JR貨物M250系電車

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JR貨物M250系電車
JR貨物M250系電車(2003年6月)
JR貨物M250系電車(2003年6月)
編成 16両編成 (4M12T)
営業最高速度 130km/h
全長 20,300(20,500)mm
全幅 2,800(2,660)mm
全高 3,792(1,000)mm
編成質量 406.0t
軌間 1,067mm
電気方式 直流1,500V
主電動機 かご形三相誘導電動機
編成出力 220kW×16=3,520kW
制御装置 VVVFインバータ制御IGBT
駆動装置 WN平行カルダン駆動方式
台車 ボルスタレス台車(ヨーダンパ付き)
ブレーキ方式 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
保安装置 ATS-SFATS-PF
列車防護無線装置
列車無線装置
TE装置EB装置
備考
第48回(2005年
ブルーリボン賞受賞車両

M250系電車(M250けいでんしゃ)は2003年平成15年)、宅配便などの小口積み合せ貨物輸送と環境負荷低減を目的に製作された、日本貨物鉄道(JR貨物)による、世界初の動力分散式を用いたコンテナ貨物電車[1]日本車輌製造川崎重工業東芝で製造された。

目次

[編集] 概要

2004年(平成16年)3月13日のダイヤ改正より、東京貨物ターミナル - 大阪・安治川口間でSGホールディングス系列である佐川急便が1列車を貸切輸送する「臨時高速貨物列車」として営業運転を開始した。コンテナの所有者も佐川急便である。その後の増備に伴い、現在では定期列車となっているが、発駅基準で日曜日祝日は運休する。

本系列には「スーパーレールカーゴ」(Super Rail Cargo)という愛称がつけられている。エコプロダクツ大賞エコサービス部門国土交通大臣賞(2004年度)、および非旅客用車両としては1969年EF66形電気機関車以来となる鉄道友の会ブルーリボン賞2005年度)を受賞した。

[編集] 編成

編成は動力車であるMc250形-M251形の2両ユニットと、付随車であるT261形-T260形の2両ユニットに大別され、編成は通常大阪方面から(Mc250-M251)-(T261-T260)×6-(M251-Mc250)の4M12T16両編成で構成されている。Mc250-M251が6ユニット12両、T260-T261が18ユニット36両の3編成計48両が大井機関区に所属している。

なお、両端に電動車を組み込む方式は、東日本旅客鉄道(JR東日本)215系などに類似している。また形式に「クモハ」、「モハ」など国鉄時代からの称号ではなく、英字の略号M・Tを用いたものとなっている。

[編集] 特徴

速度向上のため、旅客電車と同様の各種車両規程をクリアすることが本車両の設計の重点である。軸重に関わる規制をクリアするため、従来の動力集中型である機関車方式から動力分散型の電車方式とし動力車の機器質量を分散、積載貨物を専用の31ft軽量コンテナU54A形30000番台に限定し重量を抑制した。その他に低重心の車体構成・高出力主電動機・WN平行カルダン駆動方式・ヨーダンパ付き空気バネ台車やアンチロックブレーキシステムを採用。半永久連結器で2両1ユニットを組み、先頭車を除き密着連結器を搭載している(先頭車は非常時の機関車救援用に自動連結器を装備)。最高速度130km/hと曲線半径(R)=600m以上で本則+15km/hの通過性は、西日本旅客鉄道(JR西日本)223系等の旅客電車とほぼ互角の走行性能である。

所要時間は東京貨物ターミナル - 安治川口駅間6時間11 - 12分である。2006年現在、この列車は東海道本線のうち東京 - 大阪を走破した全ての列車の中で、歴代最速の表定速度約91km/hを誇っている(東海道新幹線開業以前に在来線東京駅大阪駅間を結んだ特急こだま」の表定速度が約85km/h程度)。しかもこれは、それぞれの旅客会社が保有する線路規格に起因した速度制限という枷を受けながら到達した記録である。M250系が130km/hで運転できるのはJR西日本の一部の区間内だけで、東海旅客鉄道(JR東海)管内では豊橋以西で、JR東日本管内では大船 - 小田原で120km/h運転が可能であるが、その他区間に於いては110km/hに最高速度が制限されている。

その他、定期列車で運用の際は佐川急便のヘッドマークを先頭車に掲出する。現在のところ、佐川急便による貸切運行のみであることから、コンテナの塗装はすべて佐川急便の「ギャラクシーカラー」である。

また、JR西日本管内の車両規程の制約によりコンテナはすべて積載状態で運行される。そのためコンテナが満載にならなかった場合は、死重を積載した事業用コンテナを搭載する。またコンテナの積載方向が、カラーリングに合わせて一方向になるように定められている。

M250系にトラブルが発生して運行できなくなった場合、佐川急便の各拠点から代行輸送トラックを出動できる体制も整えられている。

[編集] ギャラリー

[編集] その他

[編集] 脚注

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  1. ^ 動力分散式の貨物車両としては、ドイツ鉄道が、環境負荷低減・インターモーダル輸送を目的に、1997年にコンテナ貨物気動車(BR690:"CargoSprinter")を試作し、試験的に運用していたことはあり、また、国鉄も貨物電車を試作したことがあるが、どちらも実用には至らなかった。[1]

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年8月27日 (木) 15:20 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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