た構成になっている。マルチタッチパネル、加速度センサなどを生かした、従来の携帯電話にはない特徴的なユーザインターフェイスで注目を集めている。
当初はユーザによるアプリケーションの追加は認められていなかったが、2008年6月よりSDKが整備され、App Storeで自由にアプリケーションを追加できるようになっている。iPhone SDKの登場により、Cocoaフレームワークと開発言語としてのObjective-Cが改めて注目されることとなった。iPhoneはJava仮想マシン、Carbonを搭載しておらず、iPhone向けネイティブアプリケーションの開発にはObjective-Cの習得が必須となる[2]。カーネルはマルチタスク対応だが、バッテリやメモリ容量の制約から、1度に起動するアプリケーションは1つに限定されている[3]。
[編集] アプリケーションソフトウェア
iPhone/iPod touch用のサードパーティアプリケーションはApp Store経由で配布・販売されている。
当初はセキュリティ上の理由から、Webベースのアプリケーションのみが認められていた[4]。しかし、2008年6月からは開発者にネイティブアプリケーションソフトウェア開発キット(SDK)が提供され、iPhone 3Gの発売(同年7月)と同時にApp Store経由でのサードパーティアプリケーション配布が開始された。
[編集] SDK
iPhone OSの SDK は以下のコンポーネントを含む[5]。
- Cocoa Touch
- マルチタッチ機能の制御、加速度センサ、View hierarchy、言語サポート、カメラ
- メディアコンポーネント
- OpenAL、オーディオと録音、ビデオフォーマットおよびイメージフォーマットのサポート、Quartz、Core Animation、OpenGL ES
- Core Services
- ネットワークサポート、アドレスブック、SQLite データベース、スレッド、Core Location
- カーネル
- TCP/IP、ソケット、パワーマネージメント、ファイルシステム
[編集] 変更履歴
[編集] バージョン 2.1
- 通話発信時のエラーと通話中のエラーによる回線切断の発生頻度の減少
- ほとんどのユーザを対象としたバッテリー寿命の劇的な向上
- iTunesへのバックアップの所要時間の劇的な減少
- メールの信頼性の向上(特にPOPおよびExchangeアカウントのメールフェッチ時)
- 他社製アプリケーションのインストールの速度の向上
- 他社製アプリケーションが多数インストールされている場合にハングおよびクラッシュを生じる問題の修正x
- SMSのパフォーマンスの向上
- アドレスデータの読み込みおよび検索速度の向上
- 3G信号強度表示の正確性の向上
- SMSの着信音繰り返し機能(2回まで追加可能)
- パスコード入力に10回失敗後のデータ消去オプション
- Geniusプレイリストの作成機能
など。他のアップデートとして新たな日本語連文節変換に相当する機能が確認されている[6]。
[編集] バージョン 2.2
- 絵文字機能をサポート
- マップ機能を強化
- Google ストリートビュー
- 公共交通機関および徒歩による経路情報
- ドロップされたピンの住所を表示
- メールによる位置情報の共有
- メール機能を強化
- スケジュールによるメールのフェッチに関する原因が特定された問題を修正
- 横幅の長い HTML メールのフォーマットが向上
- Safari の安定性およびパフォーマンスが向上
- Podcast の iTunes アプリケーション(Wi-Fi および携帯電話ネットワーク経由)でのダウンロード
- 通話着信時のエラーおよび回線切断の発生頻度が減少
- Visual Voicemail メッセージの音質が向上
- いずれかのホーム画面表示時にホームボタンを押すと、最初のホーム画面に移動
- キーボード設定の自動修正機能のオン/オフ設定
- セキュリティアップデート[7]
など。
[編集] バージョン 2.2.1
- Safari の全般的な安定性が向上
- メールから保存された画像の一部がカメラロールで正しく表示されない問題を修正
[編集] バージョン 3.0
2009年6月18日日本時間午前2時配布開始。iPhoneからのアップデートは無料だが、iPod Touchからのアップデートは1200円の有料である。変更点は、
- MMS
- テキスト及び画像の コピー/カット&ペースト
- テザリング機能によりUSB接続・Bluetoothによるモデムとして利用可能
- A2DP対応。ステレオ音声のワイヤレスヘッドフォンで音楽が楽しめるようになる
- Bonjourによるゼロ・コンフィギュレーションネットワーク対応。無線LANへの自動ログイン
- Bluetoothによる他のiPhoneとのP2P接続
- カレンダーのCalDAV対応
- 本体を振ることでシャッフル再生に切り替わる「shake to shuffle」機能
- すべてのアプリケーションで、横画面(ランドスケープモード)での入力をサポート
- Spotlight搭載
- サードパーティのアプリケーションから音楽ライブラリへのアクセス、周辺機器のコントロールが可能に
- メモの同期
- アプリケーションからのプッシュ型通知機能(Push Notification Service)
- GoogleストリートビューにiPod touchも対応
- 絵文字が全てのアプリケーションで利用可能になり、iPod touchも対応
- ボイスメモ機能
などを含む、100以上の機能が搭載される。
[編集] バージョン 3.1
2009年9月9日配布開始。iPhoneからのアップデートは無料だが、iPod Touchからのアップデートは600円に値下げされた。変更点は、
- Geniusのお勧め機能でアプリケーションをサポート
- iTunes 9をサポート
- App StoreでiTunesギフトカード、コードを使用可能
- App StoreおよびiTunes Store で利用可能な iTunesアカウントクレジットを表示
- iTunes Storeからワイヤレスで着信音をブラウズおよびダウンロード
- メールおよびMMSのビデオをカメラロールに保存
- iPhone 3GSでビデオをトリミングする際に"新規クリップとして保存"オプションを追加
- iPhone 3GでBluetoothオン時のWi-Fiパフォーマンスを向上
- iPhoneをMobileMe経由でリモートでパスコードロック可能
- iPhone 3GSでBluetoothヘッドセットを使用した音声コントロールが可能
- キーパッドへの電話番号のペースト
- iPhone 3GSでアクセシビリティ機能をオンにする際にホームボタンを使うオプションを追加
- Safariで詐欺サイトにアクセス時に警告(フィッシング対策)
- Exchangeカレンダーの同期と招待の処理を向上
- 一部のアプリケーションアイコンが正しく表示されない原因となる問題を解決
- ARアプリケーション対応
- セキュリティアップデート[8]
など。
[編集] バージョン 3.1.2
2009年10月9日配布開始。iPhoneからのアップデートは無料だが、iPod Touchからのアップデートは有償対象バージョンからの場合600円である。変更点は、
- iPhoneが稀にスリープ状態から解除されなくなる問題を解決
- 携帯電話ネットワークサービスがときどき中断されて再起動が必要になる問題を解決
- ビデオストリーミング中にときどきクラッシュするバグを解決
など。
[編集] 脚注
- ^ "iPhone OS 3.1 Software Update". Apple Inc.. 2009-09-11 閲覧。
- ^ ただし、Mac OS XのCocoaと同様、Objective-CにCやC++を混在させたり、CやC++で記述されたライブラリを呼び出して利用することが可能。
- ^ "Some background on background processes" (2008-01-11). 2009-05-10 閲覧。
- ^ 中田 敦 (2007-01-10). "「Apple TV」「iPhone」担当バイス・プレジデントとの一問一答--Macworldより". ITpro. 2007年12月4日 閲覧。
- ^ Arnold, Kim (2008-03-06). "Apple Releases iPhone SDK, Demos Spore, Instant Messaging". MacRumors.com. 2008-03-10 閲覧。
- ^ 白根雅彦 (2008-09-12). "アップル、iPhoneの最新ファームウェア「2.1」を公開". ケータイWatch. 2008年9月16日 閲覧。
- ^ About the security content of iPhone OS 2.2 and iPhone OS for iPod touch 2.2
- ^ iPhone OS 3.1 および iPhone OS 3.1.1 for iPod touch のセキュリティコンテンツについて
[編集] 関連項目
- NEXTSTEP - iPhone OSとMac OS Xの祖先にあたるオペレーティングシステム。
- Microsoft Windows CE
- Palm webOS
- iPhone OS (英語)
最終更新 2009年11月9日 (月) 10:06 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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