Internet Explorer
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| Windows Internet Explorer | |
|---|---|
| 開発元 | マイクロソフト |
| 最新版 | 8.0 (2009年3月20日) |
| 対応OS | Windows |
| 種別 | ウェブブラウザ FTPクライアント フィードリーダー |
| ライセンス | プロプライエタリ |
| 公式サイト | www.microsoft.com/japan/ie |
Windows Internet Explorer (ウィンドウズ インターネット エクスプローラー)は、マイクロソフトが開発するウェブブラウザである。以前の名称は Microsoft Internet Explorer であった。一般的に、MSIE や IE という名称で指される。
Windows 95 以降の Windows ファミリーには基本的に標準で含まれている。Windows Mobile(Windows CE の一部構成を含む)には Internet Explorer Mobile が含まれている。以前は Macintosh 用の Internet Explorer for Mac (IE:mac) や、HP-UX と Solaris 用の Internet Explorer for UNIX も存在したが、これらは現在サポートされていない。
目次 |
[編集] 経緯
IE は1994年に Spyglass からライセンスを受けた NCSA Mosaic をもとに開発された。
[編集] Internet Explorer
Internet Explorer 1 は1995年8月に公開された Plus! for Windows95 に含まれた。このバージョンは表組みに対応していないほど機能が低く、使用するユーザーはほとんどいなかった。1996年に公開された IE1.5 は、Windows NT 4.0 と、簡単なテーブル要素に対応した。
[編集] Internet Explorer 2
Internet Explorer 2 は1995年11月に公開され、日本語版を含む幾つかの多言語版が提供された。SSL 2.0 や Cookie、読み込み限定ではあるがネットニュースのクライアント機能も持っていた(ただし、日本語等への考慮は皆無)。
[編集] Internet Explorer 3
Internet Explorer 3 は1996年8月に公開された。約100人の開発者を3か月の間につぎ込み、Spyglass の技術を使用しているが Spyglass からのソース コードは使用せずに開発された。Internet Mail and News や NetMeeting を含み、メジャーなブラウザとして部分的ではあるが CSS 1 に最初に対応したブラウザで、ActiveX コントロール や Javaアプレット などに対応した。IE3 は以前の IE と別にインストールできたため、アップグレードしたユーザーは互換性を持つことができた。このバージョンから青いロゴマーク「e」を使用し始めた。また、IE3 には Windows 3.1 / Windows NT 3.x 系向けに公開された16ビット版も存在する。ライバルのネットスケープコミュニケーションズの Netscape Navigator の水準に追いついたと言われるが、ただ、機能追加の目玉であった CSS の対応が不十分で不具合が多く、JavaScript も Netscape との互換性が皆無であったから Netscape から乗り換えるユーザーは少なく、シェアの増加につなげることはできなかった。
[編集] Internet Explorer 4
Internet Explorer 4 は1997年9月に公開された。Windows と統合がはかられ、Windows 95 や Windows NT 4.0 は Windows Desktop Update を行った場合、Windows Explorer のインターフェイスが更新された(同時に Active Desktop などが使用可能になった)。しかし、この統合は多くの批判を受け幾つかの裁判をすることになった(後にアメリカ合衆国の司法省とマイクロソフトとの裁判が最初)。グループポリシーでの構成がサポートされた。Internet Mail and News は Outlook Express に置き換えられた。レンダリング エンジンは新しく「Trident」に切り替わった。また新しい試みとして Active Channel と呼ばれるプッシュメディアが採用されたが、当初の期待に反して普及しなかった。当時は常時接続が一般的ではなかったのが原因だといわれている。16ビット版は Windows 3.1 / Windows NT 3.x 系用。当時としては高い先進性を持っていたブラウザであり、初めて HTML 4.01 に対応し、CSS 1 や ECMA-262 1st にも完全対応した。また、現在では一般的になった「白地に黒文字」のデフォルト スタイルを初めて採用した。
[編集] Internet Explorer 5
Internet Explorer 5 は1999年3月に公開された。ルビ、MHTML などに対応した。同年公開された、IE5.01 はバグの修正や暗号強度の強化、ウィンドウ再利用などの機能を備えたマイナー アップデート版であり、Windows 2000 に含まれた。CSS 2 や DOM Level 1、XML に部分対応した。IE5 系統は標準準拠を比較的重視した手堅い設計で IE4 と同様当時のブラウザとしては完成度が高く、OSバンドルの効果も相まって圧倒的な地位を築くにいたった。IE5.01 には Windows 3.1/Windows NT 3.x 系用の16ビット版も存在するが、日本語版は Windows NT 3.x 系専用。IE5.01 SP3 以降の IE のサービス パックは Windows のサービス パックの一部としてのみ提供され、単独では公開されていない様になった(Windows 2000 SP3 が IE5.01 SP3 を、Windows 2000 SP4 が IE5.01 SP4 を含む)。IE5.x は Mac OS と UNIX 用の最後の提供となった。
[編集] Internet Explorer 5.5
Internet Explorer 5.5 は2000年7月に公開された。印刷プレビュー機能を搭載し、CSS 2 の対応強化や XSLT の対応、縦書き表示などの機能追加を行ったアップグレードとして公開した。このバージョンは動作安定性には比較的優れていたものの、CSS や XSLT の対応は非常にずさんであったため、標準にしたがったサイトの作成を行った場合に表示の不具合が多発し、Web 製作現場を混乱に陥れた[1]。この頃から新興のブラウザが台頭し、これらのブラウザベンダーは標準準拠の重要性を訴えたことから標準準拠度が低く不具合の多い IE5.5 は批難のやり玉に挙げられることになった。また、セキュリティホールの多さと対応の遅さもこの時期に表面化し、その意味でも批難が集中した。
[編集] Internet Explorer 6
Internet Explorer 6 は2001年8月27日に公開された。DHTML の拡張、CSS 2 の対応強化、DOM Level 2 と SMIL 2.0 への部分的な対応、内容制限されたインラインフレームのサポートがなされた。他にメディアバー、Windows Messenger の統合、エラー報告、自動画像サイズ変更、P3P と Windows XP ビジュアルスタイルでの表示が新機能として含まれる。反面、XHTML・IDN に未対応、PNG も完全対応はしておらず、CSS 2 対応も強化はしたものの不十分である等、公開時点ですでに時代遅れになっている仕様も目立った。IE6 SP2 では、セキュリティ向上を目的とした幾つかの仕様の変更と廃止、ポップアップ ブロック等の幾つかの機能が追加された。このアップデートから IE6 SV1 と扱いが変更された。2003年に SP1 をもってスタンドアロン版は開発停止した[2]。
[編集] Internet Explorer 7
Internet Explorer 7 は2006年11月に公開された。名称が変更され、タブ ブラウジング、検索エンジン用の検索ボックス、フィードリーダーやIDN など、他のブラウザで既に実装されている機能が追加された。セキュリティ面ではフィッシング詐欺対策、特定のスクリプトをやや厳しいレベルで自動ブロックする機能等が追加された。セキュリティ上問題のある SSL 2.0 をデフォルトで無効にしたほか、EV SSL に Web ブラウザとして初めて対応し、証明書のチェックを厳しくした。XHTML や CSS 2 もほぼ完全に対応している。標準準拠を優先させたために以前のIEの独自仕様で作成されたページで表示が崩れる問題を生じ、IE 以外のブラウザの間でレイアウトにずれが発生することもあった。Outlook Express のバンドルは無くなり、IE に関するコンポーネントのみ提供されるようになった。当初、IE7 のインストールには WGA によるアクティベーションが必要であったが、2007年10月4日の更新以降はアクティベーションは不要となった。IE7 は元々Windows Vista/Windows Server 2008 のバンドル ソフトとして設計されたが、開発方針の変更によりスタンドアロン版として Windows XP/Windows Server 2003 用も提供された。
[編集] Internet Explorer 8
Internet Explorer 8 は2009年3月に公開された。IE8 の第1の目標は既存のページの表示を崩すことなく標準規格に沿った優れた実装でサポートすること、また第2の目標として、IE7 で起きた問題を避けることが挙がった。IE6 以前のページの表示をサポートするため互換表示モードと Web スライス機能が追加された。IE7 で若干不具合があった CSS 2 の表示を修正したうえ CSS 3 のうち仕様がほぼ固まっているモジュールに積極的に対応し、Acid2 に合格した。使い勝手が全般的に改善されるほか、ブログなど新種の Web サービスのサポートが強化された。セキュリティ強化も最優先事項の1つであり、InPrivate モード(プライバシー保護目的)や SmartScreen(IE7 のフィッシング詐欺対策に不正なプログラムのダウンロードを検知する機能が追加されたもの)、ドメイン ハイライト機能などが追加され、セキュリティホールの報告数は2009年に公開されたブラウザの中で群を抜いて少ない上、報告された脆弱性のほとんどすべてを1か月以内にふさぐ対応の速さを誇っている。開発者向けにクライアントサイドの新しいスクリプティング API が追加され、レンダリング エンジンや JavaScript エンジンも高速化された。Windows と完全に分離したスタンドアロンのソフトウェアとなり、アンインストールが可能になった。
[編集] 市場占有率
IEはWindowsに無償でバンドルされるようになり、次第にウェブコンテンツを作成する側からは事実上の標準とみなされるようになった。また、Netscape Navigatorと比較するとレンダリングエンジンの表示時間が速く、OSとの関係も深いためブラウザの起動時間が速かった。また、Netscape 4は標準準拠に遅れていたうえにレンダリングエンジンに不具合が多く、IE独自機能を使っていないページでもまともに表示できないページが多かった。それらの理由により最盛時には95%以上の市場シェアを占める事となった。
その後、IEのレンダリングエンジンを利用したIEコンポーネントブラウザも多数登場し、独自の機能やカスタマイズ性で人気を博した。これにより、IEのシェアが底上げされることになった。
しかし、IE以外のブラウザが登場し、第二次ブラウザ戦争が発生した。Net Applications による調査では2008年11月現在で69.77%となり[3]、特に欧米では6割を切り[4][5]、IEの独占状態は弱まったといえる。
また、IE:mac は、Mac OS 8.1からMac OS X v10.2まではデフォルトのウェブブラウザであった為、Macでのシェアも高かった。現在では開発元のSafariの登場と、IE:mac の開発とサポート・配布が終了することで、マイクロソフトも代替としてSafari等(他にFirefoxやOperaなど)の使用を推奨し[6]、Macでのシェアは低下した。
2009年現在、日本国内においてIE7は約40%のシェアを占め、一位を保ったものの、同じIEシリーズであるIE6が約25%で二位につけているという異例な状況になっている[7]。
なお、韓国のみは現在でもIEのシェアが非常に高く、IEの全バージョンを合わせると98%を占めるという統計もある。これは、韓国では現在でもActive Xコントロールが多用され、他のブラウザではブラウズがまったくできない状況が続いているためとされる。
[編集] セキュリティ
ブラウザの脆弱性を利用した攻撃に対して、シェアが最大であるため標的にされやすい。以前はOSと密接に結びついた構造であったため、攻撃を受けた場合にユーザー権限によってはシステムへ損害を及ぼすこともあった。また、パッチ未発表の脆弱性も多く、最大のセキュリティリスクといわれたこともある。
しかし、最近は問題修正モジュールが早期に配布され、未修正の脆弱性は少なくなっている。また、IE7以降はOSとの分離等セキュリティ強化を目的とする仕様変更が積極的に行われたため攻撃しづらくなった。これらの要因から攻撃先が変化し、以前ほどは攻撃されなくなった。
最近ではむしろサードパーティ製アドオン経由の攻撃が増えており、この攻撃は対応するすべてのブラウザに影響があることから、IEだから危険という状況はきわめて少なくなったといわれる。ただし、IE本体への攻撃が全くなくなったわけではなく、どのような環境であってもセキュリティ強化は必要であるため、迅速に修正パッチなどを導入し、保護された環境にしておくことは重要なことである。
[編集] バージョン別の対応状況
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- 1 IE4 は Windows 95 OSR 2.5 に含まれ、IE3 は OSR 2 に含まれ、IE2 は OSR 1 に含まれた。
[編集] Internet Explorer Mobile
Internet Explorer Mobile (IE Mobile) は、Windows Mobile向けウェブブラウザである。かつてWindows Mobile 5.0以前は「Pocket Internet Explorer (PIE)」と呼ばれていた。
[編集] 脚注・出典
- ^ "「使用フォントを sans-serif に指定した HTML ファイルを Internet Explorer で表示すると文字化け」". マイクロソフト. 2009-11-10 閲覧。 が代表例。ほかにも多数存在した。
- ^ "マイクロソフト、IEスタンドアローン版廃止へ". CNET Japan (2003-06-02). 2009-11-10 閲覧。
- ^ Market share for browsers, operating systems and search engines
- ^ W3Counter - Global Web Stats
- ^ XiTi Monitor
- ^ "Mactopia Japan: Internet Explorer 5 for Mac:Internet Explorer ユーザーの皆様へ". マイクロソフト. 2006-08-09 閲覧。
- ^ "国内ブラウザシェアはIEが合計7割以上、Google Chromeは1%". INTERNET Watch. 2009-10-23 閲覧。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年11月27日 (金) 11:15 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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