Itanium
Itaniumの最新ニュースをまとめて検索!
Itanium 733MHz
|
|
| 生産時期 | 2001年から2002年まで |
|---|---|
| 生産者 | インテル |
| CPU周波数 | 733 MHz から 800 MHz |
| FSB周波数 | 266 MHz |
| プロセスルール | 0.18μm |
| 命令セット | IA-64 |
| マイクロアーキテクチャ | Itaniumマイクロアーキテクチャ |
| コア数 | 1 |
| ソケット | PAC418 |
| コードネーム | Merced |
Itanium(アイテニアム)は、2001年に正式発表されたインテルの提供する64ビットCPU。ヒューレット・パッカード (HP) と共同で開発された高性能サーバアーキテクチャであるIA-64を初めて採用し、HPのPA-RISCプロセッサの置き換えやインテルのXeonプロセッサの上のスケールで使われる事を目的とした。
開発の遅れから最初のItaniumは2001年に出荷される結果となり、翌年の2002年に外部に搭載していた3次キャッシュを内蔵させるなど性能の向上を図ったItanium 2を発表したことでItaniumの開発は終了した。
2008年2月25日インテルはItanium 2のパッケージ表記を変更した。これにより、INTEL ITANIUM2の表記はINTEL ITANIUMに統一され、Itaniumと呼ばれるプロセッサはItanium 2の事を指す事になった。[1]
目次 |
[編集] 開発方針
そもそも80x86マイクロアーキテクチャは人間がアセンブリ言語を用いてプログラムを作成する時代に開発されたものであり、ループ処理命令など複雑だが便利な命令をプログラマの要求に応えて装備している。また、アセンブリ言語でのプログラム開発は時間と費用を要し、作成したプログラムを後継プロセッサでもそのまま使用し続けたいとする要求があった。そのため、命令コードレベルで上位互換性を保つ新製品を開発する事は自然なことであった。やがて、プロセッサの性能が向上し、利用できるメモリ量も増大すると、ソースコードをコンパイルして実行ファイルを得る高級言語によるプログラム作成手法が主流となり、また、スクリプト言語で処理を行うようになった。これは80x86アーキテクチャのマイクロプロセッサであっても変わらず、その状況下では命令コードレベルでの互換性を保つ重要性は低下した。その一方で従来の複雑な命令を持つ命令セットは、効率的な命令実行を行うプロセッサ・アーキテクチャを実装する上では不利となった。 そのため、過去からの資産を受け継がない代わりに過去のしがらみも排除し、命令レベルの並列性を活かして高い性能を発揮することがItaniumの開発の目的の一つであった。
ItaniumシリーズはIA-32とは全く異なり、高級言語によるソースプログラムをコンパイラで自動的に並列化してバイナリコードを得る事を想定したアーキテクチャである。また、特許などで保護されたアーキテクチャであるため、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD) をはじめとしたクローンプロセッサのメーカーからクローン製品の発売の可能性が極めて低く、商業的に安定したものとなることも考慮されていたと考えられる。 結果としては、互換プロセッサが発売されることは全くなく、互換プロセッサを排除し市場を独占したいという思惑は成功したが、商業的には全く魅力のない失敗作となった。
[編集] Merced
最初のバージョンは2001年に出荷された。コードネームはMerced。 180nmプロセスで製造され動作周波数は733~800MHz。 外部3次キャッシュとして2Mバイトか4Mバイトを選択できる。 価格は1200~4000USドル。 しかし、性能は満足のいくものではなかった。 IA-64モードでは同クロック周波数の80x86と比較して若干性能がよい程度で、エミュレーションでIA-32のコードを実行すると非常に低い性能しか出なかった(同クロック周波数の80x86の8分の1)。
[編集] 批評
Itaniumの主な設計上の問題は3次キャッシュの遅延時間(レイテンシ)が大きすぎる点にある。インテルの設計者は明らかに、バンド幅が大きければレイテンシの問題は相殺されると期待していた。しかし、レイテンシが大きすぎキャッシュが遅くなったため、主記憶のインターフェースと大差のないものになってしまった。1次および2次キャッシュはかなり小さく(32Kバイトと96Kバイト)、システムバスの負荷を増大させた。キャッシュバンド幅が小さいことに加えて、IA-64コードは80x86に比較して大きくなる傾向があった。したがって、キャッシュに置いておける命令数はキャッシュサイズから想像される以上に小さい。
- Itaniumはマルチプロセッサを前提に設計されたため、バスも低速だった。
- Athlonが当時使っていた速度が200MHzで、Pentium IIIはそれよりさらに低速だった。
- Itaniumのクロック周波数自体も、Athlonが1GHzのクロック周波数を実現していた当時としては低かった。
結論として、1998年~1999年の出荷を想定して決められたと考えられている技術スペックに対し、プロジェクトは遅れに遅れ、出荷する前に時代遅れになってしまった。
マイクロソフトはワークステーションでのItaniumサポートをすでにやめており、最近サーバに関してもサポートを縮小した。ItaniumのサポーターはLinuxやUNIXを動作させることによってアーキテクチャの存続を図っている。ただし、シングルスレッドの実行に関してはItaniumが80x86よりも高速であるとサポーター達は主張している。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
|
||||||||||||||||||||||
最終更新 2009年9月16日 (水) 00:08 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【Itanium】変更履歴



