ISMバンド

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ISMバンド(アイエスエムバンド)とは、ITUにより、もっぱら通信以外の目的(高周波エネルギー源等)で電波を利用する用途のために設定されている周波数帯である。

目次

[編集] 由来

ISM帯 (ISM:Industry-Science-Medical) 。そのまま産業科学医療用バンドと言う事もある。主に、産業科学医療等の用途に使用されている。実際はより広い分野で使われているようである。これらをISM機器と呼ぶ。

ISMバンドの電磁波は既存の通信に与える影響が小さいため、EMI等に対して比較的緩やかな規制で運用が行われてきた。そのため特に米国では、ISM機器と周波数を共用することを前提に、通信機器を含む新規の電波利用機器(特にスペクトラム拡散機器)に対してISMバンドの利用を認める例が多い (FCC Part.15)。

ISMバンドは国際的に共通して、重要な通信に対して割り当てられていることが少ないため、ISMバンドを使う通信機器は国際展開において有利であった。コードレス電話Bluetooth無線PAN)、無線LAN等がISMバンドで実用化され、日本でも技術基準適合証明を受けた製品は小電力無線として無線局免許状なしに使用することができるようになった。

ISMバンドで運用する無線局は、ISM機器の運用によって生ずる有害な混信を容認しなければならない[1]

[編集] 周波数

ITUでは以下の周波数が計画されている。

  • 13.56MHz(13553–13567 kHz)
  • 27.12MHz(26957–27283 kHz)
  • 40.68MHz(40.66–40.70 MHz)
  • 915MHz(902–928 MHz)
  • 2.4GHz(2400–2500 MHz)
  • 5.8GHz(5725–5875 MHz)
  • 24GHz(24–24.25 GHz)

うち日本では以下の周波数がISM用として、設定されている。

  • 2.4GHz(2.4–2.5GHz)
  • 5.8GHz(5.725–5.875GHz)

[編集] 主な用途

[編集] ISMバンドの現状と今後

無線関係者の中には、専用周波数帯の割当を受けられなかった様々な無線アプリケーションが、2.4GHz帯で電子レンジなどの強い電磁波を発するISM機器や他の多くの通信方式と共存を迫られている様子を「電波のゴミ溜め」などと揶揄する人もいる。

事実、電波の利用が放送や遠距離通信から、近距離での高速度通信へと大きくシフトする中、無線LAN等のISMバンドを使用する通信機器は電波利用全体において重要な位置を占めるに至ったにもかかわらず、比較的狭い周波数に割り当てられており、拡張の余地が少ないという問題がある。

免許制度による周波数資源の実質的な既得権化が深刻な中、将来に向けての周波数再編において、市民生活に現実的な利便をもたらしているISMバンドのような通信機器に、幅広い周波数を割り当てる必要があるという意見も聞かれる。

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

  1. ^ telec.or.jp

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月2日 (金) 19:19 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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